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JR東日本、足湯が楽しめる常磐線湯本駅を3月29日リニューアル

いわきの海と山の幸を盛り込んだ「浜街道 潮目駅弁」を4月1日発売

2015年3月29日開業

常磐線湯本駅のリニューアルイメージ。温泉熱を暖房に利用するなど環境保全技術を導入した「エコステモデル駅」

 JR東日本は、常磐線湯本駅を3月29日にリニューアルオープンする。これは、近隣の「いわき湯本温泉郷」の玄関口に相応しい駅を目指して改装が進められていたもの。

 温泉熱を暖房に利用するなど環境保全技術を導入した「エコステモデル駅」でもあり、他にもLED照明、Low-eガラス(断熱ガラス)、太陽光発電、自然換気、シーリングファン、節水トイレなどが導入されている。

 また、湯本駅の下りホームに設置されていた足湯もリニューアルされ、足湯につかりながら駅店舗の一部の商品を購入したり、飲食も楽しめる。なお、駅の店舗は駅コンビニ「NewDays」(営業時間:6時10分~19時20分)と、地元の土産物などを扱う「湯本美食ホテル」(営業時間:10時~19時)がオープンする。

湯本駅の下りホームに設置されていた足湯もリニューアル。足湯につかりながら飲食できる

「湯本美食ホテル」では、4月1日よりJR東日本の乗務員がプロデュースした駅弁「浜街道 潮目駅弁」が販売される。販売価格は1200円(税込)。この駅弁は、いわき沖の黒潮と親潮がぶつかる豊かな漁場「潮目」をテーマに、いわきの海と山の幸を盛り込んだもの。ご飯は福島県産のコシヒカリが使われる。

「浜街道 潮目駅弁」の掛紙デザイン。販売価格は1200円(税込)
メニューは鰹飯、うに飯、カジキメンチ、サンマポーポー焼き大葉ガーリックソース、メヒカリ甘露煮、トマトゼリー、たくあんしそ巻き、かまぼこ、カジキあげかまぼこなどの煮物と、地元の食材がふんだんに使われている。ご飯は福島県産コシヒカリ

 ほかにも、待合スペースを改修前の3倍の面積に拡大したり、イベントスペース/ギャラリーなどを設けたりするなど、地元の魅力を発信する施設が設置される。また「フラガールと湯けむりに出逢える町」という公募で決められた副駅名を掲出し、ホーム支柱には地元の中学生による手作りの駅票が設置される。

「フラガールと湯けむりに出逢える町」という公募で決められた副駅名がついた駅票
ホーム支柱には、地元の中学生による手作りの駅票を設置

編集部:柴田 進