ニュース

秋のUSJは3年ぶりのハロウィーン完全版。強刺激系の怖グロ&カワイイで見どころだらけのパークに行ってみた!

2022年9月8日~11月6日 開催

USJ期間限定のハロウィーン企画「NO LIMIT! ハロウィーン」

 USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は、9月8日から期間限定のハロウィーンイベント「NO LIMIT! ハロウィーン」を開催しています。USJにとって毎年恒例の人気イベントですが、2020年と2021年は新型コロナの影響により規模を縮小していたので、完全な形での開催は3年ぶりとなります。

 パークエントランスではハロウィーンの仮装で来場者を迎えるマイメロディ&クロミやミニオンのグリーティングなど、子供から大人まで楽しめるかわいいイベントが盛りだくさん。一方で刺激が強いため年齢などの制限のあるアトラクションは史上最大級のスケールで開催されるストリート・ゾンビをはじめ、多くのアトラクションがスケールアップしての完全復活です。かわいく楽しいイベントも、恐怖と刺激に満ちたイベントも久々にフルパッケージで楽しめる「NO LIMIT! ハロウィーン」は11月6日までの開催。期間中は限定のフードメニューやオリジナルグッズなども用意され、パーク全体がハロウィーン一色に染まる特別な2か月間となります。

ミニオン・モンスターズもハロウィーン仮装で登場

 この開催に先立ち公開されたアトラクションなどの一部をご紹介します。まずは、パークエントランスで会えるマイメロディ&クロミ。もう説明不要ですね。どんな仮装をしようが、幽霊のようなポーズをとろうがカワイイものはカワイイ。この時期にしか会えないハロウィーン仮装の特別感がたまりません。また、特別なハロウィーンの仮装をしていてもどうしてもユーモラスになってしまうのがミニオン。この時期ならではの特別な仲間とのグリーティングを楽しめます。

マイメロディ&クロミのハッピー・ハロウィーン・グリーティング
ミニオン・モンスターズ・グリーティング
ユニバーサル・ワンダーランド・ハロウィーン・ダンス・ア・ロング(ハロー・キティゾーン)
ユニバーサル・ワンダーランド・ハロウィーン・ダンス・ア・ロング(スヌーピーゾーン)
ユニバーサル・ワンダーランド・ハロウィーン・ダンス・ア・ロング(セサミストリートゾーン)

 一方で、刺激強めのホラーアトラクションのなかでも終日楽しめるのは「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」「ユニバーサル・モンスターズ ~レジェンド・オブ・フィアー~」「カルト・オブ・チャッキー ~チャッキーの狂気病棟~」、ホラーシアターの「シャーロック・ホームズ 呪われた薔薇の剣~」の4つ。

「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」は過激な内容ながら、仲間とゾンビやクリーチャーに立ち向かいバイオハザードの世界観を体験するアトラクションで緊張感はもちろん、ゴールする達成感など両方楽しめます。さらに過激な内容なのが「カルト・オブ・チャッキー ~チャッキーの狂気病棟~」。病院を舞台とした殺人劇に巻き込まれるこのアトラクションは正直言ってエグすぎ。子供には見せたくないし、大人でも苦手な人は多いのでは?と思える過激さで夢に出てきてしまいそうです。ところが、体験した報道関係者のなかでもとりわけ女性陣はキャーキャー大騒ぎしながらも終了後メチャクチャ楽しそう。とにかく他所では味わえない強刺激系アトラクションであることには間違いなさそうです。

ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男ら名作の豪華な世界を進むユニバーサル・モンスターズ ~レジェンド・オブ・フィアー~
バイオハザード・ザ・エクストリーム+
過激過ぎるので[R12]指定。年齢問わずグロテスクな表現が苦手な人もやめた方がよさそうです
ホラーシアター「シャーロック・ホームズ 呪われた薔薇の剣~」
夜の風景もアメリカのシアターっぽい雰囲気

