【イベントレポート】関空旅博2015
タヒチ観光局がセミナーで「常夏の楽園タヒチ」の魅力を紹介
豊富なアクティビティが1年中楽しめる“究極の”ビーチリゾート
(2015/5/25 09:30)
- 2015年5月23日~24日 実施
「関空旅博2015」では、ステージイベントと各種ブース展示に加え、隣接した関西空港会議場(ホテル日航関西空港1F)で入場無料の「海外旅行セミナー」を開催している。2日間で延べ51回行なわれたセミナーは、事前登録者を中心に各回満席となる盛況ぶりだった。
ここではタヒチ観光局のセッションを紹介する。
「天国に一番近い島」「常夏の楽園」など南の島を想像させるキャッチコピーは数々あるが、冒頭に上映されたタヒチの映像は、満席のセミナー会場をうっとりさせる、まさに楽園と言うにふさわしい映像だった。
セミナー来場者の約1割ほどがタヒチ旅行を経験済みで、その半数は複数回訪れている、いわゆるリピーター。タヒチへの直行便はエア タヒチ ヌイの成田発のみだが、行きの成田出発が16時15分ごろ、帰りの成田到着が14時05分なので、関西からの旅行でも問題なく乗り継ぎできる。
年間平均気温は27℃、水温26℃。観光局には「いつ行くのが一番よいのか」という問い合わせが多数あるそうだが、回答は「1年中いつでも楽しめますよ」とのこと。4月から10月が乾期だが、11月から3月も快適に過ごすことができる。晴天率は驚きの90%以上!
タヒチの正式名称は「フランス領ポリネシア」と言い、「タヒチ島」「モーレア島」「ボラボラ島」「ランギロア島」などを中心に118の島々(5つの諸島群)、400万平方kmの海域で構成されている。「究極のビーチリゾート」を求めて世界中から観光客が訪れ、特にバカンスやハネムーンでの利用も多いとのこと。
フランス領なので公用語はフランス語、現地住民はタヒチ語を話すのだが、主要施設では英語が通じ、主要ホテルには1人以上の日本人スタッフが常駐しているほかレストランのメニューには日本語も併記され、日本人観光客へのケアは万全だそうだ。
タヒチの玄関口「タヒチ島 パペーテ」だけでも見所は盛りだくさん。トラックに積まれた「ルロット屋台」は現地の人にも観光客にも人気が高く、ピザやクレープ、ガレットなどを楽しめる。公共の場所での飲酒は禁止されているので、酔っ払いもおらず子供連れでも安心して楽しめる。モーレア島の観光名所ベルベデール展望台は「モーレア島に来たぞ」という写真を撮る定番スポットで、一切加工をしなくても、抜けるような青空の写真を撮影可能。ティキビレッジ・シアターはタヒチの文化体験ができる施設でバナナの葉で肉を蒸し焼きにするタヒチアンバーベキュー、パレオの染め物体験、タヒチアンウクレレなどが体験できる。
続いて、国内線で約50分の「ボラボラ島」をはじめ、周辺の島の紹介。タヒチ島から少し足を伸ばすと、また違う個性の島々を楽しめる。ハート型の島「ツパイ島」では1日1組限定の結婚式を挙げることができる。ハート型の島で、2人のハートは永遠の愛を……。
こちらもタヒチ島から国内線で約50分という「ランギロア島」の紹介。一つの大きな島に見えるが、実際には小島が数珠つなぎになっている状態で、移動には船を使用する。
タヒチ最大の環礁でダイビングスポットとしても有名なランギロアには、4月1日に星野リゾートが「Kia Ora(キアオラ)ランギロア」をオープン。野生のイルカウオッチング、世界初の環礁で育ったブドウから作られるワイン、ピンクサンドビーチなどが人気となっている。
タヒチはダイビングやシュノーケリングに最適な場所ではあるが、それ以外にも魅力的なアクティビティを多数楽しめる。ヌルヌルのエイをさわることができる「モツ・ピクニック」は希望者のみとして、4WDジープサファリ、ハイキング、トレッキングなど、海だけでなく山地を活かしたアクティビティも実は豊富なのだ。
水上バンガロー、タヒチアンダンスなど、南太平洋全域で見られる文化は、実はタヒチ発祥のものが多いそうだ。似て異なるそれぞれの文化の違いを見るのもまた楽しそう。タヒチには黒真珠、バニラ、モノイオイルなどの名産品があり、世界中に輸出されている。黒真珠は高級品だけでなく、リーズナブルなお土産用や手作りできる工房などもあるそうだ。
セミナー修了後、参加した皆さんが満面の笑みで「キレイだね~!」「行ってみたいね~!」と話していたのがとても印象的だった。
いや~、旅って、本当に素晴らしいものですね。