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ディズニーリゾートラインが値上げ。大人260円が300円へ。新運賃は2024年3月を予定

2024年3月 実施

舞浜リゾートラインが国土交通省関東運輸局に旅客運賃の上限変更の認可申請を行なった

 東京ディズニーリゾートで「ディズニーリゾートライン」を運行する舞浜リゾートラインは、国土交通省関東運輸局に旅客運賃の上限変更の認可申請を11月2日に行なった。

 乗車運賃の変更は2024年3月を予定しており、価格は大人が現行260円から300円へとなる。また通勤定期券は現行1か月7850円から9000円に。通学定期は現行4750円から5400円となる予定。

「ディズニーリゾートライン」は、2001年7月27日に、東京ディズニーシーへの来園者輸送を主とし、東京ディズニーリゾート内での移動の円滑化のために開業。

 2001年の開業以来運行していた車両を2018年から2022年にかけて更新。さらに車運行管理システムや信号設備、ホームドアの更新、エレベーターの増設、交通系ICカードシステムの維持など総額で140億円規模の投資をしてきた。

 またイベントに合わせたラッピング車両に記念乗車券発行をはじめ積極的なプロモーションを展開。同時に、照明のLED化や運行ダイヤの効率化など経営合理化にも努めてきたという。今回の申請は消費税率引き上げに伴う運賃改定を除き、2007年4月以来16年ぶりのこととなる。

 なお、今後既存設備の償却費や維持管理費に加え、安全対策基準に適合する駅舎の大規模修繕、ならびに変電所設備や出改札システム更新への投資を控えており、さらに人件費の増加なども考慮し、今回の旅客運賃上限変更の認可申請に至った。