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スカンジナビア航空、2015年に導入を開始した新キャビン採用機を日本路線に初投入
（2015/11/13 15:27）
- 2015年11月13日 運航
スカンジナビア航空は11月13日、2015年1月より導入を進めている新しいキャビン（客室）へ更新したエアバス A340-300型機を、デンマーク・コペンハーゲン空港～成田国際空港線で初めて運航したことを発表した。
スカンジナビア航空では、2015年1月から長距離路線機材のキャビン更新を進めている。同社が保有する長距離路線用機材として、A330-300型機の4機はすべて新キャビンを導入済み。A340-300型機は8機を保有し、うち1機（登録記号：OY-KBA）が更新済みとなっている。日本路線初運航となったのは、この1機のA340-400型機で、11月12日コペンハーゲン発のSK983便、11月13日成田発のSK984便で運航。翌日以降の運航については未定。
コペンハーゲン～成田線で主に使われているA340-300型機の新キャビン採用機は、ビジネスクラスの「SAS Business」が40席、プレミアムエコノミーの「SAS Plus」が28席、エコノミークラスの「SAS Go」が179席の計247席を備える。
シートを含めたインテリアや機内エンターテイメントシステムを更新したほか、無線LAN（Wi-Fi）による機内インターネットサービスも提供。機内インターネットサービスは、SAS BusinessとSAS Plusの乗客、マイレージプログラムのEuroBonusのゴールドまたはダイヤモンドメンバーは無料で利用可能。SAS Goの乗客は15ユーロまたは19ドルで利用できる。
SAS Businessには、スウェーデンの老舗ベッドメーカー「Hastens（ヘステンス）」（aはトレマ付き）のシートを採用。スタッガード式で1-2-1配置の座席を全席通路側にレイアウト。シートの長さは196～202cmでフルフラット対応。シート幅は58～61cm。マッサージ機能も備える。タッチ対応の15.4インチモニターのほか、電源コンセントやUSBポートも備える。
SAS Businessは機内食も更新。メインコースの選択肢を従来よりも1品増やし、北欧らしいメニューを中心とした食事をコック姿のクルーが1品ずつ提供するほか、デンマークのビール「ミッケラー」がスカンジナビア航空向けに特別醸造したビールも提供。ビュッフェコーナーも置かれ、スナックやドリンクをセルフサービスで楽しめる。
SAS Plusは、2-3-2または2-4-2のレイアウトで、シートピッチは97cm（38インチ）。シートモニターのサイズは12インチで、各席に電源コンセントとUSBポートを備える。
SAS Goは、2-4-2のレイアウトでシートピッチは79～81cm（31～32インチ）。シートモニターのサイズは9インチで、各席にUSBポートや、2席あたり1個の電源コンセントを備える。
また、新キャビンをバーチャル体験できるGoogle Street Viewも公開している（http://live.inviewmap.com/embed/57a23f2547b94db3b1323573658ab868）。
