旅レポ
葉山でフォルクスワーゲン「e-ゴルフ」に無料で乗れる「e-HAYAMACATION」を体験してみた
3か所の新発着ステーションを巡りながら夏の葉山ドライブへ
2019年7月31日 07:30
2018年にスタートしたフォルクスワーゲンと神奈川県葉山町のコラボレーション「e-HAYAMACATION」をご存じですか？ これは電気自動車「e-ゴルフ」を、葉山町を訪れた観光客や地元住民に無料で貸し出しちゃいますよという超太っ腹なプロジェクト。
葉山町役場や葉山マリーナなど町内数か所のお店や公共施設の駐車場が試乗発着ステーションとして設けられていて、利用者は専用申し込みサイトから事前予約というシステムになっています。誰でも無料でレンタルできるという「e-ゴルフ」に私ゆきぴゅーも試乗して夏の葉山を巡ってきました。
この「e-HAYAMACATION」、もともと2018年6月～11月末までの期間限定プロジェクトでしたが、好評につき2019年末まで延長が決まっています。そして5か所あった発着ステーションに、新たに3か所が加わって全部で8か所に。現在9台のe-ゴルフが葉山町を走っているそうです。ということで今回私が向かった先は、新しい貸し出しステーションの1つ「げんべい 長柄店」。まる「げ」のマークでおなじみのビーチサンダル専門店です。
通常東京方面から葉山にクルマで行こうとすると、横浜横須賀道路の逗子インターを降りて逗葉新道というパターンが多いと思うのですが、この「げんべい 長柄店」はその逗葉新道料金所から1.5kmほどのところにあります。ということは、自分のクルマでここまで来たらe-ゴルフに乗り換えて湘南ドライブを楽しみ、帰りにクルマをチェンジして帰るというスマートな使い方ができちゃうのです。
げんべいのスタッフさんも「場所柄、電車とバスを利用してここまで来られる人は少なくて、ご自分のクルマで来て、e-ゴルフに乗り換えてご利用される方が多いですね」とのこと。しかもガソリンならぬ「充電」の心配はいらない（各ステーションで夜間に充電しておいてもらえる）そうなので、ドライブ中の燃料を気にしなくてよいのが素晴らしい！ もちろん「電気自動車ってどんな感じだろう？」とか「e-ゴルフへの買い替えを検討している」という人には利用しない手はないサービスなのです。
この夏のビーチサンダルをゲットしたところで、さっそくe-ゴルフでの葉山ドライブスタート。目指すは新しく加わった2つ目の発着ステーション「陸の家カラバシ」です。
「陸の家カラバシ」は、森戸海岸にある「海の家オアシス」の姉妹店で、森戸神社入り口の県道207号沿いにあります。「げんべい」のように乗り換え可能な駐車場はないので、クルマで行った場合は近くのパーキングを利用することになります。各ステーションで受け取りと返却時間がまちまちなので、予約時に要チェック。「e-HAYAMACATION」は、使いたいシーンごとにぴったりのステーションを選んで上手に利用するのがポイントのようです。
せっかくなので「陸の家カラバシ」から歩いてすぐの森戸神社に立ち寄ることに。海のすぐ近くにあってとってもよい「気」が流れている場所でした。その森戸神社のすぐ横は、江ノ島や富士山がキレイに見えることで知られる森戸海水浴場。さっそくげんべいで買ったビーチサンダルをデビューさせちゃいました。
森戸海水浴場ですっかり夏気分になったところで、続いて向かったのは3つ目の新ステーション「THE HOUSE FARM」。ここは湘南国際村近くに6月にオープンしたばかりのグリルレストランです。森戸神社や陸の家カラバシからは6kmほどの場所で、12、3分のドライブ。向かう途中の海岸線沿いは絶好の潮風ドライブルートですよ。
「THE HOUSE FARM」には2台のe-ゴルフが用意されています（私がこの日乗ったe-ゴルフは「THE HOUSE FARM」専用のラッピング車でした）。「THE HOUSE FARM」で乗り換えの場合は敷地内の駐車場ではなくお店から徒歩5、6分の第二駐車場になります。
この日のランチは青々とした芝生に真っ白い建物が映えるおしゃれ空間でのBBQでした。たっぷり盛られて出てくるファームサラダは主に湘南エリアから仕入れた新鮮野菜。貝の蒸し焼きやエビの串焼き、神奈川県清川恵水ポークのTボーンステーキ、交雑牛のステーキなど厳選素材がずらり。それらを特製ドレッシングとBBQソースでいただきます。こちらは1人5400円のコースで、飲み代は別料金。BBQは金額別に3コースあるそうですよ。
葉山エリアには県立近代美術館や葉山マリーナ、毎週日曜日に開催されるハヤママーケット日曜朝市など、個人的に気になるところがまだまだたくさん！ 海もあって山もある、魅力たっぷりの葉山を、また「e-ゴルフ」でドライブしたいなと思っています。皆さまも葉山で「e-HAYAMACATION」、体験してみませんか？
ゆきぴゅー
長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。