イベントレポート

【ファンボロー航空ショー 2018】エンブラエル、200機超のE175型機を含む計302機の受注を発表

2018年7月16日~22日(現地時間)開催

左はエンブラエル 社長兼CEO パウロ・シルバ(Paulo Cesar de Souza e Silva)氏、中央はリパブリック航空 CFO ジョー・オールマン(Joe Allman)氏

 イギリス・ファンボロー空港で7月16日~22日(現地時間)、世界最大規模の航空ショー「ファンボロー国際航空ショー(Farnborough International Airshow)2018」が開催されている。会期前半の16日から20日は航空業界向けのトレードショー、後半21日と22日は一般向け公開日となっている。会場では、民間向け/軍用の航空機の静的展示や展示飛行、カンファレンス、航空機購入についてのアナウンスなどが行なわれる。

 会期2日目の17日、エンブラエルはプレスカンファレンスを開き、航空各社との受注状況について説明を行なった。なかでも、米国のリパブリック航空との間でE175-E2型機へ転換可能なE175型機100機の確定発注と、E175型機100機の購入権について合意書に署名。リパブリック航空は193機のエンブラエル E-Jetを保有する「世界最大のE-Jetオペレータ」と紹介され、スライドで計200機の受注であることが紹介されると、会場では大きなどよめきと拍手が起こった。

 登壇したリパブリック航空 CFOのジョー・オールマン(Joe Allman)氏は、「E175型機はリパブリック航空にとってベストな航空機で、米国市場では今後6~7年で600機の置き換え需要があり、このソリューションはリパブリック航空を成長させていく」と述べた。

200機の受注を発表すると会場でどよめきが起こった

 このほか、以下の各社が次々と合意書に署名を行なった(会見の発表順)。確定発注と購入権を含めて計302機の受注を明らかにした。

ユナイテッド航空:E175型機 25機(確定発注)
モーリタニア航空:E175型機 2機(確定発注)
Nordic Aviation Capital:E190型機 3機(確定発注)
非公開の顧客:E195-E2型機 5機(確定発注)+2機(購入権)
Wataniya Airways:E195-E2型機 10機(確定発注)+10機(購入権)
Helvetic Airways:E190-E2型機 12機(確定発注)+12機(購入権)
アズールブラジル航空:E195-E2型機 21機(確定発注)