旅レポ

北海道の最高峰、夏なのに雪が見られる旭岳にロープウェイで手軽にアクセス

北海道の最高峰、旭岳。標高は2291m

 北海道の最高峰として知られるのが標高2291mの旭岳だ。大雪山連峰に属し、深田久弥氏の「日本百名山」には大雪山として、山と渓谷社の「北海道百名山」には旭岳として紹介されている。

 この旭岳へのアクセスは、北海道最高峰でありながら(最高峰だからこそか?)容易になっており、丘の風景で知られる美瑛町から天人峡方面へ向かい、途中の分かれ道を旭岳方面に向かえば旭岳ロープウェイの旭岳山麓駅が見えてくる。その旭岳ロープウェイに乗って姿見駅に降り立てば、勇壮たる旭岳を見ることができる。

 姿見駅からは「姿見の池自然探勝路」が作られており、標高1600m付近を手軽に散歩でき、高山植物や根雪、そしてなによりも雄大な北海道の風景が、特別な場所であることを教えてくれる。そんな旭岳の風景を写真で紹介していく。

旭岳へは旭岳ロープウェイでアクセス。ロープウェイからの景色も素晴らしい
旭岳山麓駅へ向かう道路。気持ちのよいワインディングロードで、運転していて楽しい道
旭岳山麓駅で山頂の気候を確認。問題があると思ったら素直にあきらめよう
往復チケット購入。10月20日まではトップシーズン料金で、往復2900円。10月21日からは1800円になる
ロープウェイで姿見駅へ
晴れていると、圧巻の風景を見られる
姿見駅に到着。地図を確認。姿見ノ池まで歩くことにした
姿見駅から旭岳を望む。目の前には根雪が見られる
自然探勝路からの風景
旭岳ロープウェイの姿見駅
複数の池がある
旭岳の左側(北側)を見たところ
右が鏡池、左が擂鉢池。2つ合わせて夫婦池と呼ばれている
旭岳に近づくと、山麓から噴出するガスのせいで硫黄臭がする
激しく噴気が出ている
姿見ノ池と旭岳。雪が多く、池に映る旭岳を見ることはできなかった
こんな感じで記念写真も撮りやすい
姿見ノ池からの帰り道。周遊できるようになっているので、往路とは異なるルートを歩ける
自然探勝路の側には、多様な高山植物を見ることができる

 旭岳は旭岳ロープウェイの旭岳山麓駅までクルマなどで行くことができれば、比較的容易にアクセスできるので、富良野や美瑛、旭川などを訪れる際は立ち寄りポイントに加えておいていただきたい。ただし、旭岳山頂を目指すのであればしっかりした装備は必要だし、山の天気は変わりやすいため、自然探勝路だけでも、防寒着などは準備しておこう。旭岳山麓駅に着いた際の天候インフォメーションチェックは忘れずに。

美瑛から旭岳に向かう際の途中にある忠別湖。ダムの造成に伴ってできた人工湖
こちらの風景は天人峡。旭岳とあわせて訪れていただきたい
美瑛方面から見た大雪山系
美瑛の夕暮れ

編集部:谷川 潔

Photo:安田 剛