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GWに寄り道したい! SA/PAグルメのNo.1を決める「ハイウェイめし甲子園」、1位は常磐道 友部SA上りの「Ibaraki ~杜の詩 いゃ!どうも~」に

2024年4月18日 実施

「ハイウェイめし甲子園」の表彰式を実施

 ネクセリア東日本とNEXCO東日本は、管内の高速道路のSA/PAグルメNo.1を決める「ハイウェイめし甲子園」の表彰式を都内で実施した。

 総勢121品のなかから決勝戦を勝ち抜き見事グランプリに輝いたのは、総投票数1万6356票のうち2357票を獲得した茨城県代表・常磐道 友部SA(上り)の「Ibaraki ~杜の詩 いゃ!どうも~」だ。

「Ibaraki ~杜の詩 いゃ!どうも~」(1500円)。茨城県内各地から調達したハイレベルな食材のオンパレード。常陸牛、つくば鶏、つくば美豚を3本柱に、笠間舞茸やじねんじょ、奥久慈卵などを使用し、地元への思いがあふれたメニュー

 2位は宮城県代表で東北道 菅生PA(上り)の「SUGO!牛たんハンバーグ定食」、3位は千葉県代表で館山道 市原SA(下り)の「市原豚丼温玉のせ」が受賞した。

SUGO!牛たんハンバーグ定食」(1500円)。宮城名物の牛タンを使ったハンバーグで、添えられている牛タンは地元名物の仙台味噌煮込み。優しい味わいのずんだポタージュ付き
「市原豚丼温玉のせ」(1300円)。千葉県市原産のこしひかりに千葉県産の北総豚の肩ロースを豪快にトッピング。たれを付けながら七輪の炭で丁寧に焼き上げているのがウリ

 表彰式ではまず、道・県予選を勝ち上がって決勝戦に進出した13エリアのメニューが甲子園の入場行進のようにパネルで登場。1位~3位はそれぞれのシェフが大きな拍手に迎えられながら登壇した。

 3名のシェフには、ネクセリア東日本 代表取締役社長の大庭繁美氏から、表彰状と記念の盾が贈られた。

13品のメニュー名がアナウンスされ順番に入場
今度長野に帰省するときに食べようと思う
1位になった友部SAの菅沼総料理長が最後に入場
1位~3位の県代表シェフ
「GWはたくさんの方々に東日本エリアのSA/PAを楽しんでほしい」とネクセリア東日本株式会社 代表取締役社長 大庭繁美氏
3位 市原SA(下り)の松本慶介支配人
「豚丼はどこにでもありますが、炭火焼の調理法にこだわったのでいただけた賞だと思っている」
2位 菅生PA(上り)の和賀亮シェフ
「仙台の食材をふんだんに使っているので、宮城方面にお越しの際はぜひ立ち寄って」
1位 友部SA(上り)の菅沼眞二総料理長
「茨城県内の素晴らしい食材を使ったメニューなのでホッとしている。これからも茨城の魅力を発信していきたい」

アンバサダーを務めるフォーリンデブはっしーさんが登場

「会場にお越しのお肉好きの皆さん“こんにくは~”♪」とフォーリンデブはっしーさんが登場

 表彰式のあとは、本イベントのアンバサダーを務めるフォーリンデブはっしーさんが登壇し、ステージ上で1~3位入賞グルメを実食。メニューを運んできた担当シェフとともに、美味しさについての深堀りトークを繰り広げた。

はっしーさんは、SNSやメディアでのグルメ情報発信や、食企画プロデュースなどマルチに活躍するグルメエンターテイナー
「十勝のタレをベースにウチでアレンジで作っているので、ほかにはないタレです」と松本支配人
「うわ~!ビジュアルからしてスゴイ!どんぶりからはみ出るほどの豚肉!」と大喜び
「ハンバーグのソースは人気メニューの牛タンハヤシライスのソースをアレンジしています」と和賀シェフ
ハンバーグに添えられている厚切り牛タンの仙台味噌煮込みを持ち上げるはっしーさん
「笠間焼の窯元にわざわざ作ってもらったこだわりの器で提供しています」と菅沼総料理長
「いろいろな食材が小皿に盛られていて見た目からして楽しい! 牛、豚、鶏が食べ比べできるのがイイですね」

 はっしーさんは実食後「どれも地域色が出ていた3メニュー。SA/PAは地域に根ざしている場所なので、その土地の美味しいものを誰よりも知っているし、それを使う技がある。だからこそ現地まで行く意味があるのかなと感じました!」と総評を語った。

