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IHG×森トラスト、ホテルインディゴ長崎グラバーストリートを2024年冬開業。コンセプトに和華蘭文化取り入れ

2023年5月24日 発表

IHGと森トラストが「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」を開業する

 IHGホテルズ&リゾーツと森トラストは5月24日、パートナーシップ契約を締結、「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」(長崎県長崎市南山手町12-17)を2024年冬に開業すると発表した。

 西日本初となるホテルインディゴブランドは、開業済みの箱根強羅、軽井沢、犬山有楽苑、2023年9月開業予定の東京渋谷に続く国内5軒目に当たる。

 会見で登壇した森トラスト 代表取締役社長の伊達美和子氏は、計画地の長崎について、近年の出島メッセ長崎、西九州新幹線の開業など観光・ビジネスで注目を集めるエリアであり、所在地の南山手町は長崎港を臨む高台に位置するほか、幕末~明治の外国人居留地として異国情緒の残る一帯であること、さらに、かつてイギリス商人のたちの邸宅があった重要文化財の旧グラバー住宅や、国宝の大浦天主堂が徒歩圏内という好立地であることを説明した。

 客室数は約70室で、施設規模は地上3階・地下1階。日本の和、中国の華、オランダの蘭の個性が混ざった長崎特有の「和華蘭(わからん)文化」をコンセプトに、客室にもこうした要素を取り入れるとしているが、現時点では平均面積や客室タイプなどについては公開していない。

 また伊達氏は、現地でこの20~30年に新しいホテルの開業が少なかった点を指摘、今後Z世代の取り込みなどで新規ホテルの果たす役割の大きさを強調した。

森トラスト株式会社 代表取締役社長 伊達美和子氏

 IHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター兼IHG・ANA・ホテルズグループジャパン CEOのアビジェイ・サンディリア氏は、ホテルインディゴのブランド展開について説明を行なった。IHGでは本ブランドをライフスタイル・ブティックホテルと位置付けており、各店舗は「ネイバーフッドストーリー」を掲げてデザインしているという。

 今回のメインテーマは長崎の和華蘭文化に根ざした「時空を旅する和華蘭ラビリンス」で、幕末~明治の当時を彷彿とさせる設えによって、ゲストが高揚感を得られるような演出を行なうという。

IHGホテルズ&リゾーツ 日本&マイクロネシア マネージングディレクター兼IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社 CEO アビジェイ・サンディリア氏
ホテルインディゴ長崎グラバーストリートの外観イメージ
客室イメージ
周辺図