週末駅弁
豊橋駅「うなぎまぶし」
2023年2月3日 12:00
鰻の生産量が全国トップクラスの愛知県(10年間以上全国2位)。そんな愛知県の鰻養殖は明治時代に豊橋で始まったとか。市内にも鰻料理店が数多くある豊橋市の交通の要所、豊橋駅で販売されているのが今回紹介する「うなぎまぶし」です。錦糸玉子の上には主役の鰻、そしてわさび菜、しば漬けがのっています。鰻はタレがしっかり染みた味の濃いタイプです。
ご飯はバター風味の味付けという鰻料理としては個性的なもの……と思いましたがあとから調べてみると鰻とバターを使った料理はほかにもあるようで相性のよい組み合わせのようです。ご飯にはタレもうっすらかかっていますが、バター優勢のまろやかな味付けは洋食とまでは言わないもののどこか「和」の感じが薄く、食後にはお茶はもちろんコーヒーを組み合わせても違和感はなさそうです。ちなみにバター以外の味付けには「鰻能」という鰻のナンプラー(魚醤)を使っているとのことです。
添えてあるしば漬けは標準的な感じ。わさび菜は全体的に優しい感じのお弁当のなかで唯一ピリッとしていて、味のアクセントとなっています。
ご飯の量はそれほど多くないので、人によってはちょっと足りないかもしれませんが、「うなぎめし」は愛知県産鰻と鰻ナンプラー+バター風味のご飯という、ちょっぴり贅沢で、誰にでもなじみやすいまろやかな味のお弁当でした。
「うなぎまぶし」
価格: 1480円
販売駅: 豊橋駅
購入場所: 壺屋(名鉄/JR在来線改札内)
購入日: 2023年1月19日