はっしー賞を発表した

 続いてはっしーさんは、3つの特別賞「はっしー賞」を発表。そのうちの一つ、「SNS打点王」には、ハイウェイめし甲子園で総合2位になった「SUGO!牛たんハンバーグ定食」が選ばれ、ダブル受賞となった。

 甲子園ということで野球にかけて名付けた3賞と選出理由を、はっしーさんは次のように発表した。

ホームラン王

・北陸道 米山SA(下り)「新潟うま辛丼」
サバサンドで有名な米山SA。そのサバフライと新潟のご当地グルメのたれカツ、舞茸の天ぷらの揚げ物3点を乗せたボリューム感が受賞理由。

最多安打王

・上信越道 横川SA(下り)「上州下仁田ねぎ味噌カツ丼」
群馬のご当地どんぶりソースカツ丼に、群馬ならではの下仁田ねぎを使ったねぎ味噌でアレンジしたユニークさ。月間1500杯も出ているという大ヒットメニュー。

SNS打点王

・東北道 菅生PA(上り)「SUGO!牛たんハンバーグ定食」
SNSで“これ食べたい!”という声が多く、SNSで打点を稼ぎまくった人気メニュー。牛タンを王道の焼きではなく煮込み料理になっていることも話題に。

 はっしーさんは最後に、「コロナ禍明け、ハイウェイめしを含めた旅グルメ自体が注目を浴びていて、料理自体もクオリティが上がっている印象。美味しさだけでなくユニークな調理法や見た目など、旅グルメ自体がエンタメ化している気がする。ハイウェイめしは今後ますます成長して、多くの人たちに愛されるポテンシャルがあるジャンルだと感じている」と語っていた。

 この日は試食会も実施されたので、上位3品を食べた個人的な感想をお伝えしたい。

 1位の「Ibaraki ~杜の詩 いゃ!どうも~」は、品数の多さで満足感が倍増するメニュー。牛、豚、鶏それぞれが乗ったごはんと、味変が楽しめる自然薯や奥奥久慈卵のトッピングが素晴らしい。味噌汁ではなく舞茸のスープという点、彩り鮮やかなサラダの盛り付けが和に寄り過ぎない感じでよかった。

常磐自動車道 友部SA(上り)の「Ibaraki ~杜の詩 いゃ!どうも~」

 2位の「SUGO!牛たんハンバーグ定食」は、これで1500円でいいの!?と心配になるくらい豪華な定食。焼きではなく煮込みのハンバーグはやわらかいので年輩の方にもウケるだろうし、仙台味噌で煮込んだ牛タンは添えられているというより主役級! そして優しいあじわいのずんだのポタージュスープが絶品だった。

菅生PA(上り)の「SUGO!牛たんハンバーグ定食」

 3位の「市原豚丼温玉のせ」は炭火焼の風味がしっかり感じられる贅沢で豪快などんぶり。温玉はもちろん、さりげなく彩りを添えていたグリーンピースの存在がいい感じだった。地理的にここが一番近いので、まずはGWに食べにいってみようかと思っている。1300円は安い!

市原SA(下り)の「市原豚丼温玉のせ」

GWのおでかけはSA/PAグルメで決める? 「ハイウェイめし甲子園」とは

「またこの場所で会いましょう!」とかたい握手をかわしたシェフたち

 NEXCO東日本管内のSA/PAで販売する、地域の魅力がつまった店舗自慢のハイウェイめし121品のなかから、みんなが食べたいNo.1ハイウェイめしを決める「ハイウェイめし甲子園」。東日本エリア全体で行なうコンテストは2019年以来5年ぶりとなった。

 道・県・予選は2024年1月9日~31日に開催し、SA/PA各店舗でエントリーメニューを食べた人から最も支持を集めたメニュー13品が道県代表メニューとして決勝戦に進出。

 決勝戦の投票期間は2月9日~3月10日に行なわれ、各道県代表メニュー13品のなかから、Webサイト・公式SNSによる一般投票でみんなが食べたい「No.1ハイウェイめし」が決定した。なお、エントリーメニューは本企画終了後も販売を継続していくという。

「ハイウェイめし甲子園」の特設サイトでは、全エントリーメニューを公開中だ。マップをクリックして、ほかにどんなハイウェイめしがエントリーしていたのがチェックしてみては? きっとGWのおでかけのヒントにもなるはずだ。

道・県予選を勝ち抜いた各道県代表メニュー13品