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2024年GW前半は高速道路のネモフィラ渋滞に注意。NEXCO東日本の渋滞予報士がピーク日・時間帯を解説
2024年4月25日 12:30
- 2024年4月24日 実施
NEXCO東日本は4月24日、令和6年度定例会見第1回を実施し、関東支社 八代目渋滞予報士の田中優太氏がゴールデンウィーク期間中(4月27日~5月7日)の渋滞予測について説明した。
渋滞回数は、上下両方面ともに後半4連休(5月3日~6日)が多く、各地で悪天候となった2023年の実績に対して10km以上30km未満が114回(+32回)に増加する見込み。
下り方面について、ピークとなる3日は早朝から昼過ぎまで渋滞が続くため、日程が変更可能な場合は2日の移動を推奨している。ただし東北道 上河内SA付近では22時~翌2時、関越道 高坂SA付近では20時~翌1時に渋滞が発生するため、夕方までに移動を済ませるのがよいという。
上り方面のピークは5日(こどもの日)で、昼ごろから夜まで渋滞が続き、関越道 高坂SA付近では最大40m、東北道 加須IC付近では最大30kmとなる予想。連休最終日(6日)は渋滞が比較的落ち着くとのこと。
どうしても移動日を変更できない場合は、混雑時間帯を避けて、下り方面は17時~23時、上り方面は6時~11時の利用をお勧めしている。
さらに田中氏は、GW特有の渋滞として、茨城県・国営ひたち海浜公園周辺の「ネモフィラ渋滞」と、東京湾アクアライン(下り)から首都高湾岸線まで延伸する「羽田空港のノロノロ渋滞」について言及した。
2023年はネモフィラの見ごろがGW前となっていたのに対し、2024年は開花がやや遅れ、前半3連休(4月27日~29日)に常磐道下りと北関東道西行きの友部JCT・北関東道分岐部分で渋滞が発生する見込み。混雑時は友部JCTを通過し、東海スマートICまたは日立南太田ICを利用するのがよいという。
アクアラインは、5月3日の5時~16時に最大19kmの渋滞となる予想。通常の3分の1以下とされる時速約6km/hのノロノロ運転が特徴で、湾岸線(西行き)大井JCTから空港中央出口までを通過するのに最大約3時間20分かかるおそれがある。東京方面から羽田空港へ向かう際は、羽田線 空港西出口の利用がお勧めとのこと。
最後に事故や渋滞を予防するテクニックとして、速度が変わっても標識や照明などを目印に数えられる「車間距離 2秒」(大型車などは3秒、空いているときは4秒)を紹介した。
各エリアの渋滞回避ポイントは、特設サイト「東日本公式渋滞予報士による渋滞予報ガイド」や「渋滞予報ガイド2024年GW版」(PDF)を確認いただきたい。