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長野県の北アルプス乗鞍岳に山小屋「冷泉小屋」が復活。創業は1931年

2022年7月1日~10月 営業期間

長野県の北アルプス乗鞍岳に山小屋「冷泉小屋」がリニューアルオープンする

 REISENは、中部山岳国立公園内にそびえる3026mの乗鞍岳の中腹2100mに「冷泉小屋」(長野県松本市安曇4308)をオープンする。営業期間は7月1日~10月末の週末で、宿泊受付は7月22日から。

 創業は1931年で、2006年以降はクローズしていた。今回、「登人も登らない人も楽しめる場所」をコンセプトに、観光や宿泊、本格的な登山・サイクリング、ワーケーションにも対応するベースキャンプとしてリニューアルする。

 冷泉小屋のバス停は、一般路線バス「乗鞍エコーライン」の始点と終点である乗鞍観光センターと乗鞍山頂を結ぶシャトルバスのほぼ中央に位置する。バスに乗るだけで小屋前に到着するため、登山なしの観光目的で訪れることもできる。

 改装にあたり、古い小屋のよさを活かしつつアップデートした。天井を取り除いて建築当初の梁を表に出すことで空間を確保したほか、窓を大きくすることで、ご来光や朝焼け、麓を見下ろす日中のパノラマ、夕焼け、星空を楽しめるようになっている。

 宿泊施設は個室が中心。消灯時間がなく、食事やお酒、星空を楽しむことも可能となっている。小屋横には、自然の硫黄泉が湧き出ており、それを利用したお風呂も設けた。

 サイクリストの急なトラブルに対応できるよう、リペア機材も設置。自転車用ラックも備え、休憩にも利用できる。