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スパリゾートハワイアンズ、総工費110億円超の段階的リニューアル。新客室やグルメをさっそく体験してきた!

改修全体テーマは「ノスタルジックなハワイと現在のハワイ」

2026年1月16日 開催
すでに改装を終えたホテルハワイアンズ東2号館の「スーペリア和洋室」

 1月15日に創業60年を迎えたスパリゾートハワイアンズは翌日16日、ホテルハワイアンズ内で「リニューアル計画」記者発表会を開催した。

 登壇したのは、アイコニア・ホスピタリティ 代表取締役会長で常磐興産の会長を務める山本俊介氏と、常磐興産 取締役社長執行役員の関根一志氏。

 発表によると今回の大規模リニューアルは総工費110億円超を見込んでおり、改修全体テーマは「ノスタルジックなハワイと現在のハワイ」。2028年3月までに各ホテルやウォーターパーク、大浴場などで改装・新設を終える予定だ。

 具体的には、現在の440室を461室に増やし、定員は1947人から2194人へ約13%増を予定。自動チェックインや宿泊者専用ロッカースペースを設置するなど導線を改善する。

 ウォーターパークは、日帰りゲストの駐車場側にエントランスを移動。生体認証を導入しスムーズに入場・精算までできるようにDX化を図る。また、ウォーターパークの新たなシンボルとして茅葺の大屋根を新設。ショーステージも2027年春にリニューアルされ、水や火を使った演出が可能になるという。

 ほかにも、大露天風呂「江戸情話 与市」には洗い場を設け、砂蒸し風呂と岩盤浴を導入予定。併設する「ホテルハワイアンズ」の南1号館・東1号館はファミリーをターゲットとした客室に生まれ変わるなど、順次アップデートを控えている。

今後の改装計画概要とスケジュール
アイコニア・ホスピタリティ株式会社 代表取締役会長兼 常磐興産株式会社 会長 山本俊介氏
冒頭でスパリゾートハワイアンズの60年にわたる施設歩みを発表した常磐興産株式会社 取締役社長執行役員の関根一志氏
ウォーターパークの新たなシンボルとして茅葺の大屋根を新設。ポリネシアンショーが行なわれるステージもプールと一体感のある空間に変更し、ショーの演出自体もさらに魅力あるものに強化するという
ウォーターパークにはティキバーがオープン。フードホールも刷新され、オールディダイニングの新メイン・レストランもオープン
スプラッシュパークは2027年夏にハワイの海をテーマとしたものにリニューアル
大露天風呂「江戸情話 与市」へのアプローチがフォトジェニック空間に。洗い場も新設
ホテルハワイアンズの南1号館・東1号館がファミリーをターゲットとした客室にリニューアル
今年5月にグランダイニング・パシフィックが座席数拡大でリニューアルオープン
現在工事中の6階中央館大浴場が今年3月にリニューアルオープン
モノリスタワーの客室は2027年春にリニューアル予定。段差のないフラットな洋室へ
ウイルポートは更なるファミリー層拡充へ2028年春リニューアル予定
フォトセッションで握手を交わした山本会長(右)と関根社長(左)

すでにリニューアルを終えているエリアを見てきた

 スパリゾートハワイアンズの大規模改装は、2025年から順次スタートしており、すでにリニューアルを終えた客室などを見ることができたので紹介しよう。

ホテルハワイアンズのロビー。既存の照明を活用することで創業当時の面影を残すレトロモダンな空間に生まれ変わった

 まずはホテルハワイアンズの1階ロビーだ。絨毯やチェックインカウンターにポリネシアの伝統文様デザインを取り入れるなどして一新されている。今後は自動チェックイン機や宿泊ゲストがチェックイン前に利用できる専用更衣室を新設予定とのこと。

ホテルメインロビー横の「ワイキキテラスカフェ」

 そのロビー横に2025年12月、メニューも一新してリニューアルオープンしたのが「ワイキキテラスカフェ」。以前はランチタイムだけだったのが朝食やティータイムも利用できるようになった。

 シグネチャーメニューは「プレミアムロコモコ」。カラフルなレインボーケーキやハワイのローカルスイーツ・マラサダなどを提供する。ちなみにリピーターによると、ここのオリジナルブレンドコーヒーは美味しいと評判とのこと。

 今後は待合エリアに大型コーヒーロースターを設置し、隣接するショップではコーヒー豆の測り売りも予定しているという楽しみな空間だ。

ワイキキテラスカフェの店内
美味しいブレンドコーヒーとマラサダでハワイ気分が盛り上がるはず

 ホテルハワイアンズ東2号館の2・3階にあった和室タイプの客室は、ベッドタイプの「スーペリア和洋室」として20室リニューアル。和の温かみを残しつつ、モダンで落ち着くインテリアが特徴だ。最大4名まで利用可能。

