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レジェンドウォーカー、初の路面店を表参道に開業。日本発の機能性スーツケースを転がして・詰めて・試せる体験型ストアに行ってみた

2025年9月6日 開業
レジェンドウォーカーの旗艦店が表参道にオープン

 ティーアンドエスは、トラベルブランド「LEGEND WALKER(レジェンドウォーカー)」初の旗艦店を東京・表参道で9月6日に開業する。

「LEGEND WALKER OMOTESANDO Flagship Store」(東京都渋谷区神宮前4-14-20)は表参道駅から徒歩5分、表参道ヒルズ側からやや坂を上ったところにあった。営業時間は11時~20時(不定休)。

 店内は同社のラインアップが壁3面にびっしり並ぶほか、石畳やステンレス鋼板、ウッドデッキ材を並べて各種路面を再現、実際にスーツケースを転がして試せる「試走ゾーン」や、店内の展示品に荷物のサンプルを詰めて収納力を確認できる「パッキングゾーン」を設けている。

 LEGEND WALKERのスーツケースは、内蔵ベアリングとスプリングで走行性を高めつつ衝撃吸収性を確保した独自ホイールや、本体から取り外して丸洗いできる内装、USB Type-A/Cの2種類を並べた充電ポートなど、価格を抑えつつ機能性を充実させた製品が目立つが、店舗スタッフはこうした製品の機能を熟知したうえで、来店者のニーズに合わせて商品を提案するコンシェルジュ的な役割を担っているという。

「LEGEND WALKER OMOTESANDO Flagship Store」(東京都渋谷区神宮前4-14-20)
店内は縦に長い構造。入口付近は新作の展示や試走ゾーンになっている
内覧会では限定モデル「OMOTESANDO」を入口正面に展示していた
マグネット式のスーツケースベルトやコルク製のオーガナイザーなどトラベル用品も扱う
LEGEND WALKERのラインアップが整然と並ぶ店内奥のスペース
入口付近もう1つの展示は「ことりっぷ」コラボ
店内中央の大きなテーブルは実際に荷物を詰め込んで試せる「パッキングゾーン」
気になる展示品を広げて衣類ケースや液体物ポーチなどを収めて、どのくらい容量があるかを実感できる

 そんな機能性スーツケースの象徴的存在が、旗艦店の開業に合わせて登場した限定200台の「OMOTESANDO」で、表面からビスの見えないアルミフレーム構造に、印刷ではなく射出成形でブランドロゴを施した2色のハンドル、マグネットによる着脱式ノートPCスリーブ、ストッパーを搭載したクッション付きキャスターなど、同社の最新技術を詰め込んだモデルに仕上がっている。

 ブラックとシルバーの2色展開で、価格は5万5000円。サイズ(幅×奥行き×高さ)は34×24×47cm、重さは4.2kg、容量は約30L。機内持ち込みに対応する。数量限定のため、表参道の旗艦店と公式オンラインストアのみで取り扱う。

旗艦店の開業に合わせてリリースする限定モデル「OMOTESANDO」
アルミフレームにポリウレタンのボディを組み合わせた機内持ち込み対応モデル
13インチ対応のノートPCスリーブは本体正面にマグネットで固定できる。保安検査場で手早く取り出せる仕組み
中央から開いても自立する。左下のやや膨らんだポケットは、普段はガジェットや電源アダプターなどを入れる場所として、あるいはノートPCスリーブをスーツケース内に収納する際のスペースとしても使える
キャスターのストッパーは背面のスイッチで操作する。ロック/アンロックレバーが独立
かなり細かく位置を調整できるキャリーバー
ベアリングとスプリングを内蔵して、転がりやすさと衝撃吸収性を両立した双輪キャスター「MetroWalker」。背面のレバーでストッパーが機能する
ダイヤル式TSAロックと一体化したバックル。上下2つのバックルはともにダイヤルロックを兼ねている
展開状態。内装は全面ファスナーで閉じられるため、ここまで開いても内部を見られにくい
内装は取り外して丸洗いできる「Wachtec」仕様

 このほか、店内には逆転の発想で“薄型化”したスーツケースの「FIT」、ブルーとアイボリーのダスティカラーに表紙と同じ柄の内装生地を採用した「ことりっぷ」コラボモデル、3~8歳の子供(耐荷重30kg)が跨がって乗れるキッズキャリー「コロとも」、キャスターを着脱できるカラフルな布製キャリー、衣装ケースのように内部にハンガーを吊り下げられる、コスプレイヤーのニーズを汲んで作った「LAYER」、アルミボディにクッション付きキャスターを組み合わせた「BLADE Aluminum」などが集結しており、同社の主要製品を実際に触れて好きなだけ試すことができる。

個人的に非常に気になったのは、厚みを抑えたスーツケース「FIT」
エキスパンダブル機構で35Lまで拡張できるが、普段はこのとおりペッタンコ。サイズは33×15~25×47cm
フロントオープン仕様。クッション性のあるノートPC/タブレット入れはないので、別途スリーブと組み合わせるのがよさそう
昭文社ことりっぷとのコラボモデルは、ダスティカラーの外装に本誌の表紙と同じ柄を使った内装生地が特徴。USB充電ポートや濡れた傘をしまうフロントオープンのスペースなども。本体同色の折りたたみボストンバッグ、折りたたみ巾着、衣類圧縮ケースもラインアップ
30kgまでの子供を乗せて走行できるキッズキャリー「コロとも」。フットレストを展開してバギーのような形態にできる
バッグ部分は取り外し可能
キャリー部分を折りたためば、バッグとそれぞれ機内持ち込み可能なサイズになる
子供が横や後ろに倒れるのを防ぐフェンスバー、バッグ部と同じデザインのリュック付き