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常夏の楽園、ハワイアンズのグランピング施設「マウナヴィレッジ」がリニューアル。お洒落なテントやBBQディナーで、上質アウトドアを堪能できました
パークの最新ウォータースライダーにも挑戦
2022年7月12日 12:40
- 2022年7月1日 リニューアル
スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市常磐藤原町蕨平50)が運営するグランピング施設「マウナヴィレッジ」に宿泊してきました。2021年に誕生した人気施設ですが、テントを新たに13張増設するなどして7月1日にリニューアルオープンしたばかり。実は私にとって人生初のグランピングにして、初のハワイアンズでもあったこの機会。「水遊び」と「山遊び」をたっぷり楽しんでまいりました。
まずアクセスですが、東京方面からは常磐自動車道を北上すること約2時間、いわき湯本ICを降りてすぐ。マウナヴィレッジは「スパリゾートハワイアンズ・ゴルフコース」(福島県いわき市渡辺町上釜戸字橋の上216)内にあるので、ハワイアンズではなくゴルフ場を目指します。チェックイン手続きも、ゴルフコースのクラブハウスフロントで行ないます。
ロケーションに感動! 滞在期間中の「ハワイアンズ入場券付き」って、めちゃくちゃオトク
ハワイの言葉で“山”を意味する「マウナ」。水遊びを楽しむスパリゾートハワイアンズとは対照的に、「ハワイの山で過ごしているかのような上質なアウトドア体験を」、というのがマウナヴィレッジのコンセプトです。
近くに民家などはなく、ぐるりと見渡しても人工物が目に入らない。見えるのは山の稜線だけという、素晴らしいロケーションにまず驚きました。あとでご紹介しますが、夜はさらに特別感が増して俗世間から切り離されたような“Village感”がステキでした。
客室のテントを新たに13張拡張し、既存のものと合わせて計21棟になったマウナヴィレッジ。種類も6名定員の「ロータスベルテント」やアスレチック設備が付いた「ASOBIテント」など計5種類に(うちキャビンタイプも)増設。内装にはハワイアンテイストの雑貨やファブリックが使われていて、南国気分を盛り上げてくれます。
今回私が泊まったのは既存エリアにあるグランテントの1つ。傾斜を見下ろす丘の上部にあって、眺めがとてもよかったです。このグランテントは新規エリアに6つ増え、計11張が設けられています。
何度も言いますが“人生初のグランピング”だったので、高級感あふれるおしゃれなノルディスク製テントにまず感激。そしてなかに入るとエアコン付きで涼しいことに感動。タオルも用意されているし、ポットでコーヒーや紅茶を淹れられるし、ミネラルウォーターの入った冷蔵庫があって、外には専用の水道や焚き火コーナーも。さらにはWi-Fiまで完備されていて、至れり尽くせりですわね〜!グランピングって。あ、1番大事なことを忘れていました。こんな自然いっぱいの環境で、寝心地のいいベッドで寝られることも大きな魅力です。
気になるお値段ですが、これまたちょっとビックリなのです。1泊2食付きが基本料金のマウナビレッジですが、例えば私が利用したグランテントの場合は1人2万1450円〜となっています。そしてこの料金にはなんと「スパリゾートハワイアンズの日帰り入場券2日分」が付いているのです。ハワイアンズの入場料は大人3570円なので、約7000円分が含まれていることに。さらにハワイアンズ~マウナビレッジ間の1往復分のタクシーチケットも! せっかく来たんだからハワイアンズにもぜひ寄っていってくださいね、ということなのでしょう。
マウナビレッジの公式サイトでは「アクティブ派」と「のんびり派」に分けてオススメの過ご方を提案しています。アクティブ派は、このハワイアンズ入場券を目一杯活用できるので、ざっくりご紹介しますね。
まず10時にハワイアンズに到着し、たっぷり遊んでから16時30分にマウナビレッジにチェックイン。17時からBBQディナーを堪能したあとは、タクシーチケットを利用して再びハワイアンズへ。スパやフラダンスのショーを楽しんでから、マウナビレッジに帰着。デッキの焚き火で癒やされたあと就寝。
2日目は、朝食を食べてから10時のチェックアウトまでのんびりと。その後、ハワイアンズに移動して存分に遊んで帰るという流れ。グランピングにプール、温泉、フラダンスショー、そしてショッピングにグルメ……。盛りだくさんの思い出ができちゃいそうです。
夜になりました。グランピングBBQでディナーです
マウナビレッジの夕食はグランピングBBQです。オードブル、ポットサラダ、福島産ミートの盛り合わせ、ご飯(焼きおにぎり)、スープなど一式が入った保冷BOXが各テントに配られます。野菜などはあらかじめ切ってあるのでグリルに並べて焼くだけ。特に美味しかったのは福島牛ランプ肉と川俣軍鶏モモ肉、骨付き燻製ソーセージのお肉シリーズです。福島県産のこだわり食材というのがわかりましたよ。
ポットに入った新鮮な地元産野菜には数種類のドレッシング付き。BBQソースも2つくらいありました。飲み物は「ヴィレッジハウス」でビールやワイン、シャンパン、スパークリングワインなどのアルコール類のほか、各種ソフトドリンクを買うことができます。食べ物の持ち込みはできませんが、1部屋あたり別途2200円を払えば飲み物は持ち込みOKとのこと。
今の時期は、夕食を食べ終えて優雅にワイングラスなんぞを傾けていると、空は静かなトワイライトタイムに。テントやガゼボのオレンジ色の灯りが青い空に映えて、それはそれは美しい光景です。マウナビレッジに泊まったらぜひこの美しい時間を見逃さないで!
