私のイチオシ旅行グッズ
ランバームービングシステムで肩への負荷を軽減した「ace.GENE EVL-3.5LP(62018)」
2020年5月15日 07:00
- ace.GENE EVL-3.5LP(62018、15.6inchPC対応):2万9000円(税別)
世の中にあふれる旅行グッズだが、価格やデザインだけで選んでしまってはもったいない。メーカーの担当者に企画コンセプトを聞いてみると、新たな魅力が発見できるかもしれない。
エースは、ランバームービングシステムで肩への負荷を軽減したビジネスリュック「ace.GENE EVL-3.5LP(62018)」を発売した。同社 MD本部 デザインセンターR&D課の若生然太氏に開発の狙いを伺った。
――開発の経緯を教えてください。
若生氏:肩の負荷を軽減するリュック開発に取り組む中で、リュックを左右に大きく揺らしながら歩く歩行者に目が留まり、原因を掘り下げていったことがきっかけです。
腰への負荷の分散は、肩の負荷を軽減する上でやはり無視することのできない効果的な解決策だと思います。
中でもウエストベルトは腰への負荷分散の最も代表的な方法ですが、拘束される不快感が強くビジネスシーンにはマッチしないと考えたため、体に余計な拘束を加えずに腰で荷重を支えられる新たな方法を模索しました。
――どんな機能があるのでしょうか。
若生氏:リュックユーザーの悩み「肩の負荷」「服の摩耗」「背中の蒸れ」を一挙解決する新構造「ランバームービングシステム」を搭載したビジネスリュックです。ランバームービングシステムの使用によって、以下のような検証結果が得られました。
※1.リュック重量:6kgの検証結果。数値には個人差があります。
※2.サーマルマネキンを用いた熱量計測結果。
――こだわりのポイントは?
若生氏:肩こりや腰痛の要因となる肩の負荷軽減のための構造として、荷重を腰に分散するランバーパッド(腰パッド)があります。歩行時の骨盤は周期的な回旋・傾斜運動を行っており、動きに合わせて胸郭と骨盤の相対位置が変化するため、これまでの固定式のランバーパッドでは荷重を常に適切な位置で支えることが非常に困難でした。そこで骨盤の動きに合わせてランバーパッドが3軸方向に可動して荷重を動的に支える新構造にこだわりました。
――どんな人に使ってもらいたいですか?
若生氏:日常的に重いリュックを持ち歩く方や、テレワークでパソコンの持ち運びが増えた方には試していただきたいです。説明だけでは十分にお伝えできない部分も多いので、ぜひ一度背負って効果を実感いただければと思います。今までにない背負い心地や感触をお届けします。
――ありがとうございました。