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東京都、宿泊療養施設で駅弁や機内食提供。小池知事「食事は重要。工夫しながら感染止めたい」

2022年1月14日 実施

東京都知事の小池百合子氏が会見した

 東京都知事の小池百合子氏は1月14日、会見を開いてオミクロン株の拡大が広がる新型コロナウイルスへの対応について説明した。

 感染後の宿泊療養施設について、日常と違う・単調になりがちといった不満の声が上がっていることを受けて、週1回の頻度で特色ある食事を提供する。直近では16日にJR東日本の協力を得て、「深川めし」「炭火焼き牛たん弁当」「鯛めし」など1000食の駅弁を提供する。今後はJALの協力で機内食の提供も予定しているという。小池氏は「食事は重要なアイテム。いろいろ工夫しながら感染症をみんなで止めていきたい」と協力を呼びかけた。

 また、直近の都内の感染者急増に対しては、3回目のワクチン接種を加速することを対応する。新宿区、千代田区、立川市に大規模接種会場を設置、まずは警察・消防職員、つづいてエッセンシャルワーカーへ順次拡大していく。さらに、ワクションアプリには本日から特典を追加したとのこと。

 小池氏は会見中、繰り返し「感染は止める、社会は止めない」としたうえで、13日のモニタリング会議を受けて、病床使用率20%の段階で「まん延防止等重点措置」の適用、50%の段階で「緊急事態宣言」の発出を国に申請することを検討するという立場を改めて説明した。

宿泊療養施設で「特色ある食事」を提供
大規模接種会場で3回目のワクチン接種を加速
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