ニュース

年頭訓示:西武ホールディングス 後藤高志会長

2024年1月4日

2024年は将来への持続的な成長を実現する重要な年
価値判断は「安全・安心」「お客さま目線」「きれいな利益」

株式会社西武ホールディングス
代表取締役会長兼CEO
後藤高志

 謹んで新年のご挨拶を申しあげます。

 まず、元日には石川県能登地方を震源とする大地震が発生し、また翌日2日には、羽田空港にて航空機が衝突するという大変な事故が発生しました。震災および事故により亡くなられた方々に対して、心からお悔やみを申しあげるとともに、被災者の方々に心からお見舞い申しあげます。

(1)レジリエンスとサステナビリティ

 レジリエンスとは、コロナ禍のようなパンデミック、経済金融危機などさまざまなクライシスに対して耐久力、耐性をつけるということである。当社グループはコロナ禍において経営改革を断行し、レジリエンスが高まったと確信している。一方でサステナビリティについては、レジリエンスをベースとして、将来に向けた持続的な成長を行うということである。2024年はスピード感を持って経営改革を断行した成果が着実に現れる年となる。今年5月に発表予定の新中長期戦略・次期経営計画(2024~2026年度)の中核となるのが不動産事業である。不動産回転型ビジネスへの着手、都心・リゾートにおける再開発を加速していく。また、当社グループの人財戦略も合わせて実行し、「はたらく人を、ほほえむ人へ。」に向けて、エンゲージメント向上とプロフェッショナル人財の育成もさらに進めていく。当社グループの各事業におけるプロジェクトにスピード感を持ってチャレンジすることが、将来に向けての持続的な成長、すなわちサステナビリティに繋がる。

(2)西武グループの価値判断「安全・安心」「お客さま目線」「きれいな利益」

 当社グループの価値判断は「安全・安心」が第一である。レジリエンスを高めるということは安全・安心を最優先するということから始まる。そして第二は、「常にお客さま目線で考え行動する」ということである。そして第三は、サステナビリティを確かなものにするために、「きれいな利益をしっかりと上げていく」ということである。「安全・安心」「お客さま目線」「きれいな利益」に着実に取り組み、レジリエンスとサステナビリティを確かなものしていく。

【お詫びと訂正】初出時、後藤氏の肩書きに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。