【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016
映画「疾風ロンド」にフィーチャーした「SNOW SPORTS & RESORTS JAPAN」ステージ
四国のステージイベントでは各県が魅力をアピール
2016年9月27日 15:06
- 2016年9月22日~25日 開催
SNOW SPORTS & RESORTS JAPAN トーク・ステージ
ワールドカップで日本人初の表彰台を獲得したアルペンスキーヤー、岡部哲也氏を招いてのトークステージが行なわれた。今回のステージでは11月26日に公開となる東野圭吾原作の映画「疾風ロンド」をフィーチャー。ゲストとして主演、阿部寛氏の息子役を務める濱田龍臣氏と、プロデューサーの栗生一馬氏が登壇。スノースポーツ&スノーリゾート魅力について語った。
濱田氏は「撮影をきっかけに初めてスノーボードに挑戦してすごく楽しかった。“できる”役なので(ボードを)持っているシーンではちょっとでも何となくできる感じが見えるように頑張りました」とコメント。それを受けて栗生氏は「運動神経がいいので(濱田氏は)すぐうまくなりました。ぜひ映画でご確認いただけたらと思います」とアピール。併せて岡部氏も「もっと磨きをかけるためにも迎えるシーズン、映画だけのためでなく継続してどんどんうまくなってほしい」とエールを送った。
濱田氏は「撮影でやっていてすごく楽しかった。今年の冬は(プライベートでも)ぜひ行きたい」と、かなりスノーボードを気に入った様子。濱田氏はまだ16歳ということで「まだ選手もいけるんじゃないですか?」と司会者が問いかけると、「頑張りたいと思います」と答えるなど会場を笑わせるシーンも。
ロケ地として野沢温泉を選んだ理由について栗生氏は、「スノースポーツが盛り上がるように」「原作自体が野沢温泉をイメージしている」ことを挙げた。「野沢といえば温泉とお酒。一番はゲレンデですけど」と岡部氏が話すと、濱田氏も「すごく広かったですし、練習で山頂まで行ってすごくきれいだなと思いました」と、野沢温泉をべた褒め。「村を挙げて全面的に協力していただけた」と栗生氏はお礼を述べた。
また、栗生氏は「役者の前をエキストラが通るシーンでやり直しをすると上り下りで時間がかかる」「新雪のシーンでは誰も入らないようにしておいて撮影をする」などスキー場ならではの撮影の難しさがある一方、「休みのときにわざわざリフトに乗って野沢菜タンタン麺を食べに行った(栗生氏)」という裏話を披露。和気あいあいとしたムードの中、ステージは終了した。
(C)2016「疾風ロンド」製作委員会/配給:東映
さあ、四国へ旅に出よう! ~丸本莉子Special mini LIVE~
ステージ前半では愛媛、香川、徳島、高知の四国4県およびJR四国(四国旅客鉄道)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)の6団体が耳よりな観光情報を「100秒」でPR。
最初に登場した徳島県は「鳴門うずしお大使」の松木里奈さんとマスコットキャラクター「すだちくん」が「ときめき★あわ旅」をPR。徳島特産のスダチのほか世界遺産登録を目指す鳴門の渦潮、四国遍路一番札所の霊山寺、阿波踊りなどに触れ、「雄大な自然や歴史などをできる観光スポットがたくさんあります」とアピールした。
香川県は観光香川おもてなし運動キャラクターの「親切な青鬼君」が登場。同県は生産量、消費量とも日本一を誇る讃岐うどんで知られるが、古典美術から現代アート、建築物など県内にはさまざまなアートが点在していることをアピール。瀬戸内海の島旅やオリーブ牛、オリーブハマチ、フルーツなど美味しい食材も楽しめるとした。
イメージアップキャラクター「みきゃん」とともに登場したのは愛媛県。「一年中暖かく気候も人も穏やか。道後温泉や瀬戸内しまなみ海道など、非日常が味わえる癒しのスポットとともに、日本一の生産量を誇る柑橘やタイなど美味しいグルメがたくさん」とPR。また、この秋は「えひめいやしの南予博2016」「ゆるキャラグランプリ」などイベントも盛りだくさんと、来県を呼びかけた。
高知県はミス高知の倉松純那さんと奥四万十博のナビゲーターも務める「しんじょう君」がナビゲート。四万十川の源流域からなる5市町の地域からなる奥四万十では、11月25日まで「奥四万十博」が開催中。「日本最後の清流といわれる四万十川や四国カルスト、黒潮が流れる太平洋など、山、川、海の恵みが一杯」「藁焼きのカツオのたたきをはじめ、鍋焼きラーメン、ウツボ料理などグルメも盛りだくさん」「癒しの時間を過ごしに、ぜひ奥四万十地域に来てください」とアピールした。
JR四国は2017年4月から運行する新しい観光列車「四国まんなか千年ものがたり」をPR。同列車は「弘法大師・空海が生まれたとされる善通寺や平家の落人伝説が残る祖谷地域など、千年の歴史が残る地域」を運行し、「千年の歴史に思いを馳せながらゆったりと列車旅をお楽しみいただける」とコメント。美しい吉野川をはじめ大歩危・小歩危と呼ばれる渓谷美や、地元の食材を使った繊細で美しい料理も車内で楽しめるとした。
本州と四国を結ぶJB本四高速はシンボルキャラクター「わたる」とともにPR。神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道、瀬戸大橋と、瀬戸内海を3つのルートで結ぶ本州四国連絡高速道路を紹介した。
ステージ後半は高知県観光特使でもあるシンガーソングライターの丸本莉子さんによるミニライブを開催。奥四万十博のテーマソング「がんばる乙女~Happy smile again~」のほか「たどりつく場所」「ココロ予報~雨のち晴れ~」の3曲を披露した。