ニュース

推し活は痛バから“痛ス”へ? レジェンドウォーカーの秋の新作スーツケースを見てきた

2025年11月 実施
レジェンドウォーカーが秋の展示会を実施した

 トラベルブランド「LEGEND WALKER(レジェンドウォーカー)」を展開するティーアンドエスは、秋の展示会を表参道の旗艦店で実施した。

 本稿では、会場で触れた秋の新作4点を中心に紹介する。

見せると隠すを両立する推し活キャリー「OSHINO」

「OSHINO(オシノ)」は機内持ち込みサイズの34Lスーツケースで、価格は2万680円。12月中旬から順次販売する。

 イベントやコンサート会場などでの推し活において、あえて中身の見える透明なバッグに缶バッジやアクキー、ぬいぐるみを詰め込む「痛バ」はめずらしい光景ではなくなったが、それをスーツケースで実現したのが本製品。

 フロントアクセスパネルに本体同色の通常版と透明パネルの2タイプを同梱しており、遠征の道中では通常パネル、会場入りしたら透明パネルに付け換えて、その中身を周囲にアピールできる作りになっている。透明パネルのなかにグッズをディスプレイすれば、痛バならぬ「痛ス」として自分の推しを知らしめることができる。

 カラーは同社のXの投票で選ばれた8色(ブルー、イエロー、ブラック、パープル、オレンジ、ピンク、レッド、グリーン)だが、2026年1月には各色のフロントパネル(透明含む)とキャスターの単品販売を予定しており、一推しと二推しのイメージカラーを組み合わせたり、イベントのキービジュアルの配色に合わせたりと、さらに自由な発想で推し活を楽しめるようになる。

 普段使いは色でさりげない推しアピール、現場では透明パネルで積極的な推しアピールできる、ユニークな製品に仕上がっている。

全8色で展開する推し活キャリー「OSHINO(オシノ)」
投票で選ばれた人気ナンバーワン「ブルー」。本体同色のほか、写真のような透明パネルも同梱しており、シーンによって付け換えれば痛バ的に活動できる
フロントオープンに加えて、ファスナーで中央から半分に開くことも可能。左右の気室はカバーで飛び出しを防ぐ
企画者のアイディアが光る「ペンライトホルダー」(写真は折りたたみ傘を収納)。最近のちょっと太めのペンラも挿せる
伸縮式ハンドルのトップは引き出し式のスマホホルダーとコンビニフック付き
背面に展開式のドリンクホルダー、横置きの際に脚(台座)になる部分はフック、Dカンになっている
上面には、内部に収納したモバイルバッテリーから充電を行なうためのUSB Type-A/Cポートを備える
その内側にはモバイルバッテリーと接続するためのケーブルがある。こちらもUSB Type-A/C
双輪仕様のキャスター
うち2輪は足踏み式のストッパー付き
2026年1月には、8色+透明のフロントパネルと8色のキャスター(4輪セット)をオプションとして発売予定

ロングセラーモデルのアップデートも

NEXIS(ネクシス)

 定番モデル「5088」をリニューアルした「NEXIS(ネクシス)」は、衝撃に強いアルミフレームに軽量な3層ポリカーボネートボディを組み合わせたスーツケースで、約70LのMサイズ(3万1680円)と約90LのLサイズ(3万4980円)のラインアップ。カラーはブラック、グリーン、シャンパンゴールド、レッド。

 背面のスイッチでロック/アンロックを素早く切り換えられるキャスターストッパー、内装を取り外して丸洗いできる「Washtec(ウォッシュテック)」のほか、OSHINO同様にスマホホルダーとコンビニフック付きの伸縮式ハンドル、充電用のUSB Type-A/Cポートなど充実の装備を備えている。

大人っぽいデザインにフレームのシャンパンゴールドが目を引く「NEXIS(ネクシス)」
スマホホルダーとコンビニフックを内蔵するハンドルトップ
背面にはキャスターストッパーのスイッチ。伸縮式ハンドルを引き上げると充電ポートが露出する
内装は左右とも全周ファスナーで取り外して丸洗いできる仕様

VELIRO(ヴェリーロ)

 鏡面仕上げのボディにパールカラーを採用した「VELIRO(ヴェリーロ)」は、34~41L(1万9580円)、56~66L(2万2880円)、82~96L(2万6180円)の3モデル展開。

 転がしやすい大型のキャスターに足踏み式のストッパー、帰りの荷物が増えても対応できる容量拡張機能、コンビニフックにもなる台座など基本仕様が充実しつつ、最大容量モデルでも手頃な価格帯に設定している。

つやつやのボディが目立つ「VELIRO(ヴェリーロ)」。横倒しにした本体の上に、旅先で購入したグッズ・フードを乗せて撮る、といった使い方もできそう
内装は大きな撥水ポケット付き
右のカバーは取り外してフックに掛けられる。洗顔・入浴用の液体物などを入れたり、脱いだ下着を入れたり、といった使い方ができそう
足踏み式のストッパー付きキャスターはダンパー内蔵

SOFTARD(ソフタード)

 まったく前例がないわけではないが、ありそうでなかったハードキャリーとソフトキャリーのハイブリッドが「SOFTARD(ソフタード)」。

 スーツケースの主流はハードタイプだが、航空券や充電ケーブルなどちょっとした小物を出し入れする際、フロントアクセス対応モデルでもかなり大きくファスナーを引く必要があるため、機動力の点で不満を感じる局面は少なくない。

 ソフタードはそのフロント部分をソフトPU素材にすることで、本体正面に2段の収納を実現。すっと開いて出し入れできる小物入れとして活用できる。また、下段は撥水ポケットになっているので、折りたたみ傘などを入れるのにも適しているという。

 サイズは機内持ち込み対応の34~38Lで、価格は2万680円。

ハードキャリーとソフトキャリーのいいとこ取りをした「SOFTARD(ソフタード)」
フロントパネルは本体正面に取り付けた2段ポケットのほか、ファスナー全開で内部にもアクセスできる
クッション素材でPCやタブレットの収納にも対応する
中央から半分に開いた様子。容量拡張にも対応
足踏み式のストッパー付きキャスターを搭載する