旅レポ

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4)

ミッフィーのふるさとユトレヒトを散策、オランダ前編

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) オランダ前編はミッフィーのふるさとユトレヒトなどをご紹介!
オランダ前編はミッフィーのふるさとユトレヒトなどをご紹介!

 ベルギー・フランダースとオランダを巡るプレスツアーレポート、ここからはオランダ編をお送りします。まずはミッフィーのふるさとユトレヒトから。ディック・ブルーナさんの絵のように、空の青色、植物の緑色、お花の赤や黄色が印象的な美しい街でした。

半日かけてゆっくり見たい! セントラール・ミュージアムとミッフィー・ミュージアム

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4)

 ユトレヒト。遠いヨーロッパの国にある小さな街ですが、私にとってはずっと行きたいと思っていた憧れの街でした。なぜなら大好きな絵本作家ディック・ブルーナさんが生まれ育った街だから。残念ながらブルーナさんは2017年2月に87歳で亡くなってしまいましたが、ブルーナさんが愛し、生涯のほとんどを過ごしたユトレヒトを歩いていたら、向こうから自転車に乗ったブルーナさんとすれ違いそうな気がしました。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) セントラール・ミュージアムの中庭にあるカフェ
セントラール・ミュージアムの中庭にあるカフェ

 ユトレヒトでまず訪れたのはセントラール・ミュージアム。ここは、アート、デザイン、ファッションなどさまざまな分野のコレクションを所蔵するオランダで最も古い市立博物館です。デ・スタイル派のメンバーの一人であり、オランダの建築家&デザイナーのヘーリット・トーマス・リートフェルトの作品を数多く所蔵することでも有名です。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) リートフェルトデザインの椅子
リートフェルトデザインの椅子

 セントラール・ミュージアムから3kmほど離れたところにあるシュローダー邸は、リートフェルトがデザインして1924年に建てられた住宅で、ユネスコの世界文化遺産にも登録されている貴重なモダニズム建築です。日本が大正時代のころに、こんな斬新なおうちをデザインしたなんて! ここは予約制ですがガイドツアーでの見学が可能です。興味のある方はぜひ。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) シュローダー邸もセントラール・ミュージアムの管轄になっている
シュローダー邸もセントラール・ミュージアムの管轄になっている

 セントラール・ミュージアムで私が一番興奮した展示室が、再現されたディック・ブルーナさんのスタジオです。実際のブルーナさんのアトリエがそうであったように、ここのアトリエも屋根裏部屋に作られています。一部の展示品を除いて「触っちゃダメ」といった規制がほとんどなく、“どうぞご自由にブルーナの世界を体感してみてください”というスタイルなので、本物のアトリエにお邪魔しているような気持ちになれました。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) これは来客があったときに打ち合わせなどに使ったテーブルなのだそう
これは来客があったときに打ち合わせなどに使ったテーブルなのだそう
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ブルーナさんは毎日この自転車に乗ってアトリエに通っていました
ブルーナさんは毎日この自転車に乗ってアトリエに通っていました
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 日本人デザイナー喜多俊之さんデザインの「WINKチェアー」がお気に入りだったそう
日本人デザイナー喜多俊之さんデザインの「WINKチェアー」がお気に入りだったそう
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 棚には世界中のファンから届いた贈り物が。そのなかに日本の“貝合わせ”も
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 棚には世界中のファンから届いた贈り物が。そのなかに日本の“貝合わせ”も
棚には世界中のファンから届いた贈り物が。そのなかに日本の“貝合わせ”も
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ブルーナさんがグラフィックデザイナーだったころの作品も
ブルーナさんがグラフィックデザイナーだったころの作品も
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) すっきりと整理整頓されていてブルーナさんの性格が現われている作業スペース
すっきりと整理整頓されていてブルーナさんの性格が現われている作業スペース

 作業場の真ん中にある大きな白いキャビネットの引き出しは「どうぞご自由に」となっていたのでドキドキしながら開けてみると、なんとそこには赤や青、黄色、茶色の色紙が! “ブルーナ・カラー”と呼ばれる基本の色です。こ、これは感動! ブルーナさんの絵本はこれらの限られた色のみで構成され、キャラクターの色はもちろん感情や自然などを表わしています。なのでこの色紙を手にするということは画家の使っていた絵の具を触るようなもの! ちょっと手が震えてしまいました。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ブルーナ絵本の基礎となる色紙
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ブルーナ絵本の基礎となる色紙
ブルーナ絵本の基礎となる色紙
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 1階にあるミュージアムショップ。散財間違いなし
1階にあるミュージアムショップ。散財間違いなし

