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移動しない日がある贅沢。2泊3日滞在の「界 草津」で伝統の座繰り体験から夜の湯畑散策まで満喫
2026年8月28日 12:00
2泊3日で「界 草津」(群馬県吾妻郡草津町草津白根464-690)に滞在してきました。今年6月、全国24番目の「界」ブランドとして開業した施設の魅力をお届けした前編に続き、後編は2日目の朝からスタートです!
澄んだ朝の空気のなかで体をほぐす「草津白根山体操」と洋食朝食
2日目の朝は、6時半から開催される「草津白根山体操」に参加すべく、少し早起き。会場は、暖炉ラウンジの外にある、中庭のウッドデッキスペースです。
この「草津白根山体操」は、草津の源泉を生み出す白根山の大地のダイナミックな動きをイメージしたオリジナルの現代湯治体操。スタッフさんの掛け声に合わせて、澄み切った空気を吸い込みながら深呼吸やストレッチを行ないます。
体を動かしてお腹も空いたところで、お楽しみの朝食タイムです。「界」では地域色豊かな「ご当地朝食」がいただけますが、連泊の2日目ということで、ここでは和食ではなく「洋食」をチョイス。
運ばれてきたのは、おでんの具材を洋風にアレンジした熱々の「おでんポトフ」です。ロールキャベツやつみれ、お出汁を吸ったはんぺんなどが土鍋のなかでぐつぐつ。体にじんわり染み渡る優しい美味しさでした。
「まちめぐりセット」で温泉街へ。西の河原露天風呂と湯畑散策
朝食を終えたら、2日目のメインイベントである草津温泉街の散策へと出かけます。ここで手に入れておきたいのが、フロントで3500円で販売している「界 草津 まちめぐりセット」! とにかく内容がお得で、以下のアイテムがすべて含まれています。
・風呂敷バッグ:界の風呂敷にハンドルを付けた、街歩きにぴったりなバッグ
・ちょいな三湯めぐり手形:通常料金よりお得になる草津温泉定番の湯めぐりチケット
・オリジナル冊子「草津めぐりのすすめ。」:スタッフ厳選のお勧めのスポットを紹介
・タオル引換券:各施設でタオルがもらえるため手ぶらでOK
・ドリンク引換券:裏草津にある「カフェ 月の貌」で使えるうれしい1枚(※詳細は後半で!)
ということで準備万端、いざ出発! 昨日も通った小径を抜け、エレベーターで地下20mへ下りたら、全長80mのトンネルを抜けて温泉街へ一瞬でワープです。
さっそく手形を使って、まずは「西の河原露天風呂」へ。100人は余裕で入れるんじゃないかと思うほど圧倒的な広さで有名な露天風呂です。ここは純粋に温泉と景色を楽しむ施設のため、洗い場はありません。
ここでちょっとした耳より情報を。西の河原露天風呂は、毎週金曜(特定日を除く)の夕方から、男性露天風呂が「混浴」になります。女性は400円で湯浴み着をレンタルでき(男性は無料)持参した水着の着用もOK。カップルやファミリーで、ライトアップされた巨大露天風呂を一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?もちろんこの混浴デーにも手形は使えます。
「蕎麦割烹 SAI」で十割蕎麦ランチ
ランチは、宿の敷地内に併設している「蕎麦割烹 SAI」に立ち寄ってみました。宿泊者専用トンネルを抜けてすぐ、西の河原公園のほとりに佇む、宿泊者以外の日帰り観光客も利用できるレストランです。
大きなガラス窓から豊かな緑を望むモダンな店内でいただいたのは、地粉を使った本格的な十割蕎麦。今回は「鴨出汁つけ蕎麦」を注文してみました。
ジューシーな鴨の旨味が溶け込んだ濃厚なつけ汁と、ツルッとした喉越しの蕎麦は相性抜群。途中で「ゆず七味」をパラリとかけたら、さらに風味が引き立ちました。
富岡製糸場さながらの内装! 「上州座繰り」で世界に一つのシルクタッセル作り
夕方からは界ブランドならではの無料アクティビティ「ご当地楽」へ。界 草津では、かつて絹産業で栄えた群馬県にちなみ、「シルクを紡ぐ上州座繰り(じょうしゅうざぐり)」を体験できます。
「座繰り」とは、世界遺産・富岡製糸場へとつながる、繭から糸を引く伝統的な作業のこと。熱湯に入った蚕の繭の表面を、小さなほうきのようなものでなでるように動かし、毛先に絡みついた細い糸を、すでに座繰り機へと伸びている糸に巻き付けます……と言葉で聞いてもよく分からないと思いますが(笑)、左手でハンドルを回しながらおこなう両手の作業はなかなかの難しさ! 悪戦苦闘しながらも、蚕さんが紡ぎ出す絹糸の究極の細さだけは、身をもって実感できました。
後半は、自分で座繰りして紡いだばかりの生糸と、あらかじめ用意されている色糸を混ぜて、オリジナルのタッセル作りです。糸巻き治具を使ってぐるぐると糸を往復して巻き付けるだけなので、こちらは簡単!
