旅レポ
コロナ後のタイ旅行に向けて予習! ホテル・マッサージ・ゴルフ場・寺院、バンコクの最新&定番を見てきました!
2022年4月20日 07:00
3月末~4月上旬に行なわれたタイ国政府観光庁主催の視察ツアー、いよいよ本稿から本格的な旅レポをお伝えします。
今回訪れたのはバンコクとチェンマイで、バンコク3泊、チェンマイ3泊、復路の機内1泊というスケジュールでした。
観光客が入ってこなかった期間に変化したバンコクとチェンマイの現状を視察するのが目的の本ツアーでは、アップデートされたさまざまな場所を観て周ることができました。そんな新しいスポットや施設を含めて、まずはバンコクの前半編。巡礼のまちと呼ばれるチャチューンサオ県にも足を伸ばしてきました。
スワンナプーム国際空港の到着ロビーでは現地プリペイドSIMを購入。料金は有効期限7日間のプランで299バーツ(約1100円、1バーツ=約3.79円換算)。iPhoneを渡すとお店のお兄さんがSIMの入れ替えと各種設定をすべてやってくれました。ちょっと心配だったのでじぃぃと凝視していたのですが、実に手慣れたもの。「君のはここだよ、なくさないようにね」と台紙にセロハンテープで貼り付けられたSIMを渡されて完了。支払いは現金のみなので、その前に両替をお忘れなく。
「バンコク マリオット マーキス クィーンズ パークホテル」のオールデイダイニングは最高です
バンコクで滞在したのは、BTSプロンポン駅から徒歩10分弱のところにある「バンコク マリオット マーキス クィーンズ パークホテル」。老舗ホテル「インペリアルクイーンズパーク」を改装して2016年にオープンしたホテルです。
ノースタワーとサウスタワーの2棟からなり、客室数は1360室とバンコク最大規模。ホテルの東側にはベンチャシリ公園があって、朝ランする人にもオススメ! フィットネスやスパ、屋外プールなども備える上品でラグジュアリーなバンコクの5つ星ホテルです。
昼間は視察に出てしまうため、ほぼ寝に帰るだけだったホテルですが、毎回楽しみだったのが朝食です。会場は1階にあるオールデイダイニングレストラン「Goji Kitchen+Bar」で、とにかく料理のバリエーションが豊富! 広いスペースにライブクッキングステーションがずらっと並んでいて、それを見て回るだけでもワクワクなのです。オールデイダイニングなので、朝食だけでなくディナービュッフェも楽しめますよ。
ところでタイといえば「タイ古式マッサージ」。ホテルを出てすぐのスクンビットSOI22通り沿いにリーズナブルな街スパが3軒ほど並んでいて、私は部屋に戻ってシャワーを浴びて着替えたらほぼ毎晩通っていました。そんな街スパのセラピストさん達とのおしゃべりもいい思い出。「ワクチン何回打った?」とか「日本のワクチンの種類は何?」といった会話を通して、今回のパンデミックの影響を改めて考えさせられたりも。
バンコクのあとはチェンマイに行くことを話すと、偶然にも彼女はチェンマイ出身。普段故郷に帰るときは長距離バスを利用するのだとか。飛行機と比べると時間はかかるけれどリクライニングシートが快適なのだそう。
私が「いつかバンコク~チェンマイ間を鉄道で旅してみたい」と言うと「そんなことしたら背中が痛くなっちゃうわよ。そしたらあなた、またここにマッサージに来ることになるわね」と笑っていました。
タイの名門ゴルフクラブ、サイアムカントリークラブ・バンコク(Siam Country Club Bangkok)
チャチューンサオに向かう途中で立ち寄ったのが、1月にオープンしたばかりというゴルフ場「サイアムカントリークラブ・バンコク」。バンコクの東側に位置し、スワンナプーム国際空港からはクルマで30分(約23km)ほどの場所にあります。
私はゴルフをしないので残念ながらサイアム・カントリー・クラブのことはまったく知らなかったのですが、日本の知り合いに話すと「タイでは超名門、うらやましい~!」と言われました。
