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佐賀市、優木まおみさんを佐賀市プロモーション大使に任命

「2016佐賀熱気球世界選手権・2016熱気球ホンダグランプリ」で優木さん「佐賀のえびすさま全部探してみらんね!」

2016年2月18日 実施

佐賀市プロモーション大使に就任した優木まおみさんと佐賀市長 秀島敏行氏

 佐賀市は2月18日、佐賀市プロモーション大使の委嘱式を行ないタレントの優木まおみさんを同大使に任命。同日、優木さんは大使の初仕事として「2016佐賀熱気球世界選手権・2016熱気球ホンダグランプリ 記者発表会」に出席して、佐賀の魅力をPRした。

 同市が初めて設置する佐賀市プロモーション大使は、佐賀市出身者やゆかりのある著名人を通じて、市の歴史、文化、自然、物産等の魅力を広く発信し、佐賀市の認知度やイメージアップを図るための制度。3月1日には「佐賀県」をヒットさせたお笑い芸人のはなわさんが同大使に就任予定となっている。

 大使に就任した優木さんは「(東京に出て)18年経って最近つくづく思うのは本当にあったらいいなと思うものは佐賀にあるなと感じます。美味しいお水があって、美味しいお米も育つ、お酒も美味しく、海が近くにあるので海産物も美味しい。人が豊かに暮らしていくうえで必要なものが本当は実は一番近くにあったのを感じています」と話した。

 続けて「子育てを始めて、これだけいい自然が残っていて暮らしやすくて、空港も東京から便があって海外からも便が出ていて、どっかに遊びに行こうと思ったらすぐに遊びに行けますし、新幹線が開通したことで九州の中でも移動が楽になって、佐賀市からぷらっと福岡、長崎、熊本に遊びに行けて、いろんなことが楽しめる場所になった。私自身は今東京で暮らしていますが、佐賀で暮らしながら東京で仕事ができないかと思うぐらいふるさとの佐賀を愛しています」と佐賀の魅力を語った。

佐賀市の場所や名産などを紹介する秀島市長
優木さんに委嘱状が手渡された
佐賀市プロモーション大使に就任後、優木さんが佐賀の魅力を話した

 今回の大使任命について、優木さんは「若い頃すぐにこういう仕事を依頼されるより、こうやってふるさとのよさを噛み締められる年齢になってプロモーション大使を依頼されて、本当によかったなとつくづく思います。これから3年間、佐賀のよさを少しでもいろんな人に発信していきたい」と今後の意気込みを話した。

全5戦開催される「2016熱気球ホンダグランプリ」

 委嘱式の後、大使として優木さんは「2016佐賀熱気球世界選手権・2016熱気球ホンダグランプリ 記者発表会」に出席。「2016熱気球ホンダグランプリ」は、ホンダ(本田技研工業)が特別協賛する熱気球競技シリーズとなり、栃木県栃木市、長野県佐久市、三重県鈴鹿市、岩手県一関市、佐賀県佐賀市を会場に、全5戦を開催予定している。

2016熱気球ホンダグランプリ

第1戦「渡良瀬バルーンレース2016」(4月8日~10日):栃木県栃木市 藤岡渡良瀬運動公園
第2戦「佐久バルーンフェスティバル2016」(5月3日~5日):長野県佐久市 千曲川スポーツ交流広場
第3戦「鈴鹿バルーンフェスティバル2016」(9月17日~19日):三重県鈴鹿市 鈴鹿川河川緑地
第4戦「一関・平泉バルーンフェスティバル2016」(10月14日~16日):岩手県一関市 一関水辺プラザ
最終戦「2016佐賀熱気球世界選手権」(10月28日~11月6日):佐賀県佐賀市 嘉瀬川河川敷

えびすさまのバルーンを紹介

 会見では、大会関係者や各開催地の担当者が大会の見所などを紹介。優木さんもえびすさまのバルーンが写った冊子を披露して「佐賀にはえびすさまが88カ所もありまして、もしよかったら全部探してみらんね」と方言を使って佐賀の見所を紹介するとともに、「私の実家の近くにもえびすさまがあって地域の人たちで大切にしております。そういった佐賀気質に佐賀のバルーンを見にこられると触れられると思いますので、みなさん是非遊びに来てください」と佐賀をPRした。

 なお、佐賀市で行なわれる最終戦については、ホンダグランプリと併せて第22回熱気球世界大会「2016佐賀熱気球世界選手権」が開催され、国際航空連盟(FAI)加盟国代表選手による熱気球競技の世界ナンバーワンが決定する。

10月28日~11月6日に第22回熱気球世界大会「2016佐賀熱気球世界選手権」開催

 佐賀での熱気球世界選手権の開催は、第9回(1989年)、第13回(1997年)に続いて3回目となり、今大会の参加チームは105チーム、オフィシャルバルーンなどを加えた合計機数は約150機となる予定。同大会に第21回世界大会チャンピオンの日本人選手、藤田雄大選手が参加する。

本田技研工業株式会社 広報部の小田嶋淳氏

 世界大会の開催に向けて、長年にわたり熱気球グランプリに協賛する本田技研工業 広報部の小田嶋淳氏が挨拶し「ホンダでは1993年から1年間のシリーズ戦として熱気球ホンダグランプリに協賛しておりますが、藤田選手ら日本人選手逹がその場を活用して技術を磨き世界のチャンピオンになるといった、そういう場を提供できたことにホンダとして誇りに思っている。大空を飛ぶという人間の夢を実現するのが熱気球ですが、その中で選手が世界一になるという夢を目指すというのは、ホンダのグローバルブランドスローガン、The Power of Dreamsに合い通じる」と、熱気球グランプリに協賛する狙いと世界大会開催への喜びのコメントを述べた。

佐賀市の熱気球大会の様子

 熱気球の世界大会における基本的な競技のルールは、地上の何カ所かに用意されたポイントに近づいて、熱気球からマーカー(砂袋)を落としてその正確性を競う。熱気球は上昇と下降のコントロールしかできないため、高度によって違う風向きを利用して目標となるポイントを目指すこととなり、風を読む技術などが勝敗を決める。

第21回世界大会チャンピオンの藤田雄大選手
トロフィーの箱には歴代チャンピオンの名前が記載されている

 世界大会で2連覇を目指す、藤田選手は「(世界大会の)国内開催で優勝したいという気持ちは小さい時からずっとありました。そのよいステージがあり、連覇もかかってますので優勝したい」と、同大会に向けて意気込みを話した。

(編集部:椿山和雄)