旅レポ

大文字焼きが目の前で見えるRakuten STAY VILLA 箱根強羅に泊まってきた。いつでも温泉に浸かれる全室メゾネットの20室

2026年4月23日 開業
Rakuten STAY VILLA 箱根強羅

 楽天ステイは、「Rakuten STAY VILLA 箱根強羅」(神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-299)を4月23日にグランドオープンした。これに先立ち、3月25日からプレオープンとして部屋数を限定して宿泊を受け付けており、記者も試泊する機会を得たのでレポートしたい。

 Rakuten STAYブランドはひと味違うユニークな宿泊体験をテーマに、戸建てタイプやガレージハウスタイプ、ヴィラタイプなどさまざまな施設を展開しているのが特徴だ。

 富士山を望む景観や温泉など多くの観光スポットを持つ箱根エリアには、「Rakuten STAY 箱根すすき草原」「Rakuten STAY TERRACE 箱根小涌谷」「Rakuten STAY VILLA 箱根仙石原 北館」「Rakuten STAY VILLA 箱根仙石原 南館」「Rakuten STAY VILLA 箱根桃源台」「Rakuten STAY FUJIMI TERRACE 箱根芦ノ湖」と6施設をオープンしており、このRakuten STAY VILLA 箱根強羅が7施設目となる。

 本施設は箱根登山鉄道および箱根登山ケーブルカーの強羅駅から徒歩7分と、自家用車やバスを使わずアクセスできるのも魅力の1つ。箱根エリアの8つの乗り物が乗り降り自由となる「箱根フリーパス」を使っての箱根巡りにはピッタリのロケーションといえる。

 ちなみに今回、強羅駅から実際に歩いて訪れてみたところ、記者の足で実測6分ちょっと。舗装路なので歩きやすいものの若干の上り勾配があるので、大きい荷物を持っていたりすればもう少し時間を要するかもしれないが、苦になることはない距離といっていい。

 ただ、宿周辺はもとより駅の近くも土産物屋やカフェがある程度で日常的な買い物は難しいのが難点。敷地内に食品や飲料の自動販売機が用意されているものの、好みがあるなら事前に買い込んでおくのがベターだ。なお、コンビニなら強羅駅から少し離れた箱根強羅公園近く(※7時~22時)と彫刻の森駅のすぐそば(※24時間)にある。

全室メゾネットタイプで温泉も完備するゆったり空間

 敷地内にはA、B、Cの3棟があり、それぞれにタイプの異なる客室を計20室用意する。すべてが内階段を備えた、いわゆるメゾネット造りになっていて、温泉とともにテラスを全客室に用意する。

 客室の違いをざっくりと違いを書いておくと、Aタイプは7名定員で1階が寝室で2階がリビング。2階にあるテラスは畳敷きになる。

 Bタイプは1階にリビングがあり、寝室は1階と2階に分かれており定員は6名。Bタイプ(サウナ付)は1階が寝室で2階がリビングとなり、定員は8名。テラスはどちらも2階にある。

 Cタイプは1階がリビングで2階に寝室があり、定員は8名。Cタイプ(ドッグフレンドリールーム)も基本的には同様の作り。ただA、Bタイプと異なりテラスが1階、風呂が2階となる。

Rakuten STAY VILLA 箱根強羅

所在地: 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-299
客室数: 20室
定員数: 6~8名/室(収容人数:144名)
客室: 3タイプ5種類
Aタイプ 6室
Bタイプ 1室
Bタイプ(サウナ付) 5室
Cタイプ 4室
Cタイプ(ドッグフレンドリールーム) 4室
ドッグフレンドリールーム 5室(A/C/Dタイプ 各1室、Bタイプ 2室)
室内面積:
Aタイプ 97.05m2
Bタイプ 109.44m2
Bタイプ(サウナ付) 100.39m2
Cタイプ 98.12m2
Cタイプ(ドッグフレンドリールーム) 97.44m2
駐車場: 30台(1室につき1台)
[EV駐車場]4台
[車いす優先]1台
チェックイン: 15時
チェックアウト: 10時
宿泊料金(1室素泊まり、税・サービス料込み):
[A/B/B(サウナ付)タイプ]7万4400円~
[C/C(ドッグフレンドリールーム)タイプ]6万2000円~

強羅駅。ここから地下道をくぐって北側に歩いて6~7分ほど
入口。有人のフロントがないため駐車場のような感じ
坂の上から。徒歩かつA棟に宿泊ならこちら側からアクセスした方が早い
入口横に自動販売機を備えた建屋がある
フロント代わりの端末。ビデオ通話で担当者に問い合わせすることができる
2台の自動販売機が並ぶ。決済はQRコードで行なう
ピザやスイーツなど
お菓子や飲料などもある
充電器を備えたEV用駐車スペースを用意。充電器の利用は有料
充電は6kWで4台分

