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ヒノキ花粉飛散ピークは西日本が来週、東日本は4月下旬

ウェザーニューズ、第五回花粉飛散傾向

2022年4月12日 発表

ウェザーニューズは「第五回花粉飛散傾向」を発表した

 ウェザーニューズは、3月31日までのスギ・ヒノキ花粉の飛散状況と最新見解をまとめた「第五回花粉飛散傾向」を発表した。毎日の飛散状況や飛散予報は、スマホアプリ「ウェザーニュース」やWebサイト「花粉Ch.」から確認できる。

 現在、九州~東北の広い範囲で花粉が飛散している。東北ではスギ花粉が飛散のピークになっており、西日本や東海、関東ではスギ花粉の飛散ピークを過ぎてヒノキ花粉を中心に飛散している。九州では、ヒノキ花粉のピークも超えつつある。北海道のシラカバ花粉は、まだ飛散が始まっていない。なお、北陸や東北南部では一部でヒノキ花粉が飛散しているが、ヒノキ花粉はスギ花粉に比べてもともと少ない傾向にある。

 今後、西日本での花粉の飛散量は徐々に減少し、1週間から10日程度で飛散のピークを越えるとみられている。東日本や東北でも、4月下旬にはほとんどの地域で飛散のピークを越える予想。

西日本は来週、東日本や東北は4月下旬に花粉ピーク越え

 これから花粉のピークを迎える北海道では、高温傾向の影響により、4月中旬には道南や道央からシラカバ花粉が飛び始める予想。飛散ピークは道南や道央で4月下旬から5月上旬、道北や道東で5月上旬から中旬で、ゴールデンウィークと飛散のピークが重なる可能性がある。5月下旬になると、だんだんと飛散量は少なくなる。

 今シーズンの花粉飛散の特徴は、2月の寒さの影響で飛散開始が遅くなったことと、2月下旬から3月上旬の昇温による反動で花粉の飛散が一気に進んだこと。平年に比べて飛散開始、本格飛散開始ともに5日から10日ほど遅く、飛散開始が早かった2021年と比べると10日から20日ほど遅くなった地域も多くなった。

 ウェザーニューズ独自の花粉観測器「ポールンロボ」による観測では、3月末までの全国の花粉飛散量は、2021年の6割程度となっている。

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