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世界最大の旅イベント・ツーリズムEXPOジャパン2024、東京ビッグサイトで9月26~29日の4日間。大阪・関西万博ブースは「ここへ来ればワクワクに変わる」

2024年4月11日 実施

ツーリズムEXPOジャパン2024の概要を説明

 JATA(日本旅行業協会)は4月11日、霞が関の本部で定例会見を実施し、「ツーリズムEXPOジャパン2024」について説明した。登壇者はツーリズムEXPOジャパン推進室 室長の早坂学氏とマネージャーの町田光朗氏。

 ツーリズムEXPOジャパンはJATA、日観振(日本観光振興協会)、JNTO(日本政府観光局)の3団体が共催する世界最大級の旅のイベント。日本各地・世界各国の観光局や旅行会社、航空会社、宿泊施設、関係業者などが集結し、それぞれのブースで最新情報を発信する。今年は再び会場を東京(国際展示場:東京ビッグサイト)へ移し、会期は9月26日~29日の4日間。前半2日は業界日で、後半2日を一般公開する。

 会期が大阪・関西万博の開幕半年前にあたることもあって、ツーリズムEXPOから万博の盛り上げにつなげることもテーマとして掲げており、2023年の特設ブース「大阪・関西未来ゾーン」を今回は「2025大阪・関西EXPOエリア」へ進化。早坂室長は「ネガティブな報道をされがちだが、『ここに来ればワクワクに変わる』ブースにしたい」と意欲を表明した。

 出展数は、1500の目標に対して現在7割程度とのことで、そのうち海外からの出展は現在35%程度だが、40%程度(約80か国)まで引き上げたいという。

 ツーリズムの発展・拡大に貢献した国内・海外の取り組みを表彰する「ジャパン・ツーリズム・アワード」は、例年EXPO会場内で表彰式を実施している。2023年度は「観光庁長官表彰」を統合したが、今年度は日観振主催の「産業観光まちづくり大賞」とも統合。産業観光の視点も取り入れ、新たに「経済産業大臣賞」を新設する。

 あわせて海外領域の募集を強化することを掲げており、これまでの出展者・観光団体に加えて、在日大使館へのアプローチも行なっていく。募集目標は150件で、担当の町田氏は強化を掲げる海外領域について、「全体の3分の1くらい(約50件)」と目標を示す。50件は前回実績の倍の数字にあたるため簡単ではないが、「アウトバウンドを強くしなければならないと感じている」とその意義を説明した。

ツーリズムEXPOジャパン推進室 室長 早坂学氏
ツーリズムEXPOジャパン推進室 マネージャー 町田光朗氏

 国内・海外・訪日領域において最も優れた企画旅行を表彰する「ツアーグランプリ2024」は、今回で30回目を迎える顕彰事業。

 選考対象は、2023年4月~2024年3月に催行した企画旅行(募集型・受注型)および訪日旅行で実施した企画で、前回と大きく異なるのは、これまで国内・訪日旅行部門と海外旅行部門と2つに分けていたが、今回は国内・海外・訪日をそれぞれ分離して部門を設定し、それぞれ表彰を行なう。

 募集期間は4月15日~5月15日で、旅行会社で構成するメンバーによる一次審査会を5月下旬、有識者による最終審査を6月中旬に実施して、表彰式は7月10日。

ツアーグランプリについて説明した一般社団法人日本旅行業協会 訪日旅行推進部 副部長 田村晴彦氏