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「九段会館テラス」10月1日開業。歴史建造とIoTが融合したシェアオフィス/オーガニック食堂/クリニックなど併設

登録有形文化財「旧九段会館」の保存・復原プロジェクト

2022年10月1日 開業

「九段会館テラス」が10月1日に開業する

 東急不動産と鹿島建設は、登録有形文化財「旧九段会館」の保存・復原プロジェクトとして進めてきた複合施設「九段会館テラス(KUDAN-KAIKAN TERRACE)」(東京都千代田区九段南1-6-5)を、10月1日に開業すると発表した。

「九段会館テラス」の外観(保存部分)
創建当時から用いられる大理石を活用したレトロモダンな「玄関ホール」
天井高7mの「プラザ」は保存部分と新築部分の外壁をモチーフにした内装

 北の丸公園のお濠に面する同施設のコンセプトは「水辺に咲くレトロモダン」。地下3階地上17階からなる建物に、IoTなどの最新テクノロジーを活用した会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート九段下」や貸会議室、栄養面に配慮した「九段食堂 KUDAN-SHOKUDO for the Public Good」などを兼ね備える。

 そのほか内科・皮膚科・歯科・耳鼻科・薬局が集まるクリニックモールや、健康家具を配した緑あふれる屋上庭園なども開設し、オフィスワーカーの健康をサポートする。

応接室などに使われていた部屋を90年前の雰囲気そのままに「ゲストルーム 雅・葵」として改装
九段食堂では全国の農家から直送のオーガニック食材を中心に作る定食やサラダを提供
保存部分屋上にはワーカー専用の庭園とラウンジを整備。緑あふれる空間でリフレッシュできる
通院時間をなかなか確保できなオフィスワーカーの健康を支える「クリニックモール」も開設

 また開業に先立つ9月中旬には近隣の保育園児を招き、施設北側の正面玄関前の「九段ひろば」にて植栽イベントを開催予定。オフィスワーカーや近隣住民に親しまれる憩いの場を目指し花々を彩る。

「九段会館テラス」フロアガイド