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キャセイ、日比谷で夏祭りイベント。ネルソン・チン北東アジア総支配人「成田のラウンジは改装して2026年末にアップグレード」

2025年6月27日~29日 開催
キャセイパシフィック航空が夏イベントを開催

 キャセイパシフィック航空は、東京ミッドタウン日比谷の1階アトリウムで「キャセイ夏空まつり」を6月27日~29日に開催している。

 同社のブランド認知促進・会員拡大を狙うもので、ボーイング 777-300ER型機に導入した新しいビジネスクラス「アリア・スイート」のVR体験のほか、水風船釣りやおみくじ、旅先診断などのコンテンツを用意している。また、その場で会員登録するとオリジナルスイーツがもらえたり、会場内で撮影した写真をSNSに投稿することでノベルティがもらえるなどの特典も準備している。

 LCCの香港エクスプレスを含むキャセイグループは、6月中に世界100都市目の就航を実現しており、直近2年間で30都市、2025年中に新たに18都市へ旅客便を就航させている。日本についていえば、香港エクスプレスが仙台(2025年1月17日)、石垣(4月3日)、小松(4月24日)、下地島(6月27日)に立て続けに路線開設を行なっている。

 こうした近況について、キャセイパシフィック航空 北東アジア地区 総支配人 ネルソン・チン氏は「弊社は昨年、日本就航65周年の節目を迎えています。今年は大阪65周年、福岡60周年、札幌35周年を迎えます。現在、日本の6都市から毎日18便以上を香港へ運航しており、夏季スケジュールでは関空・中部・新千歳で増便も行なっています。

 今後7年間で1000億香港ドルの投資を行ない、新型機の導入、客室のアップグレード、機内Wi-Fiの拡充、デジタル関連の強化に努めます。8月以降、全機種全座席で機内Wi-Fiと個人用モニターを100%提供します。

 新ビジネスクラスのアリア・スイートを導入し、エコノミークラスとプレミアムエコノミーも刷新しました。欧米路線のボーイング 777-300ER型機に順次導入していきます。今後、2026年に日本を含む路線の一部機材にフルフラットベッドのビジネスクラスを、777-9型機受領後は待望のファーストクラスを導入予定です。

 香港国際空港のビジネスクラスラウンジ「ザ・ブリッジ」は5月27日にリニューアルが完了しており、2026年にはニューヨーク(ジョン・F・ケネディ国際空港)にラウンジを開設予定で、成田空港のラウンジもアップグレードを予定しています」と述べている。

 この成田のラウンジについては、「トップシークレットです(笑)」としつつ、「2026年にリノベーションを開始、2026年末には提供できる見込み。内部は非常にリラックスできる1000m2の空間になる予定で、プレミアムなサービスを行ないます」と補足した。

東京ミッドタウン日比谷の1階アトリウムでイベントを実施
イベントの開会式には一般社団法人日本旅行業協会 理事・事務局長 池畑孝治氏も臨席した