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JR東日本、「ご当地Suica」2027年春から始動。マイナンバーとの連携で地域通貨や行政手続きにも一括対応
2025年12月9日 14:56
- 2025年12月9日 発表
JR東日本グループは、2027年春から「ご当地Suica」サービスを群馬県と宮城県で先行スタートする。
ウォークスルー改札やコード決済サービス「teppay」に続く、「Suica Renaissance」プロジェクトの第3弾。モバイルSuicaとマイナンバーカードの連携により、Suica機能に加えて、地域に最適化されたMaaS機能と生活サービス機能を提供する。
モバイルSuicaの利用者は、新たなアプリのダウンロードが不要。対応しているエリアでは、改札を出場したタイミングで「ご当地Suica」に切り替わる。
具体的なサービスとしては、Suicaをタッチするだけで居住地・年齢などに応じた交通助成割引を受けられるほか、地域独自のモビリティ(デマンド交通やシェアサイクルなど)を含めエリアを網羅したリアルタイム経路検索とシームレスな予約などを予定。
2026年秋から提供予定のコード決済サービス「teppay」との連携で、特定の地域で利用できる「地域限定バリュー」や「地域クーポン」も獲得できるという。
マイナンバーカードと連携しているため、給付金のオンライン申請、自治体からのお知らせや公共施設・医療機関の受付にも対応。
さらにSuicaの移動データを活用することで、避難所での入退管理による効率的な救援物資の配布や安否確認などの防災サービスなど、地域のDXを促進するとともに、公共ライドシェアや児童・生徒の塾や部活動、学童における送迎など、地域モビリティの実装支援を行ない、交通空白の解消に貢献するとしている。























