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JR東日本、3月14日にダイヤ改正。「つばさ」「かがやき」の所要時間短縮、横浜線でワンマン運転開始など

2026年3月14日 実施
「つばさ」は新型車両のE8系に統一。300km/h運転開始で時間短縮も

 JR東日本は、2026年3月14日にダイヤ改正を実施する。ここでは主な改正ポイントについて記述する。

 東北新幹線では、東京駅11時56分発・新青森駅15時7分着の「はやぶさ21号」を増発。盛岡駅始発の上り「はやぶさ30号」は新青森駅始発に延長する。

 山形新幹線「つばさ」は、使用車両を300km/h運転可能なE8系に統一。一部列車で所要時間を4分短縮する。また北陸新幹線「かがやき」でも最大3分の所要時間短縮を行なう。

 一方、夜間の合作業時間拡大を目的に、東北新幹線・上越新幹線では最終時間帯で列車の時刻繰り上げ・廃止を行なう。

増発・区間延長となる「はやぶさ」
所要時間短縮となる「つばさ」
所要時間短縮となる「かがやき」
時刻繰り上げ・運転とりやめとなる列車

 在来線特急列車については、東京駅~平塚駅間で下り「湘南」を1本増発。寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は、下り列車の東京駅発時刻を21時50分から21時26分に繰り上げる(時刻の繰り上げは浜松駅まで)。

 ホームドア設置を予定する中央線快速・青梅線、2025年改正からワンマン運転を行なっている南武線では、停車時間を調整するなどして安定運行の確保をはかる。またホームドア設置に先立ち、八王子駅・豊田駅・立川駅発着で運行している大月・甲府方面の列車はすべて高尾駅発着にする。

 横浜線・根岸線では、改正よりワンマン運転を開始(根岸線は8両編成の列車のみ)。早朝に東神奈川駅発着となる列車の一部は桜木町駅発着に延長する。武蔵野線では土休日の朝時間帯に東京駅方面への直通列車を増やし、京葉線西船橋駅~海浜幕張駅間の区間列車も増発する。

 このほか釜石線では、「はまゆり」を含むすべての定期列車をHB-E220系に統一。これにより「はまゆり」での指定席の設定は終了する。仙石線では仙石東北ラインを除く全列車をE131系に統一し、ワンマン運転を開始。あおば通駅~多賀城駅間では1時間あたり最大3本の増発を行なう。仙台空港アクセス線では快速列車を廃止して普通列車に置き換える。

 新潟エリアの羽越本線(新発田駅~村上間)・信越本線(直江津駅~長岡駅間)・越後線(柏崎駅~吉田駅間)ではワンマン列車の利用方法を変更し、無人駅も含めてすべてのドアから乗降可能とする。前述した仙石線も同様の運用となる。

増発する「湘南」
改正で高尾以東の運転を終了する中央本線の列車
新たに根岸線直通となる横浜線の列車
改正前後の西船橋駅時刻表(土休日)
改正前後の仙台駅時刻表