スーペリア和洋室。3名以上で使う場合は畳の上に布団を敷く
テーブルを配した床には琉球畳
小ぶりだがテーブル&チェアも
USB Type-Cポートを備える
洗面所
トイレ
シャワーブース

 今回実際に1泊利用したのがホテルハワイアンズ南3号館8階の「セミダブルルーム」。以前は低稼働・低単価のシングルルームだったそうだが(位置的に一番奥のあるため)明るい雰囲気のセミダブルにコンバージョンすることで、若年カップルや若者グループの取り込みアップを図ったという。

 南3号館へは迷路のような廊下を歩くので(笑)最初は戸惑うが、若い世代なら慣れれば問題ないはず。ほどよいリゾート感を盛り込んだ部屋の使い勝手はいい感じだった。一番近い温泉は南2号館5階の大浴場。眺望はないが、源泉かけ流しの良泉だ。

南3号館のセミダブルルーム。壁やベッドライナーが温かみのある色でいい感じ
コンパクトながら壁を利用した利便性の高い空間に
ノートPCを広げられるスペースもある
ケーブルも完備
枕元にUSB Type-Cポート
洗面所とトイレ。シャワーブースはないので館内の温泉に入ることが大前提の客室
館内着やタオル、歯ブラシなどのアメニティはベッドの上に

フードの新メニューを試食してきた! 地元いわきの食も堪能

記者発表会で関根社長は「水遊び、温泉、ショーの3大要素に、4つ目として食が加わった」と語っていた

 スパリゾートハワイアンズではここ1年でハワイらしいシグネチャーメニューの開発やメニュー数の増加など「食体験の向上」に力を入れており、実際に食に関する口コミ満足度投稿が増加しているという。今回は報道向けに用意されたフード新メニューを試食することができた。

 ポケ丼やハワイのローカルヌードル・サイミン、ガーリックシュリンプ、バーガー、ハワイアンズチキンなどハワイを感じるメニューが種類豊富にあり、どれもクオリティの高い本格的な味。これらのメニューを楽しめるだけでもハワイアンズに行く価値があるのではと思ったほどだ。

 そして個人的には、あんこう鍋やメヒカリの炊き込みご飯、ぺったら蕎麦など滋味深い地元の味も捨てがたく、ついつい欲張って食べてしまった。ちなみにスイーツの一押しはマラサダ!

 ハワイアンズ内の各オフィシャルホテル、ウォーターパーク、大露天風呂「江戸情話 与市」など、リゾート内の各所で提供される。

コブサラダ
シーフードカクテル
ホットドッグ
バーガー
スパムおにぎり
ハワイアンズチキン
子豚の丸焼き
ロコモコ
ガーリックシュリンプ
サイミン
ポケ丼
マラサダ
パイナップルジュース、ヤシの実ジュース
とまとサイダー、ブルーラグーン、フルーティーサマーなど
ハワイアンセレブレーションレインボーケーキ
パンケーキ各種
ぺったら蕎麦
あんこう鍋
メヒカリの炊き込みご飯

常磐炭鉱発祥の地を巡る「ヘリテージツアー」

映画「フラガール」でダンサーたちが全国ツアーに行くシーンに使われたレトロバス

 スパリゾートハワイアンズでは宿泊ゲストのオプショナルツアーとして、常磐炭田・産業遺産を巡るヘリテージツアーを実施している。この日は創業60周年を記念して、映画「フラガール」でも使用されたレトロバスを用意。短縮版ヘリテージツアーを体験することができた。

 ヘリテージ専門ガイドの説明も素晴らしく、炭鉱の基本知識からハワイアンズのルーツでもある常磐炭鉱の歴史を知るいい機会になった。興味がある人はチェックしてみてほしい。

 今後の催行予定は以下のとおりとなっている。
実施日: 2026年2月20日、3月19日
料金: 大人3600円、小学生2400円、幼児2300円
※最少催行人数 10名

長野県の信南交通でかつて走っていた車両
行き先表示は特別に「常磐ハワイアンセンター」に
補助席が両側にあって最大6名が横一列に座れる。なお普段このバスはNPOバス保存会(茨城県石岡市)が管理・保存している
みろく沢炭鉱資料館
常磐炭礦内郷礦中央選炭場跡
左右にある坑口。上は赤煉瓦の扇風機上屋
昭和29年ごろの写真が興味深い
石炭を掘った残りカスを積んでできた「ズリ山」。今は木が生えて普通の山に見える
この日はハワイアンズ~JA常磐線の湯本駅間の無料送迎バスに、いすゞのボンネットバスが特別運行していた