 いつまでも居られそうなセントラール・ミュージアムをあとにして、道路をはさんで向かい側にある「ミッフィー・ミュージアム」へ。ここは以前「ディック・ブルーナハウス」という名前でしたが改装改名して2016年2月にオープンしています。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 道路をはさんで向いにあるミッフィー・ミュージアム
道路をはさんで向いにあるミッフィー・ミュージアム
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 入り口に日本語を発見!そしてものすごくキュートなロッカー
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 入り口に日本語を発見!そしてものすごくキュートなロッカー
入り口に日本語を発見!そしてものすごくキュートなロッカー

 ここは一言でいうと“絵本の世界を体感できるミュージアム”。施設としては子供向けですが、大人も童心に返って楽しめるブルーナ・ワールドです。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 施設内の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 施設内の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 施設内の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 施設内の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 施設内の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 施設内の様子
施設内の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 隅から隅までとにかく可愛い。足元も、トイレまでも!
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 隅から隅までとにかく可愛い。足元も、トイレまでも!
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 隅から隅までとにかく可愛い。足元も、トイレまでも!
隅から隅までとにかく可愛い。足元も、トイレまでも!
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ミッフィー、また来るね
ミッフィー、また来るね
セントラール・ミュージアム

所在地:Agnietenstraat 1, 3512 XA Utrecht, Netherlands
Webサイト:セントラール・ミュージアム(英語)

ミッフィー・ミュージアム

所在地:Agnietenstraat 2, 3512 XB Utrecht, Netherlands
Webサイト:ミッフィー・ミュージアム(英語)

シュローダー邸

所在地:Prins Hendriklaan 50, Utrecht, Netherlands
Webサイト:シュローダー邸(英語)

運河で栄えたユトレヒトの街を散策

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ユトレヒトの街並み
ユトレヒトの街並み

 続いてユトレヒト中心街の散策です。オランダ第4の都市ユトレヒトは運河とともに発展してきた街。ぐるりと街を取り囲むユトレヒトの運河は、アムステルダムなど、ほかの都市と違って道路より低い位置にあるのが特徴です。河畔にある空間は運河によって運ばれてきた物資などの倉庫だった場所なのですが、今はそこがカフェやレストランとして使われ賑わっています。赤や黄のカラフルなパラソルが並んでいて、まるで絵葉書のような風景でした。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ユトレヒトのシンボル・ドム塔は高さ112m。階段で上まで上って街を一望できるそうですが今回は時間がなくて断念
ユトレヒトのシンボル・ドム塔は高さ112m。階段で上まで上って街を一望できるそうですが今回は時間がなくて断念
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 大きな大学があるので学生の街としても知られています。そういえば若い人が多かったような
大きな大学があるので学生の街としても知られています。そういえば若い人が多かったような

 賑わう街の中心部にある、ブルーナさんがお気に入りだったというお菓子屋さんに立ち寄ってみました。「テオ・ブロム」というこちらのお店、赤い外観でとってもかわいらしい洋菓子屋さん。ブルーナさんはここのバタークッキーがお気に入りだったそう。私もミッフィーが描かれたクッキーをお買い上げ。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ディック・ブルーナさんが通っていた洋菓子店。買い占めたくなるかわいらしいお菓子がずらり
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ディック・ブルーナさんが通っていた洋菓子店。買い占めたくなるかわいらしいお菓子がずらり
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ディック・ブルーナさんが通っていた洋菓子店。買い占めたくなるかわいらしいお菓子がずらり
ディック・ブルーナさんが通っていた洋菓子店。買い占めたくなるかわいらしいお菓子がずらり

 ユトレヒトの街には、ほかにもミッフィー名所がいくつかあります。まずはこちら。世界でココだけのミッフィー信号機。ランゲ・フィー通りという大きな交差点にありますが、知らないと気づかないさり気なさなのでご注意を。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 街なかの大きな交差点にあります
街なかの大きな交差点にあります
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 信号をよく見て渡りましょう
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 信号をよく見て渡りましょう
信号をよく見て渡りましょう

