KDDIとWi2、山小屋Wi-Fiを白馬村で先行提供。衛星通信サービスStarlinkで

白馬村八方池山荘

　KDDIとワイヤ・アンド・ワイヤレス（Wi2）は、ヤマップと協力し、電波が届きにくい山小屋の通信環境改善を目的に、衛星通信サービス「Starlink」を活用した「山小屋Wi-Fi」の提供を開始する。これに先立ち、白馬村振興公社が運営する八方池山荘（長野県北安曇郡白馬村北城1-4487）で同サービスを5月29日から先行提供し、今後使用可能な山小屋を順次拡大していく。

　Starlinkをバックホール回線として活用したWi-Fiサービスで、KDDIとWi2が共同で提供する。光ファイバー回線の敷設が不要のため、これまで通信環境の整備が困難だった山小屋でも安定した通信が可能になる。これによって利用者は山小屋でも安否連絡や気象情報の確認、SNSへの投稿などが可能になるとしている。また、山小屋のオーナーはキャッシュレス決済の導入や宿泊予約、防災情報や自然災害の情報収集など、デジタル活用による業務効率化が可能になるという。

サービスのイメージ

　auを利用している場合は、SSID「Entry」に接続後、設定情報（プロファイル）をダウンロード・インストールしSSID「0001au」に接続することで無料で利用できる。そうでない場合は利用料が780円/24時間かかり、SSID「Entry」に接続後に画面に従ってクレジットカードでの決済後、同じく設定情報をダウンロード・インストールしてSSID「yamagoya_Wi2」に接続することで利用できる。

auを利用している場合の利用方法

auを利用していない場合の利用方法