クラブハウス内を一通り見学したあとは、カートに乗せてもらって実際にコースを見て回りました。シグネチャーホールの18番ホールや、名物だという蟻地獄のような深いバンカーでは、同行のゴルファーさんがエアショットで撮影に応じてくれたりも。
ゲストの約6割が日本人だという同ゴルフ場。メンバー構成は日本人が5割、タイ人が4割、そのほか1割とのこと。なお、「サイアムカントリークラブ・バンコク」についてはタイ国政府観光庁のページでも紹介されています。
バンコクの東、チャチューンサオ県へ
渋滞がなければバンコクからクルマで1時間半ほどのチャチューンサオでは、いくつかのワット(寺院)や風情あるマーケットなどを見学しました。タイのリピーターさんには、こういったバンコクからの小旅行もオススメです。
ちなみにチャチューンサオはタイ有数のマンゴーの産地で、毎年3月下旬~4月上旬のマンゴーのシーズンには「マンゴー・フェスティバル」が開催されるそう。今年はなんと私たちが訪れた翌週と聞き残念無念。大のマンゴー好きとしてはいつか訪れたいお祭りです。
ピンクガネーシャ像は思っていた以上に巨大でどハデだった
チャチューンサオ観光で楽しみにしていたのが「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」のピンクガネーシャ像です。行ったことがなくても、ガイドブックなどで一度はこのインパクト大のガネーシャ像を目にしたことがある人も多いのでは?
ご存じのとおりタイは仏教の国(あれ? でもガネーシャってたしかヒンドゥー教の神様のはずじゃ??)と思いながらクルマを降り、地元の人でにぎわうワットの敷地内に入っていくと、灼熱の太陽の下で青空に映えまくる巨大でどハデなピンクガネーシャ像が目に飛び込んできました。そのお姿は思っていた以上に大きくて、なんと幅16m、高さは24m! キラキラの衣装をまといでっぷりしたお腹で寝そべるピンクの像、その圧倒的な世界観とタイの人の熱心な信仰心に宗教を超えた謎パワーをひしひしと感じたのでした。しかし、とにかく暑かった!
ガネーシャ像のまわりには14匹のネズミの像が立っていて、それらは曜日ごとに色が違います。タイでは寺院を訪れる際、自分が生まれた曜日(誕生曜日)に由来する仏像にも参拝することで知られていますが、ここのネズミ像もそう。私は木曜生まれなのでオレンジ色のネズミに祈願してきました。お願い事をするときはネズミの片耳にささやくというのが定番スタイルで、その際に願い事がほかに漏れないようにもう片方の耳を手でふさぎます。
チャチューンサオの「バーンマイマーケット(100年市場)」はタイムスリップしたかのようなレトロさ
次に向かったのはピングガネーシャからクルマで15分ほどの場所にある「バーンマイマーケット(百年市場)」です。市場が開くのは基本的に週末のみ。今回はラッキーなことに日曜だったので訪れることができました。
ここは日本でいう“昭和レトロな雰囲気”が漂うローカルマーケット。でもタイ国政府観光庁のパンフレットをよくよく読んでみると「ラーマ5世の時代からのたたずまいを感じさせ……」とあるので、昭和どころではなく明治時代! トタン屋根の木造家屋の商店が120店ほど軒を連なっていて、おもちゃや日用品・衣料品のほか、お菓子やお惣菜などいろいろなものが売られていました。なかには川を眺めながらゆっくりできそうなカフェやレストランも。
チャチューンサオを代表する寺院「ワット・ソートーン」へ
チャチューンサオ観光の最後は、260年余の歴史を持つ「ワット・ソートーン」です。なんでも寺院としては世界で最も大きいと言われているのだとか。ここはどんな願いも叶うという黄金の仏像があることで知られていて、全国各地から大勢の参拝者が訪れるタイでも人気の寺院。
参拝者は靴を脱いで(靴箱に入れ)本堂のなかへ。中央に座しているのが黄金の仏さまです。熱心にお祈りを捧げるタイの人々に交じって、私も旅の安全とコロナ収束、そのほかいろいろを祈願してきました。
次回はバンコク後編をお伝えします。ベンジャキティ森林公園やバンスー中央駅、最新マーケット「JODD FAIRS」などをご紹介予定です。お楽しみに~!