 ほかにもミッフィー名所はいくつかあります。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 運河沿いを少し歩いたところにある広場に作られたミッフィー像。ちょっと分かりづらい場所かも
運河沿いを少し歩いたところにある広場に作られたミッフィー像。ちょっと分かりづらい場所かも
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) こちらは賑わうエリアに鎮座するミッフィー。なんと反対側はブルーナさんの顔
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) こちらは賑わうエリアに鎮座するミッフィー。なんと反対側はブルーナさんの顔
こちらは賑わうエリアに鎮座するミッフィー。なんと反対側はブルーナさんの顔

 旅のベストシーズン、しかもこの日はお天気がよかったこともあって、ユトレヒトは“憧れの街”から“大好きな街”になりました。次に行くことがあったら、運河沿いのカフェでゆっくりお茶をしながらのんびり滞在したいな~。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 街の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 街の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 街の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 街の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 街の様子
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 街の様子
街の様子
ディック・ブルーナさんがご贔屓にしていた洋菓子店「テオ・ブロム」

所在地:Zadelstraat 23, 3511LR Utrecht, Netherlands
Webサイト:洋菓子店「テオ・ブロム」(オランダ語)

お花屋さん併設の人気レストラン

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) レストラン「Le Jardin Utrecht」
レストラン「Le Jardin Utrecht」

 ユトレヒトの夜は、お花屋さんでもありレストランでもあるというちょっと風変わりなレストラン「Le Jardin Utrecht」で、とびきりオシャレなディナーをいただきました。シックな店内席もあるのですが、ほとんどの人がオープンテラス席で食べていたのがユトレヒトらしいところ。お花を買いに来たついでにグラスワインを一杯な感じのご婦人の姿もいて、なんて優雅なんですの~と思いました。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) お花に囲まれたテラス席で。前菜がこれまたキュート
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) お花に囲まれたテラス席で。前菜がこれまたキュート
お花に囲まれたテラス席で。前菜がこれまたキュート
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 牛のタルタルとリゾット
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 牛のタルタルとリゾット
牛のタルタルとリゾット
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) メインのお肉とデザート
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) メインのお肉とデザート
メインのお肉とデザート
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ようやく暗くなってドム塔がシルエットに
ようやく暗くなってドム塔がシルエットに
Le Jardin Utrecht

所在地:Mariaplaats 42, 3511 LL Utrecht, Netherlands
Webサイト:Le Jardin Utrecht(オランダ語)

ユトレヒト観光に最適! ロケーション良のスタイリッシュホテル

 ユトレヒトの宿泊は街の散策に便利な場所にある「Court Hotel City Centre Utrecht」。全27室のアットホームなホテルは、ドム塔へはほんの数分、セントラール・ミュージアムやミッフィー・ミュージアムからも歩いて10分ほどというロケーションです。各部屋の壁には有名人の顔が切り絵っぽくプリントされていて、私の部屋は若かりしころのアル・パチーノ!

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) スタイリッシュな外観
スタイリッシュな外観
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 部屋のなかはすっきりモダンなインテリア
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 部屋のなかはすっきりモダンなインテリア
部屋のなかはすっきりモダンなインテリア
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 朝食は宿泊者でなくても13.5ユーロで食べられるようです
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 朝食は宿泊者でなくても13.5ユーロで食べられるようです
朝食は宿泊者でなくても13.5ユーロで食べられるようです
Court Hotel City Centre Utrecht

所在地:Korte Nieuwstraat 14, 3512 NM Utrecht, Netherlands
Webサイト:Court Hotel City Centre Utrecht(英語)

巨大な青空市場マルクトハルは超近代的な食のマーケット

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 内部の壁画がすばらしい
内部の壁画がすばらしい

 続いてオランダ第2の都市ロッテルダムのご紹介です。ロッテルダムは近代建築の街。なかでも有名なのが2014年にできた屋内マーケット「マルクトハル」です。世界的に活躍するオランダのデザイン事務所MVRDVが手がけたその建物は、巨大なトンネルのような外観で、マーケット以外の上部は住宅やオフィスになっています(それもすごい!)。何はともあれこの食の市場、お買い物にも食べ歩きにもサイコーに楽しい場所でした。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) ちょっと離れてみると巨大さが分かります
ちょっと離れてみると巨大さが分かります
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 食品売り場のほかにカフェも充実。とにかく飽きない!
食品売り場のほかにカフェも充実。とにかく飽きない!
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) チーズ、フルーツ……
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) チーズ、フルーツ……
チーズ、フルーツ……
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 香辛料、魚介、精肉……といろいろ売っている
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 香辛料、魚介、精肉……といろいろ売っている
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 香辛料、魚介、精肉……といろいろ売っている
香辛料、魚介、精肉……といろいろ売っている