なおマウナヴィレッジでは、22時以降はテント内でゆっくり過ごしてくださいねという「静寂タイム」になります。安全のため22時30分には閉門するそうなので、夕食後ハワイアンズのお風呂やショーに出かけた場合は、戻る時間に気を付けましょう。
朝です、グランピングブレックファーストです
普段家ではダラダラといつまでも寝ている私ゆきぴゅーですが、グランピングではシャキっと5時30分に目が冷めました。テントの外に出ると鳥のさえずりがあちこちから聞こえて、緑を抜ける気持ちのよい風。あ〜、なんて贅沢な“山じかん”でありましょうか。テラスの椅子に座ってしばらくボーッと景色を眺めていました。
朝食は7時から。各自ヴィレッジハウスに保冷BOXを取りに行きます。野菜サラダ、卵サラダ、パン、スープ、フルーツ、飲むヨーグルトなど、ボリューム満点で美味しい朝食でした。
新設されたアクティビティや設備をご紹介
今回の拡張リニューアルでは、天然芝のグラススライダーやブランコ、焚き火が楽しめるファイヤープレイスが新しく設置されました。グラススライダーの全長は約25m。無料で貸出しているソリに乗って、子供はもちろん大人も楽しめますよ。
ほかにもバドミントンやボールなどのアイテムを無料で貸出しているほか、モルック体験(500円/組)、ふわふわスモア作り(1500円/組)、森のコーヒー焙煎(1000円〜/組)などさまざまなアクティビティが用意されています。
また、これまでシャワーはゴルフ場のクラブハウス内にある大浴場を利用していましたが、グランピング利用者専用のトイレ・シャワー棟も新設されました。女性用のパウダーコーナーもあります。
お部屋タイプいろいろ
それでは利用したグランテント以外の4種類のテントをご紹介しましょう。まずはグループやファミリーがゆったり過ごせる「ロータスベルテント」。定員6名とビッグサイズで、玉ねぎのような可愛い形が特徴です。
続いて元気いっぱいのお子さん連れにぴったりの「ASOBIテント」には、こども用ボルタリングウォールと滑り台が併設されています。「ヒルズテント」は敷地内の丘の中腹にあって、こちらも2張のみの限定。内装はほかのテントと同じくハワイアンテイストになっています。
最後は、丘を見下ろす1番高所に位置する「ウッドキャビン」。新設ではなく既存の施設で、このキャビンタイプだけが室内にトイレ・シャワーが付いています。全部で3棟あり、大人1名あたり2万6250円〜と最も高い料金設定となっています。
宿泊者専用の無料送迎バス「ハワイアンズエクスプレス」を使えば、お得に楽々アクセスできちゃう!
今回知ってびっくりしたことの1つが、スパリゾートハワイアンズには宿泊者専用の無料送迎バスがあるということです。東京/新宿/横浜/さいたま/西船橋/松戸/千葉から「ハワイアンズエクスプレス」を毎日運行しています。
マウナヴィレッジには直行しませんが、スパリゾートハワイアンズ~マウナヴィレッジ間には(本数は多くはないですが)無料シャトルバスもあるし、前述したようにグランピング利用者には1往復分のタクシーチケットも付いています。クルマがなくても本格的なグランピングが楽しめるというのも、マウナヴィレッジの大きな魅力だなと感じました。
山遊びの次は水遊び♪ スパリゾートハワイアンズにも行ってみた!
マウナヴィレッジをチェックアウトしたあとは、もちろんスパリゾートハワイアンズに行ってきました。初訪問の「スパリゾートハワイアンズ」、感想を一言で表わすと「もっと早く来ればよかった!」です。
水着で楽しむウォーターパークあり、裸で楽しむ江戸情緒たっぷりの大露天風呂あり、バラエティに富んだスパ施設あり。そのほかフラダンスのショーや飲食施設なども豊富にラインアップ。マウナヴィレッジ以外にも宿泊施設は4つありますし、楽しくないわけがありません。
そんなスパリゾートハワイアンズの顔といえば、全天候型ドームの「ウォーターパーク」。そこにあるウォータースライダー3種は2022年、「ハワイの自然と神話」をテーマに続々とリニューアルしています。
今回私は、高低差と長さ日本一を誇るボティスライダー「ビッグアロハ」を体験してきました。これはビル10階に相当する高さからスタートして水の流れるチューブのなかを滑走するというもの。チューブ内はグルグルやレインボーなどの視覚効果があって異空間。「いつ! いつ終わるんですの〜、これはっ!」と、まったく先が予測できない超スリリングな約40秒間でした(結構長い)。
そして、気が付いたらバッシャーンとプールのなかに落ちていました。その瞬間、天地がわからなくなるほどプチパニックになるという衝撃的な着水。でも思い出すとなぜか笑えてきて、もう一度また滑りたいと思ってしまうから不思議。絶叫系が好きな方は、この「ビッグアロハ」超オススメです。