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JALのミュージックベル隊「JALベルスター2015」が羽田空港で最後のステージ

2015年12月25日 実施

「JALベルスター2015」が羽田空港国内線第1ターミナルで演奏会

 JAL(日本航空)は12月25日、羽田空港国内線ターミナルで行なわれた日本空港ビルデング主催のクリスマスイベントで、ミュージックベル隊「JALベルスター2015」の演奏会を行なった。ベルスターは毎年秋頃にクリスマスの演奏会に向けて、入社1年目から3年目のCA(客室乗務員)で結成されるチームで、2015年メンバーにとっては最後のステージとなった。

 2015年のベルスターはこれまで函館、福井、名古屋、札幌と演奏を行ない、12月24日、25日の両日は羽田空港で5階の演奏会を実施。その最後のステージが25日15時から国内線第1ターミナル2階のマーケットプレイスで開かれた。

 オープニング曲にJALオリジナルソングの「I Will Be There With You」を演奏後、クリスマスソングの「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」「恋人たちのクリスマス」を演奏。

 続いて、ディズニーとコラボレーションして運航しているダッフィー特別塗装機「ハッピージャーニーエクスプレス」を紹介し、ディズニーにちなんだ曲として「星に願いを」を演奏した。

 そして、2020年の東京オリンピック/パラリンピックのオフィシャルパートナーとして展開している「JALがんばれ!ニッポン!キャンペーン」の公式キャラクターを務め、2015年はメンバーの大野智氏がデザインした「JAL FLY to 2020 特別塗装機」も就航した嵐の楽曲として、「果てない空」「OneLove」の2曲を演奏。クロージングに「サンタが街にやってくる(Santa Claus is Coming to Town)」を演奏し、最後は決めポースで締めた。

 その後アンコールの声があがり、嵐の「One Love」を再演奏。演奏会場の前のみならず、吹き抜けの上階にも集まった多くの人達も、ターミナルに響き渡る音色に聞き入っていた。

演奏中の木藤咲月さん(中央)

 演奏終了後、JALベルスター2015のメンバーの1人である木藤咲月さんに話を聞いた。入社2年目の木藤さんは、JALベルスター2015のなかで唯一、前年も参加したメンバー。ほかのメンバーは音楽経験はあるものの、ほとんどメンバーはハンドベルを触ったこともなかったという。

――2日間演奏をされるあたってのどのような気持ちで臨みましたか?

木藤さん:10月に結成にされてから約3カ月間、練習を重ねて参りまして、本日が最後ということで、本当にお客様に、日頃の感謝の気持ちを音楽を通じてお返ししたいという気持ちで臨みました。

――終えられた今の率直な感想を聞かせてください。

木藤さん:3カ月間いろいろなことがありましたが、今日に向けて、メンバー全員が心を1つにして演奏できたと感じています。

――全員揃っての練習は何度ぐらいあったんでしょうか?

木藤さん:8回です。ベルは1人でも欠けると音楽が完成しないということで、全員揃っての練習しかしませんので、あとは個人での練習になります。例えば、練習の際に録音したり、ベルの様子を録画したりして、自宅やステイ先でイメージトレーニングを重ねていました。

――今回、第2ターミナルで演奏したことや、ANAと一緒のセッションを実施した感想を聞かせてください。

木藤さん:普段はターミナルが分かれているので、ANAさんとお話する機会はあまりないのですが、昨日は一緒に合唱させて頂いたりして、普段関わることの出来ないANAさんとも一緒にクリスマスの舞台を作り上げることができて感無量です。うれしかったです。

――木藤さんご自身は来年もベルスターを参加したいですか?

木藤さん:1年目から3年目の新人客室乗務員が参加するチームで、私は2年目もやらせて頂いたので、またできたらよいなとも思うのですが、このメンバーから引き継いでくれる人もいると思います。そうやって引き継がれて21年目を迎えることができたので、これからも伝統を引き継いで、よりものを作っていきたいと思っています。

(編集部:多和田新也)