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Airbnb、キッチン付きの宿で簡単に作れる朝食レシピ「幸せの食べるスープ」公開

一つ星シェフ鳥羽周作氏が開発

2022年12月5日 発表

幸せの食べるスープ

 Airbnb Japanは、キッチン付きの宿泊施設で簡単に作れる朝食レシピ「幸せの食べるスープ」を公開した。

 今度の年末年始は、3年ぶりに極端な行動制限無しに旅行ができそうな状況となっているが、キッチン付きの宿泊施設も予約できるAirbnbならではの企画として、宿泊するゲスト自身で簡単に調理し、おいしく食べられる朝食のアイデアの開発を一つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ 鳥羽周作氏に依頼。そして、できあがったのが同レシピとなる。

 広報部長の松尾崇氏は、同社の社名は「Air bed and Breakfast」の略であることを紹介しつつ、コロナ禍において旅行者の意識が変化していきていると指摘。従来は、知っている場所に休み合わせて訪れるパターンが多く、人気の都市に特定の時期に訪れることが一般化していたが、まず何をしたいのかを考え、やりたいことができるタイミングに自分の休みをあわせるスタイルが新しい旅のトレンドになってきているという。

 そうしたニーズに応えられるように、同社では今年5月から日付や場所を入れずに宿泊施設を検索できる機能をサイトに追加。「洗練されたデザイン」「歴史ある建物」「田園地帯」など、施設での体験価値を表わしたカテゴリーごとにオススメの宿泊施設を提案している。

 いわゆる民泊をベースにしているAirbnbでは、キッチン付きの宿泊施設が多数紹介されており、そうした施設で朝食を作ることも体験の1つとして楽しんでもらいたいという思いが込められているとのこと。

「幸せの食べるスープ」を作る鳥羽周作氏

 鳥羽氏によれば、「レシピは(自由にアレンジできる)余白が大事。道の駅などでよく販売されている地域の食材を、知らないけど入れてみると、きっとおいしくなる。スープは何を入れてもおいしいので、きりたんぽ、さつまいも、地鶏などを入れるのもオススメ。野菜を切る面倒臭さもあるが、そのやった感がいい」と語る。

 材料として重要になりそうなのは、トマトジュース(野菜ジュースでも可)とコンソメキューブ。あとは小さく刻んだ野菜とベーコンなどの肉類を炒めて煮込むだけだ。基本的にはどこのスーパーでも入手できそうなものを組み合わせているが、鳥羽氏は「俺はタバスコを入れたりするとか、自由にアレンジや会話を楽しんで欲しい」としている。

「幸せの食べるスープ」のレシピ