イベントレポート

【関空旅博2018】航空関連品がずらりと並ぶKIXチャリティーマーケット。レア品の出品やオークションも

小型ジェットのエアインテークカバーや“コニー”の主翼前部結露防止機などが登場

2018年5月19日~20日 開催

KIXチャリティマーケットへはSky Viewのメイン棟3階から2階へと階段を降りて入場する

 関西国際空港で毎年開催され、2018年で14回目を迎える「関空旅博2018」。「KIXチャリティーマーケット」は関空旅博2018の大半の催し物の会場となっている関西空港駅から少し離れた、関空展望ホール「Sky View」のメインホール2階特設会場で開催している。

 関空旅博期間中の5月19日~20日は、第1ターミナルビル1番乗り場からの関空展望ホール「Sky View」行き無料シャトルバスを増便するほか、駐車場を7時にオープンして対応している。

 会場に入るとホビー品や記念品、エアライングッズ、KIXグッズ、普段は手に入らないような航空マニア垂涎の航空関連備品やなどが豊富に陳列されており、初日の19日は、入場時刻前の8時の時点で約100名、イベント開始時には300名以上が並び、2017年の2日間の購入者数約1500名を超えそうな勢い。混雑時はレジの列が2時間待ちという盛況ぶりだ。

各航空会社のカレンダー
ファーストクラス用のアメニティバッグ
旧版の区分航空図。現在のものと比べてみるのも面白そうだ
プラモデルなどのホビーも通常よりかなり安い
機内用の食器。救急箱もあったようだがすぐに売れてしまったようだ
旅客機の席の前に挟んである「安全のしおり」。こういう機会でないと手に入らない
旧デザインのつばさキーホルダー
ミニストラップ
KIXオリジナルTシャツ

 2018年の目玉商品を担当者に聞くと、小型機(機種不明)のエアーインテイクカバー、YS-11型機のプロペラ、ボーイング 747-100型機の前車輪ホイール、“コニー”の愛称で親しまれたロッキード コンステレーション主翼前部結露防止機の4点が挙がった。いずれも所沢航空発祥記念館からチャリティに協力する形で提供してもらったそうだ。

 さらにKIXチャリティーオークションとして、ロールスロイスのボールペンやすでに営業を終えた航空会社の模型などが出品されていた。2017年の売り上げが300万円オーバーだったということで、2018年も同じくらいの売り上げを目指す。売り上げは必要経費を差し引き、日本赤十字社に寄付することとなっている。

小型機のエアーインテイクカバー。残念ながら機種不明
民間ではすでに退役したYS-11型機のプロペラ。取材中すぐに売約済みになった
古い機体で使われていたホイール。一番大きいのがボーイング 747-100型機の前車輪に使われていたもの
ロッキード コンステレーションから取り外された主翼前部結露防止機
チャリティオークション品
現在は営業終了となったV エアの模型
ロールスロイスのペン