ご当地銘菓セレクション
箱根「湯もち」と「箱根YOSEGEATバウム」
2022年10月14日 11:00
「全国旅行支援」がいよいよスタートしました。割引プランや地域クーポン券を利用して、久しぶりにプチ贅沢な温泉旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。今回は、芦ノ湖や大涌谷などの景勝地とハイセンスな温泉宿が点在する神奈川県箱根町より、2つの銘菓をご紹介。お土産選びに迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。
ちもとの「湯もち」
箱根土産の定番として欠かせないのが「湯もち」。箱根町の湯滝通りに本店を構えて70年になる「御菓子司 ちもと」の看板商品で、神奈川県指定銘菓にも選ばれています。
国産もち米の白玉粉を練り上げたお餅のなかに、箱根を流れる早川の岩石をイメージしたという刻んだ本練羊羹を散りばめ、竹皮にやさしく包んでいます。お餅とはいえとてもやわらかく、その食感はまるでマシュマロのようにふわふわ。ほんのり柚子の香りが漂うのは、蜜柑類を特産とする地元ならではの特徴です。
ちもとでは人工的な材料を極力加えず、素材そのものの味を大切にしており、手作りにこだわっているそう。それゆえあまり日持ちはしないのでご注意を。箱根湯本駅前通りの店舗は和菓子カフェ「茶のちもと」が隣接しているので、ここでできたての湯もちを味わいながら一服するのもお勧めです。
箱根の市「箱根YOSEGEATバウム」
箱根旅行の玄関口となるのが、箱根登山鉄道「箱根湯本駅」。小田原駅~強羅駅のちょうど中間ほどに位置し、多くの路線バスも乗り入れる主要ターミナルです。
この駅構内にある大型土産店「箱根の市」で販売しているのが「箱根YOSEGEATバウム」。箱根の伝統工芸である“寄木細工”をモチーフにしたバウムクーヘンのお菓子です。小さくて食べやすいサイズ感ですが、生地を一層一層にていねいに焼き上げ一晩寝かしたあと、白と黒のチョコレートを4層に重ね仕上げており、できあがるまでに約2日もかかるとか。
箱根の寄木といえば、天然木の不揃いな色味を生かして幾何学模様を組み合わせる木工細工ですが、この食べる寄木(=ヨセギイート)も同じように手間ひまをかけ、緻密に作られていることが伺えます。ちなみに先ほど紹介した湯もちも、ここ箱根の市で販売されています。
箱根YOSEGEATバウム
内容量: 4個入り
価格: 650円
賞味期限: 90日間
販売場所: 箱根湯本駅「箱根の市」、道の駅 箱根峠など