いずれはここも世界遺産!? キューブハウスはめちゃくちゃ楽しかった

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) キューブハウスの外観
キューブハウスの外観

 マルクトハルからほど近いところある「キューブハウス」もロッテルダム観光の目玉の一つです。私、最初見たときは思わず「なんじゃこりゃ~」と声を上げてしまったほど。いくつもの黄色いブロック状の建物から成るこの「キューブハウス」は、1984年に建てられた集合住宅。そうなのです! フツーに人が住んでいるんです。その不思議っぷりを360度画像でどうぞ。

Post from RICOH THETA. -Spherical Image - RICOH THETA

 そのなかの一つは有料(3ユーロくらい)ですが見学ができるということで興味津々で中へ入ってみると、これが思っていた以上に面白かった! ちゃんと床は平らで(当たり前)、これなら私も住めそう……かな? 方向感覚が若干狂いそうですが、1週間くらいの期間限定なら住んでみたいかも!

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) こうやって入る
こうやって入る
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 座っているのがこの部屋のオーナーさん
座っているのがこの部屋のオーナーさん
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) オーナーさんとはとても気が合いそうな感じ
オーナーさんとはとても気が合いそうな感じ
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 宇宙船(乗ったことないけど)の中みたい
宇宙船(乗ったことないけど)の中みたい
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) おもしろい集合住宅ですわ~
おもしろい集合住宅ですわ~
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 落ち着いて仕事が出来るのだろうか? どうなんだろうか?
落ち着いて仕事が出来るのだろうか? どうなんだろうか?
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 落ち着いて寝られるのだろうか? どうなんだろうか?
落ち着いて寝られるのだろうか? どうなんだろうか?
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 銀座にある黒川紀章氏デザインの「中銀カプセルタワー」を思い出しちゃいました
銀座にある黒川紀章氏デザインの「中銀カプセルタワー」を思い出しちゃいました

往時に思いを巡らせながらシーフードランチ@ホテルニューヨーク

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 外観
外観

 ロッテルダムでのランチは、埠頭にある、船会社の昔の本社ビルをリノベーションした歴史ある建物で、てんこ盛りのシーフード。今でもクルーズ会社として運航しているホーランド・アメリカ・ラインは、1800年代にロッテルダムからニューヨークへの大西洋航路をスタート。当時はそれに乗って大勢のヨーロッパ人がアメリカへ移民として渡っていきました。3階建てのレトロモダンな建物は現在「ホテルニューヨーク」として営業していて、今回はこのなかにあるレストランでのランチでした。

ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 「Holland America Lijn」という文字に歴史を感じる
「Holland America Lijn」という文字に歴史を感じる
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 食べきれないほど出てきた。コロッケがオランダっぽい
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 食べきれないほど出てきた。コロッケがオランダっぽい
食べきれないほど出てきた。コロッケがオランダっぽい
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 1階にレトロな床屋さんがある
1階にレトロな床屋さんがある
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 古きよき時代のバーバーといった雰囲気。かつての船乗りや乗客もこうしてすっきりとヒゲを剃って航海に出たのでありましょう
ルーベンスからモンドリアン、ミッフィーまで! アートに触れて美食に酔いしれるオランダ&ベルギーの旅(その4) 古きよき時代のバーバーといった雰囲気。かつての船乗りや乗客もこうしてすっきりとヒゲを剃って航海に出たのでありましょう
古きよき時代のバーバーといった雰囲気。かつての船乗りや乗客もこうしてすっきりとヒゲを剃って航海に出たのでありましょう

 次回のオランダ後編は、デ・スタイル100周年に湧いていたハーグの街と、オランダの首都アムステルダムをご紹介。モンドリアンやフェルメールを鑑賞してきましたよ。お楽しみに~♪

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。