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外務省、106か国の感染症危険レベルをレベル2へ引き下げ。ツアー商品造成の弾みに

2022年4月1日 発表

外務省が「感染症危険情報レベル」を引き下げ

 外務省は4月1日、各国・地域の「感染症危険情報レベル」の引き下げを行なった。対象はアジア・大洋州地域(16か国)、北米(2か国)、中南米(27か国)、欧州(43か国)、中東・アフリカ(18か国)の計106か国。

 感染症危険情報とは、海外への渡航・滞在に際し、新型コロナウイルスなど感染症の危険度が高い国・地域を外務省が指定するもので、レベル1~4の段階がある。新型コロナの流行を受けて、ほとんどの国・地域がレベル3の「渡航は止めてください(渡航中止勧告)」に設定されていたが、全世界的にレベル2の「不要不急の渡航はやめてください」への引き下げが進んだ。

 これを受けた現状の区分は以下のとおりだが、北米大陸ではアメリカ・カナダ、欧州ではフランス・スペイン・ドイツ・イギリスなど日本人の人気渡航先が多く引き下げられている一方、中東・アフリカを中心にレベル3に据え置かれた国・地域も少なくない。

 また、この引き下げを受けて、旅行会社では募集型の企画旅行の造成を進められるため、水際措置の緩和と合わせて、GWや夏休みのツアー商品が順次発売されていくとみられる。

レベル3「渡航は止めてください」(レベル継続)

中南米

グアテマラ、グレナダ、ジャマイカ、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシア、ハイチ

欧州

アルメニア、ウクライナ、エストニア、キルギス、スロバキア、ブルガリア、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドバ、ロシア

中東・アフリカ

アフガニスタン、イラク、パレスチナ、レバノン、アルジェリア、アンゴラ、エジプト、エスワティニ、エチオピア、ガーナ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コートジボワール、コモロ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、赤道ギニア、セネガル、ソマリア、中央アフリカ、ナイジェリア、ナミビア、マダガスカル、マラウイ、南アフリカ、南スーダン、モーリタニア、リビア、リベリア、レソト

レベル2「不要不急の渡航はやめてください」(レベル引下げ)

アジア・大洋州地域

インド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、ブータン、ミャンマー、マレーシア、モルディブ、モンゴル、フィジー

北米

米国、カナダ

中南米

アルゼンチン、アンティグア・バーブーダ、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、キューバ、コスタリカ、コロンビア、スリナム、セントクリストファー・ネービス、チリ、ドミニカ国、ドミニカ共和国、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、パナマ、バハマ、パラグアイ、バルバドス、ブラジル、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ

欧州

アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アルバニア、アンドラ、イタリア、ウズベキスタン、英国、オーストリア、オランダ、カザフスタン、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、クロアチア、コソボ、サンマリノ、ジョージア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、モナコ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク

中東・アフリカ

アラブ首長国連邦、イスラエル、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、ヨルダン、カーボベルデ、セーシェル、チュニジア、ボツワナ、モザンビーク、モーリシャス、モロッコ、ルワンダ

レベル2「不要不急の渡航はやめてください」(レベル継続)

アジア・大洋州

韓国、北朝鮮、シンガポール、台湾、中国、ブルネイ、ベトナム、香港、マカオ、ラオス、豪州、キリバス、クック諸島、サモア、ソロモン諸島、ツバル、トンガ、ナウル、ニウエ、ニュージーランド、バヌアツ、パプアニューギニア、パラオ、マーシャル、ミクロネシア

欧州

トルクメニスタン

中東・アフリカ

イエメン、シリア、ウガンダ、エリトリア、タンザニア、チャド、トーゴ、西サハラ、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、ベナン、マリ