できあがったバッグチャームは想像以上の美しさで、大満足のご当地楽でした。所要時間は30分ほどですが、これが無料で体験できるなんて素晴らしい!
2晩目は宿泊者限定の「地粉生粉打ち蕎麦会席」
旅の2日目のディナーは、昼間ランチを食べた夜の「蕎麦割烹 SAI」へ。温泉旅館の連泊というと「2日目の夕食はどうなるのかな?」と気になるところですが、ここ「界 草津」では1日目の会席料理とはガラリとコンセプトを変えた、宿泊者限定の特別なコース「地粉生粉打ち蕎麦会席」を用意しています。連泊しても夕食が一切カブらないのは、うれしいポイント!
初っ端から「からすみ蕎麦」というツウ好みな大人の逸品が出てきた時点で、これは日本酒を飲まないわけにはいかないですわ~!と、浅間山(純米 大辛口)のグラスを注文。蕎麦湯仕立てのお出汁でいただく和牛サーロインのしゃぶしゃぶや天ぷら、そしてお蕎麦から甘味まで、どれも絶品でした。
食後は、酔い覚ましを兼ねてにぎわう夜の湯畑エリアをブラブラ。散策中、お土産屋の店員さんなどに「ステキな作務衣! どこのお宿?」と何度か声をかけられたので、そのたびに背中にある「界KAI」マークを見せて自慢げにアピールしておりました。
最終日の朝は滋味豊かな和食朝食
いよいよ迎えた最終日。おこもり湯治旅の締めくくりとなる朝食は、群馬の豊かな恵みが小さなお皿にぎゅっと詰まった「ご当地和食膳」をいただくことに。
ゆば掛け豆富や鶏つくね、玉子焼きなど、少しお疲れ気味の胃にも優しい味わいばかり。そして、朝の台の物として登場したのは滋味深い味わいの味噌仕立ての汁物「こしね汁」。群馬の豊かな食文化を五感で楽しめる、朝から大満足のお鍋でした。
「まちめぐりセット」をフル活用! チェックアウト前の温泉街総仕上げ散策
11時のチェックアウトまでまだ時間があったので、「まちめぐりセット」の特典を使い切るべく、最後の温泉街散策へと繰り出しました。向かったのは、人気の日帰り温泉施設「大滝乃湯」。ここでは、温度の異なる湯船にぬるい順から浸かっていく草津伝統の入浴法「合わせ湯」を体験できます。女湯には4つの浴槽があるのですが、一番熱い浴槽は足を入れただけで「むりむりむり!」となってしまい、あえなく断念……!
そんな大滝乃湯から、風情ある路地裏を5分ほど歩いたところにあるのが、ドリンク引換券が使える「カフェ 月の貌(つきのかお)」。チケットは800円分の金券として好きなドリンクが選べました。これでついに特典はコンプリート! 使っていて本当に楽しい「まちめぐりセット」でした。これも、時間にゆとりのある連泊だからこそできた体験です。
どっちの草津も妥協しない! 贅沢な2泊旅のススメ
草津温泉といえば、湯畑を中心としたにぎやかな温泉街のイメージが強いですが、少し離れた高台にある「界 草津」は、そんな喧騒とは無縁の別世界。
それでいて、専用トンネルを抜ければ、あっという間に活気ある温泉街に行くことができ、滞在中は、宿の「静」と温泉街の「動」、どちらの草津もよくばりに満喫することができました。
そしてなにより、今回は「連泊」の選択が大正解! 移動しない日があるだけで、こんなにもゆったり贅沢な気分に浸れるんだなぁとしみじみ実感です。
「界 草津」は館内アクティビティやご当地楽が目白押し。そのうえ温泉街の散策まで楽しむとなると、1泊2日ではキツキツスケジュールになってしまいます。宿のおこもりも、草津の街歩きも、どちらも妥協せず全力で楽しむなら、次回の草津旅は「2泊」を計画してみてはいかがでしょうか?























































































