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パリ・ノートルダム大聖堂が一般公開を再開。1日の入場は最大4万人へ

火災から約5年

2024年12月8日(現地時間) 再開

ノートルダム大聖堂の一般公開が再開する © Guillaume Bardet

 フランス観光開発機構は、パリの「ノートルダム大聖堂」(6 Parvis Notre-Dame - Pl. Jean-Paul II, 75004 Paris)の一般公開が12月8日(現地時間)に再開することを発表した。

 大聖堂は1163年から14世紀半ばまで約2世紀にわたって建設されたゴシック建築。フランス革命の際に損傷したものの、建築家ウジェーヌ・ヴィオレ・ル・デュクにより19世紀に新たな尖塔を設けるなど大きな修復を施し、1991年から世界遺産に登録されている。

 2019年4月15日に850周年の修復作業中に火災が発生、尖塔、身廊、袖廊の屋根、屋根組に損傷を負っていた。

 このたび再び修復を終え、8日から公開を再開する。再開後は一度に2500人が入場できる体制になり、1日の収容人数は最大4万人。

 なお、12月7日には大統領立ち会いのもと式典が、8日も大統領立ち会いのもと初ミサと祭壇の奉献式を行なう。

火災直後のノートルダム大聖堂の様子(2019年6月撮影)
火災直後のノートルダム大聖堂の様子(2019年6月撮影)
火災直後のノートルダム大聖堂の様子(2019年6月撮影)