 ほかの楽天ステイと同じく、レセプションやフロントを持たないのが本施設の特徴だ。予約した客室には事前にメールで送られてきた暗証番号で入室し、客室内にあるタブレットでチェックインを行なう。

 初めてだと少しとまどうかもしれないが、混雑時にフロントに並ぶなんてことがないので、慣れてしまえば便利だしスムーズ。客室への出入りも暗証番号を利用するので鍵を紛失してしまう心配もない。チェックアウトも同様に客室内で完結する。その代わりにチェックイン前やチェックイン後に荷物を預けることはできないので注意が必要だ。

客室に設置されているタブレット
チェックイン&チェックアウトも端末で行なう
チェックインは事前に送られてきた予約番号などで。事前に登録を行なっておけばQRコードをかざすだけでOK
本人確認後に入室用のルームキー(暗証番号)が発行される
チェックアウトも端末で可能だ

箱根強羅温泉大文字焼が望めるA棟客室

 敷地内の最も高い位置に建てられているのがA棟で、A01~A06の6室が並んでおり、今回はA02号室に宿泊した。1階はダブルサイズのベッドが2台並ぶ洋室(就寝4名)と畳敷きの和室(就寝3名)が並ぶ寝室がメイン。エアコンはもちろん空気清浄機や加湿器も用意されているので快適に過ごすことが可能だ。

 そして一番奥まった場所にあるのが天然温泉が楽しめる浴室。源泉は仙石原温泉からの引き湯で、加温・加水あり。実際に入浴してみたところ、見た目にはごくわずかに濁ったお湯で、若干の硫黄臭が感じられるといった箱根らしいもの。湯温は42℃とほどよい感じで、ゆっくりと楽しむことができた。こんな温泉を宿泊中、いつでも楽しめるのはなんとも贅沢だ。

 階段を上った2階はリビング&ダイニングスペースになる。ダイニングスペースは小上がりに掘りごたつの組み合わせで、イスだとリラックスできない人には最適な空間。奥は畳敷きのスペースとなっているので、温泉上がりにだらだらと過ごすにはもってこいな感じ。

 全体的にゆったりとしているので定員の7名で利用しても窮屈な印象を受けることはないはずだ。楽天ステイならではのキッチンを完備しているのはもちろん、目の前に箱根強羅温泉大文字焼が望めるテラスでもホットプレートが利用できるようになっているのもうれしい。

A棟建物
玄関
ドアに入室用のキーパッドを用意している
玄関。人数分のスリッパを用意する
正面に洋寝室。左手が2階への階段、右手奥に温泉がある
広々としたダイニングとキッチン
テーブルは掘りごたつタイプでゆったり
リビングは畳敷き
プロジェクターを装備
YouTubeなどを大画面で視聴できる
IHコンロを備えたキッチン
卓上用のIHコンロも。なべ物などはダイニングテーブルで楽しめる
フライパンや鍋類も充実。包丁とまな板もあるので食材を持ち込むことも可能。調味料は用意されていないのでそちらも用意する必要がある
テラス用のホットプレートまで用意している
レンジや炊飯器など調理家電も揃っている
コーヒーも用意していた
カトラリーや食器類も充実
広いテラスは畳敷きのゆったり空間
ホットプレートを使う際のテーブル
目の前で箱根強羅温泉大文字焼が行なわれる。この日の予約は争奪戦になりそうだ
洗面&脱衣スペース
2人分の洗面スペースがある
歯ブラシやボディタオルなどのアメニティは楽天ステイオリジナル。剃刀とコームは用意されていないので必要とあれば自宅から持っていきたい
ドライヤーはパナソニックのナノケア
宿泊中は24時間いつでも天然温泉が楽しめる
洗い場にはシャワーも
温泉分析表
洗面&脱衣スペースの手前にドラム型洗濯機を設置
洗剤はもちろん消臭剤も用意している
ダブルサイズベッドが並ぶ洋寝室
空気清浄機と除湿器、加湿器も揃っている
枕もとのコンセントにはUSB充電ポートも。Type-CのPD対応なのもうれしい
和寝室
3名分の寝具を用意している
こちらのコンセントにもUSB充電ポートを完備
トイレは1階、2階の両方にある。どちらも温水洗浄機能付

