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箱根・芦ノ湖「箱根遊船 SORAKAZE(そらかぜ)」2月23日デビュー。天然芝デッキから四季の景色を望む

富士山や水引風モチーフ取り入れた“緑の公園”のようなデザイン

2024年2月23日 就航

箱根芦ノ湖の新船「箱根遊船 SORAKAZE(そらかぜ)」が2月23日デビュー

 富士急グループの箱根遊船は、2024年2月23日「富士山の日」に、新船「箱根遊船 SORAKAZE(そらかぜ)」の運航を開始する。

 運航ルートは、箱根関所跡港~元箱根港~箱根園港~箱根関所跡港(周遊航路約40分)。1日10便で、運航時間は9時20分~16時(季節・気象条件により変更の場合あり)。

 船のデザインは、JR西日本グループの高速船「SEA SPICA」や特急列車「WEST EXPRESS 銀河」を手掛けた川西康之氏によるもので、既存船「はこね丸」を大幅改装したもの。「箱根・芦ノ湖に浮かぶ緑の公園」をコンセプトとしている。

 船上から四季折々の箱根・芦ノ湖の景色を楽しめ、天然芝を敷き詰めた屋外デッキや天然のツタを這わせた船尾など、自然と調和した空間を設える。船体外側には「水引風オブジェ」をあしらい、和の装いに富士山、箱根神社の鳥居といったモチーフも取り入れている。

 また毎月13日は、九頭龍神社の月次祭にあわせて参拝船として運航予定。

 船内には、靴を脱いでくつろげるキッズスペースやハンギングチェア、ブランコ風ベンチなど、さまざまなタイプの席を用意。1階はバリアフリー化し、車いすスペースや多目的トイレを設置するなど、すべての乗客が快適に過ごせるよう工夫を施している。

 なお乗船料は決定次第、Webサイトで発表となる。

箱根遊船 SORAKAZE

全長: 27.5m
全幅: 11.6m
総トン数: 約265トン
速力: 11ノット(時速約20km)
定員: 550名

運航ルート