イベントレポート
【ツーリズムEXPO 2019】元気すぎる伊勢えびも会見に臨席。三重県志摩市でのONSEN・ガストロノミーウォーキングイベント初開催を発表
クラブツーリズムが近鉄の貸切列車「かぎろひ」で行くツアーを発売
2019年10月26日 14:31
- 2019年10月24日~27日 開催
ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構は10月25日、ツーリズムEXPOジャパン2019(10月24日~27日開催)で記者会見を行ない、三重県志摩市で初開催となる「ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 志摩市・伊勢えびのまち浜島」を2020年2月29日に開催することを発表した。
ANA総合研究所が事務局を担うONSEN・ガストロノミーツーリズムが実施している「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」で、温泉地を歩いて「めぐり」、その土地ならではの食材を「食べ」、そして温泉に「つかる」という三位一体の旅行スタイルを提供しているもので、今回、三重県志摩市での初開催を発表した。
会見では冒頭、ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構 理事長 兼 ANA総合研究所 取締役会長の小川正人氏があいさつ。志摩市について「日本有数の美食都市。サミットで知られたお酒もある」と紹介し、今回のイベントに「3つの初めてがある」と紹介。「志摩市での初開催」「近鉄の団体専用列車の運行」、そして「記者会見に伊勢えびが登場」という点を紹介し、「(会見には2尾の伊勢えびが参加したが)本当はもう1尾いたが、元気がよすぎたので休んでもらっているほど。(その活きのよさから)美食ナンバーワンのウォーキングになるのでは」と期待を寄せた。
さらに、ONSEN・ガストロノミーウォーキングイベントの今後について、「2020年は志摩市と前後して台湾での実施が決まっており、フランス・アルザスでの実施など、国際交流もやっていきたい」との展望を述べた。
続いて、志摩市長の竹内千尋氏があいさつ。「さまざまな観光の取り組みを進めるなか、志摩市に24か所ある温泉施設と、美味しい食を融合させたONSEN・ガストロノミーウォーキングを、新しい志摩市の魅力としてしっかりアピールしていきたい」との意欲を語るとともに、ONSEN・ガストロノミーウォーキングで体験できる志摩市の魅力を紹介。
会見に登場した伊勢えびについては「10月1日から解禁となり今からが一番美味しい季節。日本で初めて伊勢えびと一緒に歩けるウォーキングで、(モデルプレーンと並べながら)大きさはANAの飛行機と同じぐらい」と笑いを誘いつつ、「伊勢志摩サミット開催地でもあり、そこで供されたお酒も楽しめる」「宮内庁御用達の甘いがのどごしスッキリの南張メロン」「志摩でしか味わえない的矢カキ」「伊勢えびのダシを凝縮した伊勢えび長寿汁」といったグルメを紹介し、「ウォーキングに疲れた体にピッタリで、これまでにないONSEN・ガストロノミーウォーキングを楽しめる」とアピールした。
この「ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 志摩市・伊勢えびのまち浜島」については、事務局からの一般受付を12月から開始する予定となっているほか、10月25日からクラブツーリズムが同イベントを組み込んだツアーの販売を開始した。
クラブツーリズムのツアーでは、ONSEN・ガストロノミーウォーキングイベントへの参加はもちろん、近鉄の団体専用貸切列車「かぎろひ」を大阪(近鉄大阪難波駅)発、名古屋(近鉄名古屋駅)発で運行するのが特徴となっている。
会見であいさつしたクラブツーリズム 代表取締役社長の小山佳延氏は、志摩市で行なわれるイベントに対して、「志摩市の持つ力、特に海の物、山の物、美味しい食がたくさんある。さらに温泉。食と温泉が重なる旅行は鉄板だと思っており、そこにウォーキングが重なって、さらにお客さまに満足いただける素材になる」とコメント。
貸切列車「かぎろひ」の運行についても触れ、「このようなイベントでは初めて使用し、名古屋発と大阪発で志摩へお客さまをお送りする。必ずやお客さまに満足いただけると期待しているので、このイベントを全面的にバックアップして成功させたい」との意気込みを語った。
また、同イベントでは三重銀行と第三銀行を母体とする三十三フィナンシャルグループのシンクタンク会社である三十三総研も協力。2017年に締結した、三重銀行、三重銀総研、第三銀行、ANA総合研究所、ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構との五社連携協定に基づくもの。
あいさつした三十三総研 代表取締役社長の山本博也氏は、「連携協定は観光振興、温泉など日本文化の情報発信、海外から当地への誘客に関するものとなっており、それを達成するために、ONSEN・ガストロミーの取り組みを志摩市でやるのはピッタリ。志摩市ではスポーツなどに注力しているが、今回は別の観点、別の地域資源を活かすという観点で、食と温泉を皆さまにアピールして、さらなる地域活性化につなげたい」とコメントした。