週末駅弁
勝田駅「常陸牛と山の恵み弁当」
2026年9月25日 12:00
茨城県の誇るブランド牛「常陸牛(ひたちぎゅう)」の焼肉を茨城県産米のご飯の上に乗せた駅弁が「常陸牛と山の恵み弁当」です。主役の牛肉は県内の指定された生産者のみに飼育が許される黒毛和種のなかから厳選された最高級品だそうです。牛肉らしい旨み、特に脂身の美味しさを活かしながら甘めのタレで仕上げた焼肉は、ご飯が進む濃いめの味付けになっています。
焼肉の上に乗っている華やかな赤い糸状のものはサフランと思いきや、糸切り唐辛子。それゆえピリッと刺激があるのかと思いましたが筆者の舌ではさほど味への影響を感じられませんでした。見た目と食感がよく、アクセントになっています。
付け合わせはごぼうの醤油煮、栗甘露煮、わらび漬けの3品。ごぼうの醤油には太くて食べ応え十分。その歯応えはこれまで筆者が食べた駅弁のなかでもトップクラスだと思います。わらび漬けは濃いめの味付けで白米とよく合っています。
一方で栗の甘露煮はとても甘く、おかずというよりデザートというポジション。それぞれに味や食感の個性があって、その存在感は決して小さくありません。肉をメインに野菜の付け合わせという比較的オーソドックスな構成ながら、一品一品がきちっと主張しているので食べ応えがあるのが印象的でした。
ちなみにパッケージの裏には「農と食の王国・茨城県」と題した県内で生産される農産物の紹介イラストが用意され、広大で平坦な土地と温暖な気候がもたらす茨城県ならではの食の豊かさをアピールしています。ところが国内でトップ3に入る生産量のごぼうもトップ10入りしているわらびも記載がなくちょっぴり寂しく感じます。食後にこれを読んで「茨城を満喫したぜ!」って気分にもっと浸るためにもぜひ更新してほしいものです。
箸袋には「いばらき弁」とひらがなで書いてあります。少し前まで筆者自身もまわりの人も「いばらぎ」と呼んでいたような気がしますが、最近テレビなどで、正しい読みは「いばら“ぎ”」ではなく「いばら“き”」です!という主張をよく耳にするように、県が誕生して以来正式にはずっと「いばらき」です。その茨城県の大半の旧国名が今回の駅弁の名前にも使われている「常陸国(ひたちのくに)」です。
余談はさておき、「常陸牛と山の恵み弁当」はハデさはありませんが歴史ある名前を冠したブランド牛を主役に、正攻法で茨城の味をたっぷりと楽しめる美味しい駅弁でした。
「常陸牛と山の恵み弁当」
価格: 1500円
販売駅: 勝田駅
購入場所: 勝田駅 ニューデイズ勝田店
購入日: 2026年9月13日


