 そんな恐怖のアトラクションを昼間から堪能しながら過ごすUSJは、夜になると始まる「ハロウィーン・ホラー・ナイト」でさらにヒートアップします。夜のストリートに過去最多のゾンビが出没する「ストリート・ゾンビ」は、プロジェクションマッピングの演出も加わり怖いながらも美しいプログラムです。そして、ハミクマ率いる不気味なサーカス団やゾンビたちと一緒にラタタ・ダンスを踊る「ゾンビ・デ・ダンス」でフィナーレを迎えます。

 このハミクマ、目は飛び出し内臓ははみ出した奇怪なクマのキャラクターながら、ここまでくるとかわいらしくも見えてくるから不思議なものです。ステージ上でのジャグリングショーや奇怪な柔軟ダンス、建物にはプロジェクションマッピング&スモークの会場でステージと来場者が一斉に踊りまくる一体感は最高のひととき。めちゃくちゃハイテンションになれそうです。なお、こちらには年齢制限こそないものの未就学児や小学生は大人の同伴が必要です。

ストリート・ゾンビ
ゾンビ・デ・ダンス
ハロウィーン・ホラー・ナイトの支配者“ハミクマ”
サーカス団のジャグリングショーや朽ち果てたゾンビによる奇怪な軟体ダンスはパフォーマンスはもちろん、ステージ衣装のディテールもスゴイ

「NO LIMIT! ハロウィーン」の期間中は、レストランやショップでも期間限定メニューやグッズが数多く用意されているので、こちらでもハロウィーン気分が楽しめます。ちなみにパーク内のレストランは、店内のキッチンでイチから調理される本格的なもので、実は食に関してUSJはかなりのこだわりがあるとのことです。

 今回昼食に選んだフィネガンズ・バー&グリルの「バイオハザードプレート」。バイオハザードの舞台ラクーンシティでの非常食をイメージしたという料理も一品一品がかなり本格的かつ個性的なもので、そのこだわりに納得の味でした。またパーク内の至るところにある屋台風の飲食店があり、料理も本格的でボリュームがありますので食べ過ぎには注意が必要です。しかも、USJにはお酒を飲めるレストランもあるのがポイントです。また、完全期間限定のハロウィーン用オリジナルグッズも充実していて、その数は100点以上あり、ショップで眺めているだけでもハロウィーン気分を満喫できます。

バイオハザードプレート(フィネガンズ・バー&グリル)
期間限定オリジナルドリンク ハウンドウルフ~クリス・レッドフィールドが率いる精鋭部隊(左)、リッカー~t-ウィルスの突然異変~、ともにアルコール、ノンアルコールが選べる(フィネガンズ・バー&グリル)
バロネス~チーズケーキ&ポートワインジュレ~/バロン~モンブラン&ナッツムース(ビバリーヒルズ・ブーランジェリー)
オリジナルカップがかわいいドラキュラ・グリーンカレーとドラキュラ・バターチキンカレーは一見軽食のようで実はかなりのボリューム(NO LIMIT! マーケット)
フランケン・ホットドッグ/ウルフマンの遠吠えグレープソーダ(NO LIMIT! マーケット)
オレンジツートンのホッドドッグ販売車がアメリカンな雰囲気(NO LIMIT! マーケット)
完全期間限定のオリジナルグッズの数は100を超える

 かわいいキャラクターがハロウィーンの仮装でかわいさアップ。怖いアトラクションはやり過ぎなくらいの恐怖×エグさ。夜はパーク内のみんなでダンス。これでもか、というくらいの特別感満載でした。

 いろいろあり過ぎて何からみたらいいのか迷っちゃう人にはパーク内を専任ガイドが案内し特別なサービスもあるという「R.I.Pツアー」も用意されています。ガイドさんとともに効率よく満喫するもよし、食べて、飲んで、遊んで、見て、怖がって、踊って、自分たちだけの楽しみの形を謳歌するもよし。秋のUSJはハロウィーン一色に染まっていました。

専任ガイドがパーク内を案内する「R.I.Pツアー」
食べて、遊んで、恐怖して、踊って1日を満喫するUSJはこのアメリカンなロケーションも魅力。期間限定のハロウィーン企画「NO LIMIT! ハロウィーン」は11月6日まで開催