週末駅弁
「米沢牛 牛肉三昧弁当」
特大つくねが美味しい駅弁
(2016/1/8 17:39)
弁当名 | 「米沢牛 牛肉三昧弁当」 |
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価格 | 1200円 |
販売駅 | JR東日本 米沢駅 |
購入場所 | JR東日本 東京駅構内 駅弁屋「祭」 |
購入日 | 2016年1月8日 |
本連載をご覧頂いて、読者の皆様から「食べてみたい」と言って頂けるのは記者としてはこのうえない喜びです。それは書いている記者も例外ではなく、ほかの方の記事を編集しながら「食べてみたい」「行ってみたい」と思うものです。1月8日に掲載いたしました鈴木崇芳氏の「関東発、『北海道&東日本パス』で行く北海道と東北を巡る鉄道旅行(後編)」を編集していたところ、ふと米沢牛を使った駅弁が食べたくなりました。そこで選んだのが「米沢牛 牛肉三昧弁当」です。なお、鈴木氏の記事で触れている新杵屋の駅弁「牛肉どまんなか(1150円)」はカレー味を本連載でもご紹介いたしました。
米沢牛 牛肉三昧弁当は、ご飯のうえに牛肉と鶏肉で作られた「つくね」と、牛肉とタマネギ、コンニャクの牛肉煮、牛肉そぼろと3種類の米沢牛の料理が味わえる駅弁です。錦糸タマゴと紅ショウガが彩りを添えています。なんといってもポイントは駅弁の中央部にある巨大なつくねです。記者は薄くて長いものを想像していましたが、厚みと重みのあるものでした。
実際に食べてみると、牛肉の味はさすが米沢牛といったところ。味付け自体は全体的に和食的な淡い仕上がりになっていますが、肉を噛みしめたときの濃いうま味が舌に広がる感覚がなんとも心地よく箸が進みます。つくねは、パサパサとしがちですが、牛肉と鶏肉の合い挽きのため、肉汁もほんのりと舌に感じて、鶏肉だけで作られたつくねにはない美味さがあります。しかもこのサイズなので、食べ応えがあります。牛肉煮は、牛肉はもちろんタマネギやコンニャクにもしっかり味がついていて、素材の味を感じつつ味わいを楽しめます。牛肉そぼろはこれだけでご飯が何杯も進みそうな味付けです。和食的なライトな味でかつしっかりと肉の味が味わえる駅弁です。ただ、あまりの美味さからか少し量少ないと感じました。何か1品つけあわせがあってもよいかも知れません。女性や子供ならちょうどよい量といえます。