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しなの鉄道、3月14日にSuica導入。首都圏エリアからカード1枚で利用可能、線内定期券もSuicaで発売
クレジットカードでのきっぷ購入は終了
2025年12月15日 16:15
- 2026年3月14日 開始
しなの鉄道は、ICカード乗車券・Suicaのサービスを2026年3月14日に開始する。
各駅にSuica対応の改札機を、一部を除く有人駅にチャージが可能な券売機を整備し、Suica首都圏エリアとの相互利用を開始。松本経由で中央本線方面へも1枚のカードで利用できるようになる。TOICA・ICOCAなど相互利用対象のICカードや、KURURUなど地域連携ICカードも使える。
軽井沢・小諸・上田・屋代・長野（しなの鉄道きっぷうりば）・豊野の各駅ではSuicaが購入可能。Suica定期券・モバイルSuica定期券も取り扱い、JR東日本との連絡定期券（連絡運輸範囲内に限る）のほか、しなの鉄道区間のみの定期券も発売する。
ICカード利用時の運賃は1円単位とする。導入にあわせてきっぷ運賃（10円単位）における消費税の転嫁方法を四捨五入から切り上げに変更し、原則としてIC運賃がきっぷ運賃を上回らないようにする。
注意点として、乗車・下車駅がSuicaエリア内でも、エリア外を利用区間に含む利用はできない。特に、エリア外となる小海線の小諸駅～野辺山駅間を含む利用の際、ICカードで入出場すると篠ノ井駅・松本駅経由で運賃計算される。該当する区間を利用する場合は、あらかじめきっぷを購入するよう呼びかけている。
なおサービス開始により、上述したSuica発売駅以外では窓口でのきっぷの発売を3月13日限りで終了。発券機器を交換するため、窓口・券売機でのクレジットカードの利用も同日をもって取りやめる。
さらに、JR各社にあわせて往復乗車券・普通回数乗車券（障害者・通学用割引を除く）を廃止し、長野駅～篠ノ井駅～軽井沢駅間が乗り放題となる「軽井沢・長野フリーきっぷ」、回数券タイプの「千曲川きっぷ」も3月13日をもって設定を終了する。企画乗車券については、代替としてデジタルチケットを発売する予定としている。
