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2023年のふるさと納税7大トレンドワードは「ホタテ」「旅行クーポン」「東京都」など

ふるさと納税ガイド発表

2023年12月11日 発表

ふるさと納税ガイド、2023年の7大トレンドワードを発表

 カリーグスが運営する「ふるさと納税ガイド」は、2023年のふるさと納税のトレンドが分かる7つのキーワードを発表した。

 選考基準は、2023年1月から2023年11月の間に計測された「ふるさと納税ガイド内 特集ページのPV数」「ふるさと納税ガイドで検索されたキーワードの回数」「ふるさと納税ガイドを経由した利用者の返礼品申し込み実績」の絶対数と上昇率となっている。

ふるさと納税ガイド「2023年のふるさと納税7大トレンドワード」

9月のかけ込み需要

6月に総務省が「ふるさと納税の次期指定に向けた見直し」が発表し、10月に返礼品に関連するルールが一部変更された。それにより、熟成肉などの返礼品が姿を消すことや、寄付金額の改定を予定する返礼品もあったことから、変更前の9月に寄付申込をする人が増えた。9月の「ふるさと納税ガイド」を経由した申込件数も、前年同月と比較して約499%と大幅に増加した。

9月の申込件数が前年同月と比較して大幅に増加

あとからセレクト

年末の寄付額調整にも役立つ「あとからセレクト」の申込が増加している。寄付額1000円から申込が可能で、有効期限はギフトコードの発行日から1年間と、ゆっくり返礼品を選ぶことができる。

ホタテ

福島第1原子力発電所の処理水放出をめぐる中国の禁輸措置の影響もあり、ホタテの返礼品の相対的なお得度が増している。生産者を応援したいという需要もあり、12月10日の返礼品人気ランキングでもBEST3にホタテが2つ入っている。

旅行クーポン

旅行代金の支払いに当てられる「旅行クーポン」の返礼品への注目が高まっている。「さまざまな返礼品を選ぶのが大変」という人のなかには、限度額全額分を旅行クーポンの申し込みに使うケースも多いという。

東京都の返礼品が拡充

今年は都内の自治体がふるさと納税の寄付申込を増やすべく、返礼品のラインナップを拡充する動きが多く見られた。新宿区が10月に初めて返礼品を導入し、世田谷区が貴重な美術品を追加するなどして話題となった。

ワンストップ特例制度をオンラインで

マイナンバーカードとスマホを持っている人は「ワンストップ特例制度」をオンライン申請できるサービスが便利だと話題になっている。それにあわせて、オンライン申請できるサービスの対応自治体も増加している。

各ポータルサイトのポイント還元

各ポータルサイトは利用者から選ばれるために、ポイント還元などの特典を用意している。12月は、最大30%以上のポイント還元があるサイトが4つもある。