カンタン調理で作りたてが味わえる夕食&朝食を用意

 オプションで用意している夕食&朝食は仕上げを自分で行なうセミセルフ。楽天ステイ各施設では、地元の特色ある素材を使ったメニューを用意しているのが特徴だ。

夕食

・国産牛ステーキとカイノミが入った鉄板焼きセット
・国産牛と静岡県産美味鳥のすき焼き&おばんざいセット
・国産鴨肉ときのこのブラックスープ鍋&おばんざいセット

朝食

・鰻とろご飯と&おばんざいの朝食BOX
・葵ベーカリー監修 寄木細工パンと季節野菜のポタージュの洋朝食BOX

 今回は夕食は国産牛と静岡県産美味鳥のすき焼き&おばんざいセット、朝食に葵ベーカリー監修 寄木細工パンと季節野菜のポタージュの洋朝食BOXをチョイスしてみた。食材は下ごしらえの済んだものが冷蔵庫に収められているので、専用サイトに用意されたマニュアルに沿って好きな時間に煮るなり焼くなりするだけ。唯一注意すべきところは炊飯を忘れないことぐらいか。

 夕食は温泉に入ってくつろいだあとに調理をスタート。まずは国産牛を焼いて楽しみ、その後、野菜とともにすき焼きに。シメに残しておいた鶏肉を照り焼き丼にして満腹となった。ただ、体中すき焼き臭くなってしまったので就寝前にもお風呂に入るハメに。とはいえ、温泉ということもあってそれもまた気持ちのよい時間だった。

 翌朝はパンをレンジアップしつつポタージュを湯煎して準備完了。ジャムやウフマヨネーズとともにちょっとオシャレな朝食を楽しんだ。

キッチンには大型の冷蔵庫がある
ウエルカムドリンクやおつまみなども
食事を事前に注文しておくと食材が冷蔵庫に用意されている
調理方法はWebサイトに用意。食材はほとんど下ごしらえされているので料理に慣れているなら見なくてもできる程度のカンタンさだ
夕食は3種類のなかから国産牛と静岡県産美味鳥のすき焼き&おばんざいセットをチョイス。写真は2人分になる
国産牛ロース、国産牛もも、静岡県産美味鳥
野菜類や割り下、牛脂など。右下の白いのは大和芋とろろ
おばんざいは鰆西京焼きや筑前煮、菜の花おひたしなど
まずはお肉だけ。撮影している間に火が通り過ぎてしまった……
野菜や焼豆腐、しらたきなどを加えてすき焼きに
定番の溶き卵はもちろん大和芋とろろも美味だった
鶏肉は少し残しておいて割り下を絡めて焼き鳥丼に。レシピでは親子丼となっていたがアレンジしてみた
朝食は葵ベーカリー監修 寄木細工パンと季節野菜のポタージュの洋朝食BOX
パンをレンジアップしつつポタージュを湯煎。カンタンにゴージャスな朝食を楽しむことができた

サウナ付きやバリアフリータイプなどを用意するB棟(Bタイプ)客室

 B棟にはサウナを備えた8名定員の客室が5室、サウナなしで6名定員の客室を1室用意している。サウナなしの客室は1階部分がバリアフリーとなっており、ダイニングと寝室、温泉、テラスが一通り揃っている。2階にはクイーンサイズのベッドが2台並ぶ寝室とテラスといった具合。

 サウナ付きは、1階にダブルサイズベッドが並ぶ寝室が2部屋ならび温泉とサウナ、さらに外気浴スペースまで完備。2階はリビング&ダイニングとテラスになる。

Bタイプのサウナなし客室
玄関も段差のないバリアフリータイプ
テラス側から玄関側の眺め。キッチンの左側に寝室がある
1階の寝室はセミダブルサイズのベッドが2台
1階にもテラスがある
浴室も1階
もちろん温泉
トイレも広く作られている
2階のテラス
2階の寝室はクイーンサイズのベッドが2台
2階にはシャワールーム
Bタイプのサウナ付客室。浴室には水風呂と外気浴スペースも
ロウリュも可能なサウナ
サウナ付客室には洗面脱衣所にウォーターサーバーが用意されている
2階はリビング&ダイニングスペース
リビングは小上がりの畳敷き
広々としたテラス

ドッグフレンドリールームもチョイス可能なC棟(Cタイプ)客室

 C棟には8名定員の客室が4室と、6名定員のドッグフレンドリールームが4室。どちらも1階にダイニングとテラスがあり、2階が寝室と浴室になる。ドッグフレンドリールームは玄関前に足洗い場があるほか、テラス前にドッグランスペースを用意。ペット用ベッドやペットケージ、フードボウルなども揃っている。

Cタイプ客室。寝室はキングベッド2台、ダブルベッド2台で定員は8名
1階がリビング&ダイニングスペース
キッチンも1階
キッチン
キッチンからダイニング、テラスの眺め
1階にテラスがある
テラス前には人工芝敷のスペース
1階にシャワールーム
洗面脱衣所と浴室は2階
もちろん温泉だ
ドッグフレンドリールームの玄関前には足洗い場が用意される
ケージやベッド、フードボウルなどペット用品が揃う
テラス
テラス前がドッグランになっている
通常のCタイプ客室と異なりシングルサイズのベッドが4台とデイベッド(就寝2名)の組み合わせで定員が6名になる
安田 剛