福島土産の「柏屋 薄皮饅頭」と「めひかり塩チョコ」

福島土産の定番「柏屋 薄皮饅頭」のミニサイズ

　今回紹介するのは、東北の玄関・福島県のお土産です。全国で3番目の広さを持つとあって、雄大な自然に温泉、喜多方ラーメンや桃などのグルメが豊富。4月上旬からは“福島の桃源郷”とも呼ばれる花見山の絶景や三春滝桜が見ごろを迎えます。春のお出かけにいかがでしょうか。

柏屋「小さな柏屋 薄皮饅頭 mini こしあん」

　東京の「志ほせ饅頭」、岡山の「大手まんぢゅう」とともに、日本三大まんじゅうに数えられる福島の「薄皮饅頭」。県を代表する銘菓であり、温泉饅頭のルーツともいわれています。

　最大の特徴はその名のとおり、ふわふわの生地を艶やかにまとう極薄の皮。それに包まれるあんこは厳選小豆を使い、熟練の職人が炊き上げています。今回購入した「mini」シリーズは、つい何個も手をのばしてしまう食べやすさが老若男女に評判です。

　嘉永5年（1852年）創業以来の「こしあん」は上品な甘さと口どけが秀逸。一方「つぶあん」は甘さ控えめで、小豆本来の風味とつぶの食感が楽しめます。皆さんはどちら派ですか。

生地のふくよかな香りとなめらかなこしあんが織りなす薄皮饅頭のミニ

9個入りの箱。こしあんは藤色の包装紙がかかっています

「mini」は、食べ応えある通常サイズに匹敵する人気商品

いわきチョコレート「めひかり塩チョコ」

　太平洋に面した福島県浜通りで漁獲され、いわき市の魚にも制定される「メヒカリ」。目が大きく青緑色に光ることからそう呼ばれています。体長15cmほどのサイズながら脂がよくのっていて、刺身や天ぷらなどで食べると美味しい魚です。

　一見すると特産品をモチーフにした“おもしろチョコ”ですが、その味のクオリティはデパートに並ぶ高級チョコのように本格的。テンパリングして光沢感となめらかさを増したクーベルチュールチョコレートはほろ苦く、なかからは生塩キャラメルがとろりとあふれだします。

　表面に散りばめているのは地元・小名浜でとれた海の粗塩です。キリっとした塩気が効いて、濃厚なチョコと生塩キャラメルがより引き立つ大人の味。発売から10余年、累計55万箱を売り上げる福島の新定番となりました。

ビターなチョコに包まれるのは生塩キャラメル。絶妙な甘じょっぱさがクセになります

10個入りの箱はとても高級感あるつくり

メヒカリの形が愛らしく並んでいます