ニュース

東京駅直結「トフロム・ヤエス・タワー」に行ってみた! 八重洲ならではの粋とグルメが息づく場所でした

2026年9月10日 開業
東京駅直結「TOFROM YAESU TOWER」が9月10日に開業する

 東京建物など参加組合が進める再開発事業「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」は、「TOFROM YAESU TOWER(トフロム・ヤエス・タワー)」を9月10日に開業する。

「TOFROM YAESU」は、「TOFROM YAESU TOWER」「TOFROM YAESU THE FRONT」の2棟で構成。レストランをはじめ、今年3月に開業の「バスターミナル東京八重洲 地下A」や、プレオープン中の劇場「東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス」ほか、オフィス、医療施設、カンファレンス施設などを備える。

 今回新たに開業するのは、東京駅直結の地上51階・地下4階、高さ約250mの大規模複合ビル「TOFROM YAESU TOWER」。開業を前に報道公開されたので、早速訪れてみた。

人気の飲食店が集結した「TOFROM YAESU TOWER」外観

「TOFROM YAESU」構成要素

・TOFROM YAESU THE FRONT(オフィス・商業施設・レストラン)
・TOFROM YAESU TOWER(オフィス・商業施設・レストラン)
・バスターミナル東京八重洲 地下A(TOFROM YAESU TOWER内)
・東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス(TOFROM YAESU TOWER内)
・日本医科大学八重洲健診ステーション(TOFROM YAESU TOWER内)

「TOFROM YAESU TOWER」のメインとなるのは、商業ゾーン「TOFROM YAESU Shop&Restaurant」。9月10日時点で55店舗が開業。一部店舗および「TOFROM YAESU THE FRONT」内の店舗は2026年冬以降、順次オープン予定だ。

仕事終わり・東京観光で立ち寄りたい名店が、ずらり連なる

 詳細は別記事でも紹介したとおり、東京の情緒を感じる専門店や名店が軒を連ねる専門店ゾーン「YAESU 東京界」が最大のトピックス。創業170年超の伝統割烹「割烹 嶋村」や老舗本格中華「Tai Kou Rou TOKYO」が再開業。加えて、天ぷら店「天よこた 明日へ」に、焼き鳥店「焼鳥 おみ乃 雫」など東京の人気店が新店舗をオープンと話題性も抜群だ。

専門店ゾーン「YAESU 東京界」のエントランス
創業170年超の割烹 嶋村が再開業
老舗本格中華を提供するTai Kou Rou TOKYO
ミシュラン一つ星獲得の天ぷら店 天 よこたの新店舗天よこた 明日へ
シュラン一つ星獲得の焼き鳥店 焼鳥 おみ乃の新店舗 焼鳥 おみ乃 雫

 開業に伴い、東京建物 商業事業部の三田村篤史氏よるツアーを実施。八重洲発祥だからこその店舗の魅力について聞いてみた。

「もともとこの地にあったお店も含め新たなお店もたくさん、新旧織り交ぜてさまざまな味わいがお楽しみいただける部分です。それぞれ文化的な香りがする店舗も多く、その部分も魅力ですね」と三田村氏。

「ワーカーの方がクイックに楽しめるお店や高級な接待で使えるお店まで、あらゆるシーンで対応できるかと思いますので場面問わずお越しいただけたら」と話してくれた。

東京建物株式会社 商業事業部 三田村篤史氏

外観は箱積みデザインを採用、エリアへの回遊性を高める通路も設置

「TOFROM YAESU TOWER」低層部の外観は、「箱積み」デザインを採用。多くの店舗を路面側へ配置している。小規模な建物や路面店を連ねることで、本来の八重洲らしい風景を立体的に表現したとのこと。

 また、八重洲通り・八重洲仲通り・外堀通り・さくら通の4つの通りを結ぶ通路を整備し、回遊性を高める構造としている。多様性と界隈性が高い同エリアの特徴を活かし、新旧の八重洲を感じる作りとしている。

 加えて建物内のひろば「檜物町スクエア」には、日本三大祭りの一つ・山王祭にて使用される檜物町の「お神輿」を常設展示。八重洲の伝統を感じる工夫がなされている。

「箱積み」デザインを採用した低層部分
八重洲通り・八重洲仲通り・外堀通り・さくら通の4つの通りを結ぶ通路
建物内のひろば「檜物町スクエア」
檜物町の「お神輿」を常設展示。重さは約1トン
館内には「いただきやえす!」の特大バナーがいたるところに
ちょっとした休憩に使えるベンチなども周囲に配置
開放感抜群の吹き抜けが気持ちよい空間を演出
椅子がいたるところにあるので、休憩にもぴったりだ

映画監督 岩井俊二氏が登壇。「八重洲は新旧が渾然一体となった不思議な街」

 開業を記念し、施設内では、映画監督 岩井俊二氏の書き下ろし作品「人魚の街」を題材としたアートプロジェクト「TOFROM YAESU TOWER ART:人魚の街」を実施。八重洲の“八”にちなみ8組のアーティストによる作品が展示中だ。

 発表会には、岩井氏が登壇。「巨大なビルが立ち並ぶ路地に入ると昔ながらの景色が残っていたり、いろいろな発見が八重洲にはある。古きよきものと新しいものが渾然一体となった不思議な街」と八重洲のイメージを冒頭で語った。

映画監督 岩井俊二氏
同氏の物語を題材としたアートを館内に展示中。「The water is worth a thousand words.」(作:太田琢人)
「Tides of Time」(作:井口皓太)
「Anonymous-human #68:The Veiled」(作:加藤智大)

 プロジェクトに関し、歴史ある街と未来を観測する視点として人魚(不老不死の存在)を登場させたとのこと。「過去から未来へとつながり一人の人魚がたどりつくという作りに。時代劇やSF風、青春小説などいろいろなエッセンスを散りばめた物語ですのでお気軽に楽しんでいただけたら」と話す。

 館内に展示されたアートは、氏の物語のワンシーンを彷彿させる作品のため、Webなどであらかじめ読んでおくことでより楽しめるだろう。