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東京・日野市に誕生、団地密着型ローソンに行ってみた。行政サービス・デリバリー・生鮮スーパー・調剤薬局・災害支援など集約

ハッピーローソンタウン日野高幡台店

2026年8月4日 開業
「ハッピーローソンタウン日野高幡台店」が8月4日に開業した

 ローソンは8月4日、「ハッピーローソンタウン日野高幡台店」(東京都日野市程久保650)を開業した。

 店舗を拠点にマチづくりと地域再創生を進めるハッピーローソンタウン構想の全国2店舗目で、先行して6月に開業した「ハッピーローソンタウン池田伏尾台店」が戸建て団地付近だったのに対して、この店舗はUR賃貸住宅 高幡台団地の敷地内にあり、集合住宅型1号店にあたる。

 開業に際してKDDI、UR都市機構、日野市と連携しており、行政サービスの遠隔対応やコミュニティスペースの創出に加え、災害支援拠点としても機能する。

6月までローソンストア100だった店舗を改装・機能強化して「ハッピーローソンタウン日野高幡台店」としてオープン
店内は通常のローソンの機能に、行政サービスの遠隔対応、コミュニティスペース、災害支援拠点などの機能を盛り込んだ

 例えば、店内のサイネージにAIコンシェルジュを表示して、行政情報の発信や音声対話による住民票・戸籍全部事項証明書の発行手順の案内(店内マルチコピー機で可能)、粗大ゴミの出し方といった具体的な暮らしのサポートのほか、サイネージの横には扉の閉まる個室型ブースも設置しており、市の担当者にビデオ通話で直接相談することができる。

 団地の一部住民と店舗をタブレットのビデオ通話でつないで買い物のサポート、玄関先まで配送する実証実験(11月末まで)も展開。子育て・介護・療養中など外出の難しい世帯に対して生活支援を行なう。これら通信インフラはKDDIが提供している。

 店舗は6月までローソンストア100として営業していた施設を改装・機能強化し、ローソンのコンビニとしての通常の商品・サービスに加えて、食品スーパー「コモディイイダ」から毎日野菜・精肉・冷凍魚を輸送して約90品目(青果60、精肉20、冷凍魚7)を取り揃えるほか、調剤薬局のクオール薬局を店内に併設、OTC医薬品や介護用品・介護食の販売も行なう。

AIコンシェルジュ(左)による音声対話での行政サポートに加えて、より複雑な要望にも対応できる個室型のビデオ通話ブース(右)を用意している
調剤薬局の「クオール薬局」を店内に併設する。今後、ロッカーを使った処方箋薬の受け取りなども行なっていくという
マルチコピー機と銀行ATM
荷物の発送や受け取りに対応。京王運輸のECサイト「駅チョク便」で注文した商品をこのロッカーで受け取ることもできる
「コモディイイダ」から毎日届く生鮮品(野菜・精肉・冷凍魚)を扱う

 店舗入ってすぐの空間は小上がりを含む広めのイートインスペースになっており、総席数26席。高齢者向け健康イベント・スマホ教室、子供向け体験イベントなども行なう予定という。

 こうした店舗構成についてローソン 代表取締役社長の竹増貞信氏は、「この小上がりのスペース、横になりたいって思う方もいますよね。こういうスペースを作ることで、とりあえずローソンに行こう、ローソンで休憩していこうと人が集まって、笑顔でにぎやかになっていく」と述べて、店舗を中心にした新たなコミュニティ形成に期待を込めた。

 また、全国に多数あるかつての“ニュータウン”にハッピーローソンタウンを広めることで地域の活性化に寄与し、「街に緩やかなつながりや便利な暮らしを提供することで若い世代をはじめとする人々が戻り、入居率も上がって街がどんどん活気づいていくような未来を目指したい」と熱意を語った。

日野市 市長 古賀壮志氏
独立行政法人都市再生機構 理事 高藤喜史氏
株式会社ローソン 代表取締役社長 竹増貞信氏
KDDI株式会社 執行役員 パーソナルグロース事業本部長 村元伸弥氏
関係者・地域住民らによる「ハッピーローソンタウン」オブジェの除幕式
除幕ののち、オブジェは店舗外壁に飾られた

 今後の展開としては、店舗近隣でのオンライン診療受診施設の設置、ドローンを活用した見守り活動や河川などの巡視・インフラ点検、配送ロボットを使った商品配送の実証なども視野に入れており、医療施設・日野市・KDDIらとのさらなる連携深化にも期待がかかる。

店舗近隣に設けたオンライン診療受診施設。具体的な医療施設との連携はまだ話をしている最中とのことだが、秋以降の稼働を目指している
KDDIスマートドローンの自動充電ポート付きドローン「Skydio X10」。このエリアは人口密集地のため遠隔操縦を行なうことはできないが、各地のローソンに展開することで災害発生時の被害確認・情報収集などに役立てていくという