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商船三井クルーズ、全室スイートの客船「MITSUI OCEAN FUJI」発表。16か国24の港、14の世界遺産を巡る世界一周を2025年4月から
2023年10月12日 15:53
- 2023年10月12日 発表
商船三井と商船三井クルーズは10月12日、新しいクルーズブランド「MITSUI OCEAN CRUISES(三井オーシャンクルーズ)」を発表した。同時に新船についても明らかにしており、第1弾の船名は「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」で、2024年12月に投入、2025年から世界一周旅行を開始する。
同社は海運不況時でも黒字を維持できるポートフォリオの構築と、それに伴う安定事業のクルーズ強化を掲げており、新船の第1弾を2024年12月に、第2弾・第3弾は2027年以降の投入を予定している。
クルーズ事業はコロナ禍を経て急速な回復期に入っており、クルーズ利用者数はもとより、客船の寄港数も伸張している。2023年の寄港数は1826(日本船社566、外国船社1260)の見込みで、これは2019年の6割程度に当たるという。
第1弾の新船「MITSUI OCEAN FUJI」は全客室をスイートに設定し、「ガーデンスイート」(2室)、「シグネチャースイート」(2室)、「ラグジュアリースイート」(5室)、「ペントハウスSPAスイート」(4室)、「ペントハウススイート」(23室)、「ベランダスイート」(167室)、「オーシャンビュースイート」(26室)の7タイプを用意する(計229室)。客室面積は最大85m2、9割がベランダ付きの最大33m2、部屋によってはジェット付きのバスルームを設けている。また、全室スイートということからパーソナルバトラー・アテンダントを設定し、細やかな配慮とサービスが体験できるという。
当初はお披露目の意味も兼ねて2~3泊のクルーズを中心に運航し、インバウンドに人気の寄港地の旬を楽しめる1週間程度のクルーズを実施、その後、2025年には世界一周クルーズの運航を開始する。
2025年4月12日に出発する100日間のクルーズは、16か国24の寄港地、14の世界遺産を巡る旅になるという。