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香港ドラゴン航空、日帰り香港旅行も可能な羽田~香港線を3月30日就航

初便搭乗口には精巧なアートケーキを展示

2015年3月30日 就航

 香港ドラゴン航空は3月30日、羽田(東京)~香港線の定期便を就航した。同社にとって福岡、那覇(沖縄)に続く、3番目の日本路線就航となる。

 便名は、羽田発~香港着(01時45分発~05時30分着)がKA397便、香港発~羽田着(17時55分発~23時15分着)がKA396便。香港時間の3月29日に日本行きのKA396初便が運航され、3月30日未明の折り返し便が日本発のKA397初便となった。

 また、香港ドラゴン航空はキャセイパシフィック航空の姉妹航空会社であることから、羽田発~香港着便をCX5397便、香港発~羽田着便をCX5396便としてコードシェアしている。よってキャセイパシフィック航空のWebサイトからも同便を購入することができる。

 使用機材はA320で、ビジネスクラス8席、エコノミークラス150席の2クラス仕様。初便使用機材の登録記号は「B-HSP」だった。

 また、この便はキャセイパシフィック航空が5月9日~7月12日の週末に提供する弾丸ツアー「エコ得 スペシャル ウルトラ弾丸」の対象便となっており、1時45分に羽田を出発し、5時30分に香港に到着。香港で日中を楽しんだあと、17時55分に香港を出発し、23時15分に羽田に到着する“日帰りツアー”を2万1000円から購入できる。詳しくは同キャンペーンについてお伝えしたニュース記事を参照のこと(http://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/20150319_693543.html)。

 日本発の初便となった3月30日未明のKA397便の出発ゲートでは、飛行機とバッグをモチーフにした精巧なアートケーキが展示されたほか、乗客に軽食とドリンクがふるまわれるなど、祝賀ムードにあふれた演出がなされた。

 挨拶したキャセイパシフィック航空 日本支社長のクラレンス・タイ氏は「香港ドラゴン航空のネットワークに、新たに東京(羽田)が加わることは喜ばしいこと。姉妹航空会社のキャセイパシフィック航空が運航している羽田~香港線の週14便、羽田~成田線の週35便に加わるもので、東京と香港を結ぶフライトが一層便利になった」と路線開設の意義をアピール。

 また、「羽田または成田から4時間ほどで行ける香港は手軽に楽しめる旅行先。お客様のご都合で朝、夕方、深夜から出発時刻を選べる。香港ドラゴン航空のフライトが加わり、一層気軽に香港に来ていただけるようになった。文化やビジネス面でも香港と日本の交流が深まり、観光産業の発展につながることを祈っている」とコメントした。

 その後、初便を担当するジム・アシュビー機長と、インフライトサービスマネージャのジジ・リーさんへの花束贈呈や記念撮影が行なわれたあと、乗客の搭乗を開始した。

 ちなみに、香港から羽田空港への到着便は158席が満席となったが、香港行きは80数名の乗客だという。香港では、ちょうど7人制ラグビーの「香港セブンス2015」が開催されていたため、香港から日本への便は軒並み満席だったとのことだ。

空港の案内板に表示される1時45分発のKA397/CX5397
初便の搭乗ゲートとなった145番搭乗口
キャセイロゴとドラゴンロゴのぬいぐるみとクッキー
KA397を象った風船
飛行機とバッグのアートケーキ
エンジンと翼は発泡スチロールで、バッグの持ち手部分には針金が使われているそうだが、そのほかは全て食べられる。金属や皮の質感は本物と見紛うほど精巧
初便の乗客には軽食とドリンクがふるまわれた
初便搭乗者への記念品。メッセージカード、クッキー、ラゲッジタグのセット
挨拶するキャセイパシフィック航空 日本支社長のクラレンス・タイ氏
同便で乗務する機長とサービスマネージャへ花束が贈られたあと記念撮影
初便へ搭乗する乗客
初便で使用されたA320(B-HSP)

編集部:多和田新也